1. トップ
  2. 裸の父がお風呂場で倒れて…母の看取りから2年→20代の1人娘を襲う「父の緊急搬送」と「親の老いと死”」【作者に聞く】

裸の父がお風呂場で倒れて…母の看取りから2年→20代の1人娘を襲う「父の緊急搬送」と「親の老いと死”」【作者に聞く】

  • 2026.7.13
第1話1-1 作=キクチ
第1話1-1 作=キクチ

右耳難聴や子宮内膜症など、自身の体験をわかりやすくコミカルな漫画で描いてきたキクチさん(kkc_ayn)。なかでも、母親の自宅介護と看取りをテーマにしたコミックエッセイ「20代、親を看取る。」(2023年書籍化)は、自宅介護の現実や複雑に揺れ動く感情が描かれ、同世代から大きな反響を集めた。

※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

第1話1-2 作=キクチ
第1話1-2 作=キクチ
第1話2-1 作=キクチ
第1話2-1 作=キクチ
第1話2-2 作=キクチ
第1話2-2 作=キクチ

母の看取りから2年…20代の1人娘を襲う「父の緊急搬送」

コミックエッセイ「父が全裸で倒れてた。」は、母を看取ってから約2年後、今度は父が病に倒れてしまう物語だ。母の介護と看取りを経たことで落ち着いて対応できることは増えたものの、1人っ子として頼れる家族がいないなか、キクチさんはさまざまな決断を迫られることになる。いつかは誰もが直面する“親の老いと死”をリアルに描き出す。

父が倒れて緊急搬送されるという怒涛の1夜を過ごし、寝不足のまま朝を迎えたキクチさん。いつもと変わらない夫の姿を前に、張りつめていた糸がゆるむ。「夫は実家の掃除までしてくれて、翌日も朝から仕事で私と同じくらい寝不足なのに、ずっと私を励ましてくれました。1人でいるとどこまでも自分を責めてしまえたので、ありがたかったです」と当時を振り返る。家を出たときの真冬の早朝の空気はシャキっと冷たく、「よし、がんばろう」と思わせてくれたという。

夫の支えと前回の経験…テキパキと進む「完璧な入院準備」

「前開きの服がいい」など、入院に必要なものを手際よく準備する背景には、母を看取った経験が活きていた。「入院のための準備をテキパキこなす自分に対して『なんて素晴らしい娘』と自画自賛していました(笑)。地味に見落としがちな『少量の現金』や『かかとのある靴』を用意するあたりがナイスだと思います。なのにまさか無駄骨になるとは思いもしませんでした!」

ICUの厳しすぎる現実…予想外の「持ち物」と父との面会

入室は厳しく管理され、面会には防護服と手袋が必須のICU。作中でも「ICUでの入院生活を全く理解していなかった」と描かれているが、現実は想像と大きく異なっていたようだ。

「入院生活が長くなってもよいようにといろいろと持ってきたのですが、ICUは名前の通り『集中治療』する場所なので、生活のためのものはほぼ意味なしという感じでした。逆に看護師さんから次回から持ってきてと言われて驚いたのは『電動の髭剃り』です。髭が治療の妨げになるからなのか、それともケアの一環としてなのかはわからないのですが、少し意外でした」

医師から厳しい状況だと伝えられていた父と、いよいよ面会を果たす。つらい状況も淡々と、時にクスリと笑える場面を挟みながら描く本作の今後の展開から目が離せない。

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ