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「もういい!レジ待てないから」カゴを置き去りにして帰った客。10分後、再度来店した客に告げた店員の一言

  • 2026.8.8
「もういい!レジ待てないから」カゴを置き去りにして帰った客。10分後、再度来店した客に告げた店員の一言

夕方のレジに伸びた長い列

仕事帰りに立ち寄ったスーパーは、夕方の買い物客で混み合っていました。

普段は二台動いているレジのうち、一台が機械の不具合で止まっていたようです。

若い店員が復旧作業に追われ、会計できるのはベテランらしい女性店員が立つ一台だけでした。

私も総菜と牛乳をかごに入れ、十人ほど並んでいる列の最後尾につきました。

女性店員は手際よく商品を読み取っていましたが、買い物かごいっぱいの商品を持つ客が多く、列はなかなか短くなりません。

「まだかかるの?」

私の少し前にいた女性が、何度も時計を確認しながら声を上げました。

「お待たせして申し訳ございません。ただいま応援を呼んでおります」

店員は会計の手を止めず、落ち着いた声で答えます。

しかし、女性は大きなため息をつくと、商品が入ったかごを通路へ置きました。

「もういい!レジ待てないから」

そう言い捨て、そのまま出口へ向かってしまったのです。

かごの中には、肉や牛乳、冷凍食品まで入っていました。

女性店員は慌てて追いかけることも、腹を立てることもありませんでした。

目の前の客の会計を終えると、放置されたかごを通路の脇へ移し、応援を頼みます。

「お客様がお帰りになったかごがあります。冷蔵品と冷凍品からお願いします」

すぐに別の店員が駆けつけ、商品を種類ごとに分けて売り場へ戻し始めました。

続いてもう一台のレジも再開し、長かった列が二つに分かれます。

列が短くなってから戻ってきた女性

それから十分ほど経ち、私の順番が近づいたころでした。

先ほど帰ったはずの女性が、再び店内へ入ってきたのです。

女性は短くなった列を見回すと、レジの前まで歩いてきました。

「さっき置いたかご、まだあるでしょ。やっぱり買うから会計して」

まるで自分の順番が残っているかのような言い方でした。

ところが、ベテラン店員は表情を変えません。

「申し訳ございません。お帰りになったため、商品はすでに売り場へ戻しております」

「えっ、取っておいてくれなかったの?」

「冷蔵品や冷凍品も入っていましたので、置いたままにはできません。お求めの場合は、恐れ入りますが、もう一度商品をお選びいただき、最後尾へお並びください」

店員はきっぱりと伝えましたが、声を荒らげることはありませんでした。

女性は売り場と列の最後尾を交互に見たあと、何も言わずに店を出ていきました。

その姿を見ても、店員は余計なことを口にせず、すぐに次の客へ声をかけます。

「大変お待たせしました。次の方、どうぞ」

混雑に腹を立てる気持ちは分かります。それでも、商品を置き去りにして帰れば、店員がそのまま取り置いてくれるわけではありません。

放置された商品を素早く片づけ、戻ってきた女性にも決まりを淡々と伝える。感情的にならずに場を収めた店員の対応に、経験の差を感じた夜でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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