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【明日から】エルメス財団が展開する「スキル・アカデミー」、夏のオープンクラスがスタート

  • 2026.7.14
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HERMÈS(エルメス)を母体とする非営利団体エルメス財団が「スキル・アカデミー」の2026年夏のプログラムを発表。春と夏に実施された金属のものづくりに間近に触れる体験プログラム「金属に学ぶ、五感で考える」の一環として、夏のオープンクラスでは春の活動報告と共に、3組のアーティストによるグループ展「結合」が開催されます。

エルメス財団の体験プログラム「金属に学ぶ、五感で考える」の夏のオープンクラスとは

エルメス財団が、2025〜26年の2年間にわたって「金属(メタル)」をテーマに取り組む日本独自のプログラム「金属に学ぶ、五感で考える」。青銅器時代から現代まで人類の文明と共に歩んできた金属は、原材料となる鉱物や加工技術の多様性、そして解釈の両価性といった特有の性質を持っています。

Leonor Serrano Rivas《Where We Expect to Find Flowers n3》2025年 Courtesy of the artist and carlier | gebauer、Photo: Roberto Ruiz

夏のオープンクラスでは、2026年の春夏に展開された金属という素材の本質に迫るプログラム「金属に学ぶ、五感で考える」を継続し、中高生を対象に開催した春のワークショップの報告展示を入り口に、実験的なスタイルで金属との対話を図る3組のアーティストによるグループ展「結合」を開催。目で触れる展示に、手や耳で体感するワークショップやトークセッションなどのイベントを組み合わせ、自在で多様な表情(テクスチャ)を持つ金属の特性を改めて発見し、金属との関わりを再構築することを目指します。

金属と身体の連鎖的な結合の在り方を探るグループ展

Leonor Serrano Rivas《Installation view of Here Be Dragons》2025年 Courtesy of the artist and carlier | gebauer、Photo:Andrea Rossetti

夏のオープンクラスの中心となるグループ展「結合」では、金属のミクロな構造やメカニズムの探究によって進化してきた科学や技術史を参照しながら、金属を巧みに利用する3組のアーティストの実践を紹介。相反する要素においても互いを変容させ、交わり合うことができる“開かれた素材”としての金属の姿が映し出されます。金属と非金属、人工と自然、生命と非生命といった一見対立する要素が、互いの可能性を補完しながら、ひとつの新たな現象や環境をつくり出す、不可分な存在であることを観る人に投げかけます。

植物を宿主とする金属が結晶化する作品を手掛けるレオノール・セラーノ・リヴァス

Leonor Serrano Rivas《Installation view of Here Be Dragons》2025年 Courtesy of the artist and carlier | gebauer、Photo:Andrea Rossetti

スペインのマラガ出身で同地で活動するLeonor Serrano Rivas(レオノール・セラーノ・リヴァス)さんは、虚構と現実の境界を曖昧にする空間体験を構築するアーティスト。同展では、無機物(金属)と有機物(植物)が結合したハイブリッドな生態系が紹介されます。電解溶液の中で金属の被膜を生成する電気鋳造を応用することで、朽ちゆく植物の身体を、金属という「第二の皮膚」で保護し、金属が植物を宿主として結晶化する様子を展示。長い時を経て凝縮された鉱物から精製された金属は、再び鉱物という自然界へと還っていき、その時間の蓄積がひとつの生を超えたフォルムとして立ち上がっているかのような作品です。

植物の傍らで自由に動く金属製の亀を展示するPlayfool

Playfool《Installation view of a re(imitation) of Life》2024年 Courtesy of the artist、Photo: Naoya Toita

英国ロンドン出身のDaniel Coppen(ダニエル・コッペン)さんと日本の福島県出身のマルヤマ・サキさんによるアート・デザインユニットPlayfool(プレイフール)。ロンドンを拠点に活動する彼らは、人間の主体性とテクノロジーとの変わりゆく関係性に介入しながら、実験的なゲームやインタラクティブなインスタレーションといった参加型の作品形式で、鑑賞者と共にテクノロジーを想像し直すような体験を創出しています。同展では、金属の甲羅に覆われたカメ型ロボットを展示。周囲の環境に呼応しながら自律的に動くカメに触れ、コミュニケーションを図ることもできます。電気や電子機器を通して、目に見えない金属の振る舞いに日常的に関わっていることに改めて気づかされるような作品に。

金属固有の光の波長を引き起こす花火の謎に迫る島田清夏

Sayaka Shimada《R9+C9QP》2020年 Courtesy of the artist、Photo: Great the Kabukicho

東京都出身で現在も同地を拠点にする島田清夏(シマダ サヤカ)さんは、花火の物質性、火薬学、文化的背景に至る領域横断的な研究を通じて、メディウムの再構築による新たな問いを提示するアーティスト。花火師としても活動する島田さんは、魔除けや祝祭、鎮魂など人々のさまざまな想いを投影する求心的なスペクタクルとなってきた花火の背景にある物質性を問いかけます。

鍛金技巧を学ぶジュエリーワークショップを開催

夏のオープンクラスでは、金属を叩いて延ばし、形をつくる鍛金という技法を学ぶワークショップを開催。金属線や金属板が、チェーンやモチーフとなり、そして身につけられるジュエリーになるまでをジュエリー・デザイナーの奥山慎さんと一緒に体験します。

【ワークショップ「素材がジュエリーになるまで」】
講師/奥山慎(ジュエリー・デザイナー)
日時/
・2026年7月25日(⼟)13:00〜16:00
・2026年7月26日(日)13:00〜16:00
対象/10歳以上
人数/各回15名程度
※工具をつかった作業が発生する可能性あり
申込/公式サイトから(抽選制)
申込期限/7月16日(木)23:59

ガイドツアーやトークセッションも実施予定

スキル・アカデミー「金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」のグループ展「結合」は、8月16日(日)まで開催されます。毎週金~日曜日の16:30からはガイドツアーを実施。アーティストのトークセッションも予定されています。金属について探求を深める学びのプラットフォームの場をぜひ実際に体感してみてください。

【スキル・アカデミー「金属に学ぶ、五感で考える:夏のオープンクラス」】
日程/2026年7月15日(⽔)〜8月16日(日)
開館時間/11:00〜19:00
休館日/月曜日・火曜日
※7月20日(月・祝)、8月11日(火・祝)は開館
会場/SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)
所在地/東京都葛飾区⻄⻲有3-26-4
主催/エルメス財団
URL/www.hermes.com/jp/ja/content/401293-maison-ginza-skillsacademy-metal-summer

「展示ガイドツアー」

日時/毎週金・⼟・日曜日16:30〜17:00
対象/10歳以上
申込/不要

予定イベント

・アーティスト・トーク(レオノール・セラーノ・リヴァス)/7月18日(⼟)14:00〜15:10
・アーティスト・トーク(Playfool)/7月19日(日)14:00〜15:10
・金属で遊ぶ体験イベント(申込不要)/8月2日(日)、9日(日)
・花火ワークショップ
※詳細は決定次第、公式サイト内にて案内

問い合わせ先
スキル・アカデミー運営事務局
MAIL/culture_info@hermes.co.jp
URL/www.hermes.com/jp/ja/content/401293-maison-ginza-skillsacademy-metal-summer

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