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「塾代は月8万かけてるのよ」成績自慢を続けるママ友。だが、私が正論を伝えた結果

  • 2026.7.17
「塾代は月8万かけてるのよ」成績自慢を続けるママ友。だが、私が正論を伝えた結果

会うたびに始まる成績自慢

子どもが同じ小学校に通うママ友とは、参観日やイベントでよく顔を合わせる仲だった。

気さくで話しやすい人で、私も親しくしていたつもりだ。

ただ、顔を合わせると必ず始まる話題があった。

子どもの成績と、習い事のことだ。

「うちの子、もう英検の勉強を始めたのよ」

「塾代は月8万かけてるのよ」

そう言って、彼女は少し得意げに笑う。うちの子がどこまで進んでいるのか、家で何時間勉強しているのか、細かく聞いてくることもあった。

「お宅は塾、どうしてるの。まだ通わせてないの」

悪気はないのだろう。でも、いつも比べられているようで、そのたびに胸の奥がざわついた。

関係を崩したくなくて、私は毎回笑ってやり過ごしていた。

「すごいね」

相槌を打つばかりの自分に、少しずつ疲れていった。

参観のあとのランチでも、話題はいつも成績表や模試の順位だった。

まだ低学年なのに、と思っても口には出せない。

家に帰るたび、自分の子育てを否定されたような気持ちが、少しずつ積もっていった。

穏やかに引いた一本の線

ある日の参観帰り、いつものように彼女が切り出した。

「お宅、このままで大丈夫。うちなんて毎日3時間はやらせてるわよ」

また比較が始まる。いつもなら聞き流すところだった。でもこの日は、思い切って言葉にした。

「うちはうちのペースで頑張るから、大丈夫」

責めるつもりはなかった。できるだけ穏やかに、でもはっきりと伝えたつもりだ。

彼女は一瞬、言葉に詰まった。

「え、あ……そう、よね」

それまでの得意げな表情が、すっと引っ込んだ。ばつが悪そうに視線を泳がせて、それきり黙ってしまった。

近くで聞いていた別のママが、そっとうなずいてくれた。

「それでいいと思う。子どもって、比べられるのが一番しんどいもんね」

その一言に、場の空気がふっと私の側へ傾いた。

彼女はもう、何も言い返せずにいた。

いつも余裕たっぷりだった人が、初めて気まずそうに目を伏せている。周りのママたちの視線も、いつのまにか彼女から私へと移っていた。

あれからも彼女とは普通に話す。でも、以前のように塾代や成績を持ち出して比べてくることは、なくなった。

私と目が合うと、どこか気まずそうに話題を変える。

「もっと早く、こう言えばよかった」

穏やかに線を一本引くだけで、こんなに気持ちが軽くなるなんて思わなかった。我が家には我が家のペースがある。そう胸を張って言えるようになった自分が、少しだけ誇らしかった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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