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稗田寧々、動画工房初のオリジナル異能バトルに自信「ワクワクは絶対に裏切らない」 <『メビウス・ダスト』インタビュー>

  • 2026.7.15
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稗田寧々 クランクイン! 写真:高野広美

アニメ制作会社「動画工房」初のオリジナル異能バトルテレビアニメ『メビウス・ダスト』。本作の舞台は、空に巨大な結晶が浮かぶ都市<しんかつしか>。この町で暮らす一部の子どもたちは結晶が放出する謎の粒子<メビウス・ダスト>の影響で<ラムス>という特殊能力を手に入れたが、代償として町から出ることを禁じられてしまう。その鬱憤をはらすように、彼らはチームを結成して日々、能力を駆使した陣取りゲームに没頭していた。そんなある日、<ラムス>研究者の湯田博士と出会うことで子どもたちの運命は大きく動き出す…。今回は主人公・アラキ(CV:竹中悠斗)の妹にしてチーム<ポリスホッパー>の仲間でもあるステラを演じる稗田寧々にインタビューを実施。独特な世界観を持つ本作の魅力や、ステラとの運命的な出会いを語ってもらった。

【写真】役をイメージした衣装がキュートな稗田寧々の撮り下ろしショット(8枚)

■運命的な出会いだったステラとの共通点は「“芯”があるところ」


――ステラ役が決まったときのお気持ちを教えてください。

稗田:実はテープオーディションのときから、ステラには共感できる部分や自分の性格に近いところがあると思っていまして。そこからスタジオオーディションが決まったので、あのとき感じた親近感は間違ってなかったのかもと思い、全力で挑ませてもらいました。それから、ステラと“縁”を感じる出来事はほかにもありまして、今回のスタジオオーディションがあった日と、12年前に私がこの業界に入るきっかけとなった現事務所のオーディションの日が同じ8月1日だったんですよ。

――それは運命的ですね!

稗田:毎年この日は私にとってすごく特別な日なんですけれど、12年も経ったんだという気持ちと、そんな大事な日にオーディションがあるということで、より一層気合も入りました。スタジオオーディションのあとも「自分だからできるステラを演じられた!」という手ごたえがあり、マネージャーさんから合格の連絡をもらったときはすごく嬉しくなりました。ステラというキャラクターはもちろん、本作の世界観にも魅かれていたこともあって、もう本当に嬉しいです。

――ご自身とステラは具体的にどういうところが似ていると思いますか?

稗田:主に性格面ですね。ステラは自分の思ったことをはっきり言えたり、物事を白黒つけたがったりする芯のあるタイプなんですけれど、私も結構そういう性分なんです。実際にアフレコを進めていくと、物語の進行とともにステラの揺れ動く感情や考えていることがすっと入ってくる感覚があって、彼女と同じ気持ちで物語を体験している気分になれました。

――聞けば聞くほど運命的な出会いですね。

稗田:私は演じる役によって自分の経験値や今までの体験などを抽出してキャラクターを作っていくんですけれど、ステラは変に気負うことなく、テープアフレコの時点から自然と入り込めるキャラクターだったと思います。

――そんなステラの設定画を初めて見たときはどういう印象を持たれましたか?

稗田:やっぱり、まず脚に注目がいきました。本作の大事な要素である<ラムス>が、この子は足なんだなっていうところに目がいき、この脚でどう動くのかすごく気になりました。あとは、ステラの快活な性格を表したようなキリッとした表情にもすごく惹かれたし、髪の色が私の好きな赤色なのもすごくテンション上がりました。

――もしかして、本日のお衣装や髪型はステラをイメージされてのものですか?

稗田:そうです! 今日の衣装は自分で選んだものでして、どうにかしてステラの<ラムス>をコーディネートに入れたくて緑の靴下で再現してみました。かなりこだわりポイントです。

――とてもお似合いで素敵です。

稗田:ありがとうございます(笑)。


――ステラを演じる上で気を付けたこと、あるいは心がけたことは何かありますか?

稗田:気を付けたのは兄であるアラキとの会話のシーンです。ステラってオルガ(CV:佐藤榛夏)やハルト(CV:堀金蒼平)たち<ポリスホッパー>の仲間と話すときは結構軽口も叩ける子なんですけれど、繊細なところがあり、長年一緒に過ごしてきたアラキと話すときには、彼を理解し、尊重していることが伝わってきました。特に1話とか、アラキとふたりきりで会話をするシーンは、ステラのちゃきちゃきした部分も大事なんですけれど、思いやりとか優しさみたいな部分のニュアンスが、ほかの仲間たちとの会話と違うなと思っていたので、そこの塩梅はすごく気にして演じました。

実は演じている竹中くんもアラキに似て繊細なところがあるんです。初めての座長ということで緊張もあったみたいだし、竹中くんにもアラキにも寄り添えるようなお芝居は意識してやっていたかなと思います。

■さらなるオーディション秘話や“推しキャラ”も明かす!

――本作は動画工房初の異能バトルものということで、世界観がかなり独特です。資料や台本を初めてもらったときの感想も聞かせてください。

稗田:私、もともと本作のように特殊な能力を持つキャラクターたちが戦うバトルものが大好きでして、新しい登場人物が現れるたびにこの子はどんな能力なんだろうとワクワクします。『メビウス・ダスト』も子どもたちが特殊能力を持っている設定にすごくそそられましたし、オリジナル作品ということもあって先が読めない物語にも「これからどうなるんだろう!?」とどきどきしました。

原作のある作品ですと、登場人物たちに起こる事象や感情をすべて知った上でお芝居をしていきますが、本作に関しては次の台本をもらって初めて物語の続きを知るので、ステラとリンクした状態で毎回アフレコに挑めていた感覚があります。


――<ポリスホッパー>のみんなはとても仲がいいですが、アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?

稗田:本作はキャラクターがめちゃくちゃいますから、日によってはブースに全員が入りきらなくてAパートとBパートで収録に入る人を分けたり、マイクワークも大勢でやったりでてんやわんやでした(笑)。そんな中でも、竹中くんが初めての座長として緊張しつつも頑張っていたのがすごく伝わったので、私を含めた<ポリスホッパー>のメンバーや、ほかのチームの先輩方など、みんなで助け合いながら作品を作っていきました。

アフレコを始めたてのころはみんなすごく様子をうかがっていて、どう話しかけようかみたいな雰囲気もあったんですけれど、回数を重ねるにつれ打ち解けていって、収録のあとはみんなでご飯に行くことも増えていきました。長い時間をかけて作ったからこそ、みんなとの繋がりや結束感が生まれていきました。

――本当にチームというか家族みたいで素敵です。そんな登場キャラクターが多い本作ですが、ステラ以外に稗田さんの“推しキャラ”はいますか?

稗田:チーム<緋狼>のしっぽまりもです。あのかわいらしい外見と、演じられている土田大さんのカッコいい声が素敵ですし、<緋狼>のリーダーとしてメンバーをまとめるときもあれば、ときどき犬っぽいところを見せる瞬間もあって。ギャップの塊ですごくかわいいしカッコいい! 絶対みんな好きなんですよまりもは。だから、まりもを推しキャラに挙げるのは、ちょっと悔しいかも(笑)。

あとは、チーム<ランプス>のマオちゃんも推しです。独特の空気感をまとっている感じがいいのと、リーダーのタケツネにアピールするところもかわいかったりして、もっと知りたいキャラクターだなって思います。



――ちなみに、ステラ以外にもオーディションを受けたキャラクターはいるのでしょうか?

稗田:マネージャーさんからは、ステラ役でオーディションの話を聞いたんですけれど、テープオーディションには勝手にオルガも出しました(笑)。やっぱり作品にすごく魅力を感じていた分、どうしてもこのアニメに携わりたいと思って二役挑戦しました。

――稗田さん的に絶対に見てほしい印象的な話数があればお聞きしたいです。

稗田:第11話です。物語が進むにつれて楽しいだけじゃなくなってくるんですが、この話はステラ的にもさまざまな気持ちが押し寄せてきます。彼女の気持ちがわかるからこそ、私自身も結構苦しかったところでした。ぜひ注目してほしいですね。

――最後に『メビウス・ダスト』を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

稗田:動画工房さん初の異能力バトルアニメということで、楽しみにしてくださっている方がたくさんいらっしゃると思うんですけれども、そのワクワクは絶対に裏切らない作品になっています。バトルがメインではあるんですが、コンビニで買い食いをしたり、みんなで銭湯に行ったり、日常パートにはほっこりするシーンがあって多角的に楽しめます。ぜひ1話からラストまで見守っていただけると、すごくすごく嬉しいです。よろしくお願いします!


(取材・文:舘はじめ 写真:高野広美)

テレビアニメ『メビウス・ダスト』は、TOKYO MX、BSフジ、MBSにて放送中。

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