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2026年最新! ラグジュアリークルーズの3大トレンド

  • 2026.7.13
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2025年、世界のクルーズ人口は3720万人と過去最高を記録(※1)。今年は有名ホテルグループ2社による運航が始められ、従来のクルーズライン各社のサービスも、より洗練されたものに。今こそ、最高のクルーズが叶う充実のタイミングだと言えます。そこで、クルーズジャーナリストの藤原暢子さんに業界の最新動向について伺いました。

<Profile>
藤原暢子(ふじわらのぶこ)/クルーズジャーナリスト

海事プレス社の客船情報誌『CRUISE』元編集長、現在は同誌プロデューサー。『るるぶ クルーズのすべて2026~2027』(JTBパブリッシング刊)を監修。多様なメディアでクルーズの周知に努めている。

クルーズ業界の新たな潮流

まるでプライベートのメガヨットのような雰囲気を漂わせるザ・リッツ・カールトン ヨットコレクションの「エブリマ」。 (C) The Ritz-Carlton Yacht Collection

今回お話を伺ったのは、フロリダで催されたクルーズ業界最大規模の見本市Seatrade Cruise Global 2026に参加した藤原暢子さんです。ホテルのクルーズ進出は注目のテーマで「ホテル系客船限定のセッションもあり、ホテルからの参入は『クルーズは特殊な旅』と、船に乗らない層へのアピールとしても有効でした」。

オリエント・エクスプレス セーリングヨットの「ライブラリー・バー」。船内とは思えない壮麗なインテリア。 (C) Orient Express Sailing Yachts

興味深かったのは、ウェルネス関連の展示エリアが初めて本格的に設けられたこと。「特に印象的だったのが茶道、伝統音楽、クラフト体験など、地域文化そのものをウェルネス体験として捉える傾向が顕著だったことです。最近の“単なる観光ではない、より深く意味のある旅”への流れを感じました」

海への直接エントリーも可能なフォーシーズンズヨットのマリーナ。 (C) Four Seasons Yachts

充実したハードから、ソフト面に注力が向いているとも。「食体験やエンタメのレベルアップ、一流ブランドのショップや良質なアートを扱うギャラリーの進出、夜も寄港地を楽しむノクトーリズムなど各社ともユニークかつハイレベルなサービスを打ち出していました」

注目トピックス3選

昨今、クルーズ業界で注目を集めている3つのトレンドについて解説。クルーズ旅をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. クルーズをヨットと名乗るトップホテルが参入

アマンガティの旅館から着想したという静謐(せいひつ)なたたずまい。 (C) SINOT

今年はオリエント・エクスプレスとフォーシーズンズ、さらに来年にはアマンのデビューが控えている、高級ホテル業界のクルーズ進出。その多くはブランド名に「ヨット」を名乗り、従来の「クルーズ」とは一線を画した高級感、エクスクルーシブさを明確に打ち出しています。

2. 上質なダイニングかつ選択肢も豊富に

コモ アークティック ジャーニーの北極圏クルーズでは船内の食事も、コモらしいウェルネスを意識したオリジナルレシピを提供。 (C)COMO Hotels & Resorts

一方、クルーズライン各社でもサービスを向上。特に食についてはエクスプローラ ジャーニーやシルバーシーなどは複数のスペシャリティ・ダイニングを設け選択肢を拡大。ミシュラン・スターシェフの招へいや、美食に特化したオーシャニアなど多くの試みが見られます。

3. 注目は夜の観光「ノクトーリズム」

ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクション。バンコクの外港ではクルーズ船から豪華な小型艇に乗り換え、チャオプラヤ川を都心まで遡上。 Akiko Fukuchi

従来は寄港地に朝着き、夕方に出港という旅程が一般的でした。最近では深夜に出港したり一晩停泊することで、夜景やディナー、夜遊びが楽しめるノクトーリズム(夜の観光)が流行中。観光客の来訪に時間差ができ、オーバーツーリズム対策としても注目を集めています。

初出:リシェスNo.56 2026年6月26日発売

※1 State of the Cruise Industry Report 2026 by Cruise Lines International Association (CLIA)より。

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