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「高い化粧品じゃなくていい」天野佳代子さん・69歳が語る、60歳から肌が上向くスキンケアのやり方とは?

  • 2026.7.16

「高い化粧品じゃなくていい」天野佳代子さん・69歳が語る、60歳から肌が上向くスキンケアのやり方とは?

「がむしゃらな若さ」を感じさせない自然体で、キレイを更新する天野佳代子さん。「もちろん私にもありましたよ」と語る“60歳の壁”に対し、どう気持ちを切り替え、今この美肌にたどり着いているのでしょうか。美容に対するスピリットを伺いました。

Profile

天野佳代子さん

あまの・かよこ●1957年、東京生まれ。音楽ライター、ファッション誌の美容ライター、美容専門誌の編集者・編集長を経て、美容ジャーナリストとして独立。書籍の出版、YouTubeチャンネル「天野佳代子の大人美容」での発信、TV出演、講演会など、60代に入ってから一層活躍の場が拡大。

60 歳。衝撃を受けてもキレイの可能性は続く

美容ジャーナリストとして活躍する天野佳代子さん。60代でスタートした公式YouTubeチャンネルの登録者数は現在、20万人を超えている。

「自分の人生がこんなふうに展開していくとは想定外でした。ただ言えるのは、年齢を重ねても効果を感じる美容法があること。化粧品が大好きで、あれこれ試すには顔が足りないほど美容と向き合ってきた私が、それをお伝えすることで皆さまのお役に立てることに喜びを感じています」

そう語る天野さん。支持の背景にあるのは40年にわたる膨大な知見、自身の体験に基づいたリアリティのある美容法、企画の楽しさ、丁寧さ、わかりやすさ。思考や生き方にも共感が集まる。新刊『60歳の「キレイの壁」をのりこえる』にもエッセイを添えた。

「60歳。私自身も衝撃的な数字でした。両親が60になったときも信じられなかったけれど、自分がそこに到達するとは。実際、上書きされるお疲れ顔を見て、人はこうやって老けていくのか、もう下るだけかと落ち込んだりもしました。それでも化粧品好きは変わらず、化粧品の力を信じて自分と向き合ってきました。60歳からでも遅くない、やりようがあると確信しています。本には、そのやりようを詰め込みました。まずは正しいスキンケアで肌質を改善する、そして自分に合ったメイクで、幸せ顔になる。憂うのではなく自分で自分をご機嫌にしながら、キレイを楽しむ。これが60歳からの美容です」

肌質アップ。「それには化粧品の使い方がとても重要」と話す天野さん。

「たとえば化粧水。決して高い化粧品を使う必要はなく、ドラッグストアのものでもいいんです。まずはチビチビ使うのではなく、少し分量を増やしてみましょう。多くの人は化粧品を使う量が規定量より少ないそうです。私自身がそうだったのですが、量を意識したら肌の調子が一気に改善しました。また、塗るときには手をお椀形にして、丁寧に顔を包むようにしてつけてみてください。化粧品はなじませることを意識して使っていくと、実力が上がります。そうすると、本当に肌って変わるんですよ」

スキンケアもメイクも 60 代に合ったやり方で

「私もやってみよう」「やってみたい」。そう思わせてくれる天野さんのひと言ひと言。69歳という年齢にも元気づけられる。

「60代もオーラスに突入です。表に出るようになって“奇跡の69歳”という冠をつけてご紹介いただくことがありますが、もちろんシミもシワもあります。でも、いくつになっても肌質を上げていくことはできると確信しています」

美肌を育成するのに年齢は関係ないと天野さん。そして、「メイクもまだまだ楽しんでほしい」と言います。

「今の60代は80年代のメイクが濃かった時代を謳歌した世代。メイクの楽しさを十分知っているはずです。『当時のワクワク感を思い出して』と言いたいですね。正しいお手入れをすればキメが整い、潤い、潤えばハリも出ます。肌質が良くなれば気分が上がり、メイクもしたくなりますし、メイクでキレイになればどこかへ行きたくなり、誰かに会いたくもなる。そんな連鎖が生まれたら、もう面倒くささより楽しさが勝ります」

著書の中で天野さんが提案するのは、今の自分を好きと思える“老けないメイク”。

「ファンデーションはごく少量で肌と一体化させることを意識し、口紅は若々しく見える塗り方で。アイシャドウは色ではなくツヤをのせる。そうすると素敵な自分に出会えます。キレイの壁はそれほど高くないことにも気づいていただけるのではないでしょうか。40代、50代は家族や仕事優先で自分を後回しにすることも多かったと思いますが、しがらみから解放され、自分を磨くことを優先できるのが60代です。思考を切り替え、どうぞ自分中心で」

撮影/佐山裕子(主婦の友社) ヘア&メイク/広瀬あつこ スタイリング/カドワキジュン子

ワンピース5万2800円、ネックレス1万3200円、ブレスレット1万5400円/以上レキップ(☎03-6861-7698)

※この記事は「ゆうゆう」2026年夏号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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