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大切なペットの「ニンゲン」を置いて外出なんて… 飼い主が直面する“お留守番”と“預け先”問題【書評】

  • 2026.7.14

【漫画】本編を読む

大切なペットがいると、外出ひとつにも悩んでしまう。大切な我が子を一緒に連れていくべきか、家で留守番させるべきか、それとも誰かに預けるべきか。どれが正解かは、その子の性格や体調、行き先によっても変わってくるだろう。

『続!ニンゲンの飼い方』(ぴえ太/KADOKAWA)は、異世界に迷い込んだニンゲンと、そのニンゲンを飼うことにした異形の飼い主が、戸惑いながらも少しずつ関係を深めていく異色のコミック。奇抜な設定の中に、ペットと暮らす人なら覚えのある迷いが丁寧に織り込まれている。

ニンゲンのヨーキチを飼う異形の飼い主は、ニンゲンを飼う者が集まる「ニンゲン交流会」に参加するかどうか悩んでいる。参加したい気持ちはあるものの、会場までは遠く、か弱いニンゲンをどう連れていくかが大きな問題だ。そこで飼い主は、ニンゲンと同じくらい小さな魔獣(?)を飼っている友人に相談する。やはりペットを飼っていると、外出は大変。ペットとの移動は悩むものらしい。しかも、交流会の開催地は往復で1日ほどかかる場所。ニンゲンは慣れさせればお留守番できるらしいが、飼い主としては不安だ。

「正直言って私の方がヨーキチから離れるのが不安なんです…」。そんな言葉を口にする飼い主に、共感せずにはいられない。交流会に行きたい気持ちよりも、ニンゲンの不安や優先的に考えるその姿は、愛するペットのことを一番に思う私たちの姿と重なる。あれこれ思い悩む異形の飼い主に、いつの間にか心を寄せてしまう作品だ。

文=アサトーミナミ

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