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「子どもの遊び場でしょ、車をどかして」駐車場で遊ぶ子供と母親。だが、管理組合の張り紙で状況が一変

  • 2026.7.15

駐車場を駆け抜けるストライダー

私が暮らすマンションの駐車場では、少し前から気がかりな光景が続いていた。

一人の男の子が、ストライダーにまたがって敷地内を猛スピードで駆け抜けていくのだ。

駐車場から外の道へ出るときも、道から駐車場へ入るときも、まったく速度を落とさない。

車がいつ出入りしてもおかしくない場所を、まるでサーキットのように走り回っている。

危ないな、と思うたびに、私はひやりとした。

けれど、母親らしき女性は、いつも子どものずっと後ろをのんびり歩いてくるだけ。注意する様子はまるでなかった。

何度か、危うくぶつかりそうになっている場面も見た。それでも母親は、我関せずといった顔だった。

子どもがのびのび遊ぶこと自体を、悪いと言いたいわけではない。

ただ、場所が悪すぎた。ここは大人でも出入りに神経を使う、車が絶えず行き交う駐車場なのだ。

接触寸前の朝と、翌日の掲示

そんなある朝、ついに恐れていたことが起きかけた。私が車をゆっくりバックで出そうとしたそのとき、目の前をあの男の子が猛スピードで横切ったのだ。

私はとっさにブレーキを踏んだ。タイヤが鳴り、心臓が跳ね上がる。あと少しタイミングがずれていたら、確実に接触していた。

血の気が引いた私は、車を降りて子供を見た。

とりあえず怪我はなさそう。

私はすぐに母親を探して声をかけた。

「今、ぶつかりそうでしたよ。駐車場では気をつけてもらえますか」

すると母親は、悪びれるどころか眉をひそめてこう言い放った。

「子どもの遊び場でしょ、車をどかして」

あまりの言い分に、私は言葉を失った。

ここは車が行き交う駐車場で、遊び場ではない。

それでも彼女は、子どもの手を引いて悠然と立ち去っていった。

もやもやした気持ちのまま、私はその日のうちに管理組合へ状況を伝えた。

ひやりとした住民は、どうやら私だけではなかったらしい。

すると翌日、駐車場の掲示板に一枚の張り紙が出た。「駐車場内で遊ぶのはおやめください。重大な事故につながります」と、理事会の名前入りではっきり記されていた。

効果はてきめんだった。あれほど堂々と走り回っていた親子の姿は、次の日からぱたりと見えなくなった。

おそらく、名指しされたわけでもない一枚の掲示が、あの母親にも「見られている」という意識を持たせたのだろう。

角を立てず、それでいて確実に事態を変える。管理組合の対応は、実に的確だった。

個人でいくら注意しても届かなかった声が、掲示一枚できちんと通じたのだ。危ない光景が消えた駐車場を見て、私はようやく胸をなでおろした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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