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「よその喧嘩に口だすな!」深夜2時まで共用廊下で続いた隣人の口論→止めようとしたら逆ギレされた

  • 2026.7.18

深夜2時の共用廊下

数年前まで暮らしていたマンションでの出来事です。

当時40代だった私を、たびたび悩ませる隣人がいました。

その部屋にはカップルが同居していて、酒に酔うとよく言い争いを始めるのです。はじめは部屋の中の声でしたが、その夜はいつもと様子が違いました。

深夜2時近く、二人はとうとう共用廊下にまで出てきて、大声で怒鳴り合いを始めたのです。

壁越しどころではない声量に、私はすっかり目を覚ましてしまいました。

ほとんどの住人が寝静まっている時間帯です。さすがに一言だけ注意しようと玄関を開けると、男性のほうがこちらをにらんで言い放ちました。

「よその喧嘩に口だすな!」

少しも悪びれない態度に、これ以上関わってこじれても厄介だと感じ、私はいったんドアを閉めました。10分もすれば収まるだろうと、待つことにしたのです。

ところが、30分経っても怒鳴り声はやみません。それどころか、二人の言い争いはますます激しくなるばかりでした。

管理人のたった一声

このままでは眠れないどころか、ほかの住人も迷惑しているはずです。私は意を決して、住み込みの管理人さんに連絡を入れることにしました。

ほどなくして、寝間着の上に上着を羽織った管理人さんが、階段を上がってきました。

長くこのマンションを任されている、白髪の穏やかな男性でした。

管理人さんは怒鳴り合う二人の前に立つと、声を荒らげるでもなく、静かに、しかしよく通る声で告げました。

「ここは、皆さんの住まいですよ」

たった、それだけの一言でした。

けれど酔って気の立っていた二人は、ばつが悪そうに顔を見合わせ、ぴたりと口をつぐんだのです。

先ほどまでの威勢はどこへやら、男性は小さく頭を下げ、二人はそそくさと自分の部屋へ戻っていきました。

あれほど響いていた怒声が、嘘のように消えていました。

後日、あの二人はわざわざ菓子折りを持って、私の部屋まで謝りに来ました。酔っていたとはいえ本当にすみませんでした、と決まり悪そうに頭を下げる姿に、根は悪くないのだと少し見直したものです。

それからというもの、深夜に騒ぐことは一度もなくなりました。数カ月後、二人は静かに引っ越していき、マンションには本来の穏やかな夜が戻ってきました。

あのとき自分だけで抱え込まず、間に立ってくれる人を頼ってよかったと思います。当事者同士でぶつかれば角が立つことも、第三者のたった一声であっけなく収まる。集合住宅での付き合い方を学んだ夜でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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