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カミラ王妃の“ブローチ愛”がわかる、豪華コレクション傑作選

  • 2026.7.16

長年にわたり驚くほど一貫しているカミラ王妃のスタイルには、確かなことがひとつあります――それは、テーマ性のあるブローチを着用することが大好きであるということ。バレリーナに会うときのバレリーナ形ブローチであれ、競馬の祭典に出席するときの蹄鉄形ブローチであれ、カミラ王妃はかなり意図的にブローチを選んでいるといえるでしょう。

王妃は2023年、英『ヴォーグ』にこう語っています。「私は長い間厳しい目で見られてきましたから、その環境に耐える方法を見つけるしかありません。いつも見られて、批判されるのが好きな人なんていません」「しかし結局のところ、私はこれを乗り越えてうまくやっていくのだと思います。人生をやり遂げないと」

ここでは、7月17日のカミラ王妃の誕生日を記念して、膨大なコレクションのなかから王妃が披露してきたBESTブローチをご紹介します。

From TOWN&COUNTRY

Chris Jackson / Getty Images

カリナンV・ダイヤモンド・ブローチ

毎年6月恒例の競馬の祭典、ロイヤルアスコットといえば、カミラ王妃のブローチコレクションの一部を連日目撃できる機会でもあります。

2026年のイベント初日、王妃は、史上最大のダイヤモンドの原石「カリナン・ダイヤモンド」から作られたジュエリーのひとつ、18.8カラットの「カリナンV・ダイヤモンド・ブローチ」をつけて現れました。エリザベス女王も数十年にわたり愛用していたものです。

Chris Jackson / Getty Images

ウィリアムソン・ピンクダイヤモンド・ブローチ

カナダの地質学者ジョン・ウィリアムソンが発見した「ウィリアムソン・ピンクダイヤモンド」をあしらったこのブローチは、エリザベス女王の結婚祝いとして贈られました。制作したのは「カルティエ」です。

女王は特別な機会や公務の際にしばしばこれをつけて登場していましたが、現在は義理の娘であるカミラ王妃の胸元を飾っています。たとえば、2024年に天皇皇后両陛下が国賓としてイギリスを訪問した際などにも、王妃はこれをつけていました。

2026年6月、ロイヤルアスコットにて撮影。

Samir Hussein / Getty Images

グレナディア・ガーズ・ブローチ

イングランドの近衛歩兵第1連隊「グレナディア・ガーズ」の記章と同じデザインのこのブローチも、エリザベス女王から受け継いだもの。1942年4月16日の誕生日にグレナディア・ガーズの名誉大佐に任命されると同時に、誕生祝いとしてこのブローチを贈られました。

ダークネイビーのエナメルで楕円形を縁取るようガーターが描かれ、ダイヤモンドがセットされた王家の紋章と王冠も確認できます。よく見ると、ガーター部分にはイギリスの最高勲章である「ガーター勲章」に記されているガーター騎士団のモットー「HONI SOIT QUI MAL Y PENSE(悪意を抱く者に災いあれ)」が刻まれているのもわかります。

2026年6月、トゥルーピング・ザ・カラーにて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ダイヤモンド・パーム・リーフ・ブローチ

エリザベス女王の母、クイーン・マザー(エリザベス皇太后)が1938年に「カルティエ」に制作を依頼したこのブローチは、ヤシの葉をかたどったプラチナに203個のダイヤモンドをセットしたアーティスティックな逸品。別名「ペイズリー・ブローチ」とも呼ばれています。

クイーン・マザー亡きあとはエリザベス女王に受け継がれ、長く愛されていました。

2026年3月、コモンウェルス・デーの礼拝にて撮影。

WPA Pool / Getty Images

ダイヤモンド・シスル・ブローチ

もともとメアリー王妃(エリザベス女王の祖母)が所有し、エリザベス女王に受け継がれたこのダイヤモンドのブローチを、カミラ王妃はスコットランドでの公務の際にたびたび着用しています。

アザミ(シスル)はスコットランドの国花であり、まさしくこの土地にふさわしい選択といえるでしょう。

2025年7月、スコットランド・エディンバラでのガーデンパーティにて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ロスチャイルド・ダイヤモンド・ウォッチ・ブローチ

2025年のロイヤルアスコットの最終日にカミラ王妃がつけていたこのブローチは、およそ100年ぶりに表舞台に登場したことで大きな関心を集めました。

1893年に結婚祝いとしてアリス・ド・ロスチャイルドからメアリー王妃に贈られたこちらは、リボンと花のようなフォルムのペンダントの2つのパーツから成り、ペンダントの中に小さな時計が隠されていることからこの名がついたとみられます。

クイーン・マザーが1936年に着用したのを最後に、ずっと王室の宝物庫に眠っていたようです。

2025年6月、ロイヤルアスコットにて撮影。

Chris Jackson / Getty Images

オーストラリアン・ワトル・ブローチ

オーストラリア公式訪問時に王妃がつけていたこのブローチは、1954年にエリザベス女王が同国を訪問した折に贈られたものです。

王室の美術品や装飾品を管理する団体、ロイヤル・コレクション・トラストによれば、「オーストラリアの国花ワトル(アカシア)をかたどったイエローダイヤモンドの後ろには、ミモザの葉をかたどったブルーホワイトダイヤモンドがあしらわれています。さらに、ティーツリーの花を模したダイヤモンドも配され、中央には大粒のホワイトダイヤモンドが据えられています」とのことです。

2024年10月、シドニー空港にて撮影。

Chris Jackson / Getty Images

レディーズ・オブ・インディア・ブローチ

目を見張るほど大きなエメラルドをダイヤモンドがぐるりと取り囲むこのブローチは、1911年にインドの女性たちがメアリー王妃に贈ったもので、その後エリザベス女王も身につけていました。「デリー・カーブド・エメラルド・ブローチ」とも呼ばれています。

2024年6月、ロイヤルアスコットにて撮影。

Pool / Getty Images

コートールド・トムソン・スカラップシェル・ブローチ

ホタテ貝モチーフのこのブローチもこれまでに何度か登場しており、フランスで行われたD-デイ(ノルマンディー上陸作戦)80周年記念式典でもつけていました。

こちらは1944年にウィニフレッド・ホープ・トムソンからクイーン・マザーに贈られたもので、その後エリザベス女王へと受け継がれ、女王も愛用していました。

2024年6月、D-デイ80周年記念式典にて撮影。

Chris Jackson / Getty Images

アレクサンドラ王妃のアクアマリンとダイヤモンドのブローチ

エリザベス女王の曾祖母にあたるアレクサンドラ王妃のものだったという、この巨大な2つのアクアマリンとダイヤモンドを用いたブローチは、長い間王室のコレクションとして存在してはいましたが、2024年に初めて公の場に登場しました。

正確な由来は不明ですが、1904年頃に「ファベルジェ」が手がけたものとされており、当時同ブランドがよく制作していたコート留めの一部である可能性もあるそうです。

2024年3月、コモンウェルス・デーの礼拝にて撮影。

Mark Cuthbert / Getty Images

メアリー王妃のダイヤモンドとサファイア、エメラルドのブローチ

やや小ぶりのこのブローチもエリザベス女王が所有していたものですが、女王がこれを公の場で着用することは稀でした。

もともとメアリー王妃の所持品であったとみられるこのピースは、花弁のように並べたエメラルドとサファイアを細かいダイヤモンドで縁取ったデザインで、長年にわたり公の場には登場していませんでした。

2024年3月、イースター礼拝にて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ロック・クリスタル・ブローチ

アール・デコ調のモチーフが印象的なロック・クリスタル・ブローチは、1920年代にクイーン・マザーが身に着け始めたもの。

クイーン・マザーが亡くなった後は、エリザベス女王にこのブローチが受け継がれました。カミラ王妃とチャールズ国王が結婚すると、エリザベス女王は王妃にこのブローチを贈ったそうです。

2023年、聖木曜日の礼拝にて撮影。

Chris Jackson / Getty Images

プリンス・アルバート・ブローチ

ロイヤルジュエリーを紹介するブログ「ザ・コート・ジュエラー」によると、これはヴィクトリア女王との結婚を前にしたアルバート公が女王に贈ったものだそう。サファイアとダイヤモンドがあしらわれたこのブローチについて、ヴィクトリア女王は「大きなサファイアを囲むようにダイヤモンドが施された見事なブローチで、本当に美しい」と記しています。

カミラ王妃は、ドイツを訪問した際にこのブローチをお披露目しました。

2023年3月、ドイツのハンブルクにて撮影。

Shane Anthony Sinclair / Getty Images

ホース・レーサー・ブローチ

3月のチェルトナム・フェスティバルでは、馬と騎手をモチーフにした競馬デザインの新しいブローチをデビューさせました。エリザベス女王が所有していたものとよく似ています。

2023年、チェルトナム・フェスティバルにて撮影。

Karwai Tang / Getty Images

ヘッセ・ダイヤモンド・ジュビリー・ブローチ

こちらは、ヴィクトリア女王のダイヤモンド・ジュビリー(即位60周年)を祝して孫たちが贈ったもの。3つのサファイアをあしらったハート形のピンブローチです。

2022年、エリザベス女王の葬儀にて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ロシアン・サファイア・クラスター・ブローチ

エリザベス女王からカミラ王妃に贈られたもので、ダイヤモンドとサファイアが使われています。このブローチはクイーン・マザーのお気に入りでもありました。

2023年、コモンウェルス・デーの礼拝にて撮影。

WPA Pool / Getty Images

ダイヤモンド・ノット・ブローチ

シンプルなノット(結び目)の形をしたダイヤモンドブローチは、カミラ王妃が愛用しているアイテムのひとつです。エリザベス女王が亡くなり、初めて王妃としてバッキンガム宮殿に到着した際にも、このブローチを選びました。

2020年、クラレンス・ハウスにて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ダイヤモンド・シスル・ブローチ

ダイヤモンドがまばゆいこのブローチも、エリザベス女王がカミラ王妃に贈ったコレクションのひとつ。シスルとは、スコットランドの国花であるアザミのことです。

2022年、エディンバラで行われた、エリザベス女王を追悼する感謝礼拝にて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ホースシュー・ブローチ

蹄鉄形のこのブローチには、ダイヤモンド、サファイア、ルビーがあしらわれています。「ザ・コート・ジュエラー」によると、ブローチに綴られているのは、1909年にエプソン・ダービーを制したエドワード7世の愛馬の名前「ミノル(MINORU)」の文字だそう。

2022年11月、アスコット競馬場にて撮影。

Chris Jackson / Getty Images

RAFブローチ

RAF(王立空軍)ホールトン基地から贈られた繊細なシルバーブローチは、王冠と翼のモチーフになっています。

2016年4月28日撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ダイヤモンド・アンド・ムーンストーン・ブローチ

ムーンストーンの柔らかな輝きが、エレガントな印象を与えるアクセサリーです。

2022年7月、アスコット競馬場にて撮影。

Chris Jackson / Getty Images

ウェルシュ・ガーズ・リーク・ブローチ

このダイヤモンドのブローチは、エリザベス女王がウェールズ衛兵隊との行事でよく身につけていました。野菜のリーク(リーキ/西洋ネギ)は、ウェールズの伝統的なシンボルです。

2022年9月、ウェールズにて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

パール・オブ・ザ・ディー・ブローチ

漁師がサーモン漁に使うフライ(疑似餌)に着想を得たこのブローチは、サーモン・トラウト協会の依頼でクイーン・マザーのために制作されました。サーモンの養殖が盛んなスコットランド訪問にぴったりのアイテムです。

2006年、スコットランドで行われた伝統競技会「ブレマー・ギャザリング」にて撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ダイヤモンド・ボウ・ブローチ

実父の葬儀で王妃は、このリボン形になったダイヤモンドのブローチを着用していました。

2006年撮影。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

ビューグル・ホーン・ブローチ・オブ・ザ・ライフルズ

このダイヤモンドとエメラルドのブローチは、カミラ王妃のためにライフル連隊が制作を依頼したものです。

故フィリップ殿下からライフル連隊大佐の職を引き継いだカミラ王妃は、フィリップ殿下を追悼する感謝礼拝にこのブローチを着け、殿下の思い出にふさわしいトリビュートを捧げました。また、2021年4月に行われたフィリップ殿下の葬儀でもこのブローチを着けていました。

2022年撮影。

Anwar Hussein Collection / Getty Images

レディーズ・オブ・ノース・ウェールズ・ブローチ

ウェールズのシンボルである野菜のリークがデザインされた、ダイヤモンドとエメラルドのブローチです。チャールズ国王が皇太子(当時)になる叙任式で、クイーン・マザーが着用していました。

2006年、ウェールズにて撮影。

Georges DE KEERLE / Getty Images

ダイヤモンド・アンド・ブラックパール・ブローチ

チャールズ皇太子(当時)との結婚式では、ブラックパールとダイヤモンドがあしらわれたフルール・ド・リス(アイリスの花の紋章)形のブローチを身につけました。

英『ヴォーグ』誌によると、もともとはエドワード国王がアリス・ケッペルのために購入したものだそうです。アリスはカミラ王妃の曾祖母で、エドワード国王の愛人でした。

2005年4月、カミラ王妃の結婚式にて撮影。

Chris Jackson / Getty Images

「ヴァン クリーフ&アーペル」のドラゴンフライ・ブローチ

カミラ王妃は「ヴァン クリーフ&アーペル」の長年のファンで、同メゾンのジュエリーをよく着用しています。この写真で身につけているブローチは、ドラゴンフライ(トンボ)のデザインで、昔から着用頻度の高いアイテムです。

2012年、チャンネル諸島訪問にて撮影。

Karwai Tang / Getty Images

「ヴァン クリーフ&アーペル」の“ラッキー アニマルズ”コレクション

カミラ王妃は「ヴァン クリーフ&アーペル」の動物モチーフの“ラッキー アニマルズ”コレクションも数多く着用しており、この鳥のデザインのブローチもそのひとつです。

2022年、チャリティ団体訪問時に撮影。

Anwar Hussein Collection/ROTA / Getty Images

「ヴァン クリーフ&アーペル」のバレリーナ・ブローチ

同メゾンの言葉を借りれば、「『ヴァン クリーフ&アーペル』は1940年代はじめに妖精とバレリーナモチーフの作品を初めて制作しました。メゾンを象徴する伝統は、ここから始まったのです」とのこと。

2008年、サンクスギビングの礼拝にて撮影。

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