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「キャバ嬢じゃないと交際は認めない」彼の母から告げられた一言→違和感の正体に気づき逃げたワケ

  • 2026.5.11
「キャバ嬢じゃないと交際は認めない」彼の母から告げられた一言→違和感の正体に気づき逃げたワケ

交際3か月で、空気がふっと変わった瞬間

学生の頃に付き合っていた彼は、最初の数か月、私が知っているなかでいちばん優しい人でした。

講義の合間に大学の中庭で待ち合わせ、帰り道はいつも手を繋いでくれて。

そんな彼の様子が変わったのは、交際3か月目の些細な喧嘩のときです。

原因は待ち合わせに私が10分ほど遅れただけ。合流した彼の表情はいつもと別人のようでした。

私の腕を強くつかみ、駅前の片隅で低い声で何かをまくし立てる。空気が一気に重くなったことだけは、はっきり残っています。

(この人、こういう顔もするんだ)

翌日、彼はけろっとした顔で両手にお菓子を抱えて謝ってきました。涙ぐむ彼を見て、私は許してしまいます。

けれど、それから喧嘩のたびに同じパターンが繰り返されていきました。

空気が一変する瞬間、別人のように感じる瞬間、そして翌日の謝罪。許さなければ怖い気がして、私は毎回うなずくしかなかったのです。

彼のお母さんに会った日と、決意した夜

付き合って半年ほど経った頃、彼のお母さんに会う機会がありました。

夜のお店を経営しているという彼女は、待ち合わせのカフェに、ひと目で華やかと分かる装いでやってきました。

私の顔をひととおり眺めて、ふっと笑った彼女の第一声は、いまでも忘れられません。

「キャバ嬢じゃないと交際は認めない」

冗談めかした口ぶりでしたが、目はまったく笑っていませんでした。

息子の彼女は、自分のお店で働ける子じゃないと駄目。

お店に入る気はあるのか、何歳までに働き始める気か。

値踏みするような視線が、テーブル越しに次々と飛んできました。

隣に座った彼は、止めるどころか「母さんの言うことを聞けばいいから」と私の手をぽんと叩いただけ。

あのときの彼の顔は、お店ではいつも見せていた優しい顔ではありませんでした。

(この親子は、わたしを「人」として見ていない)

頭の芯が、すうっと冷たくなりました。

喧嘩のあとの謝罪と仲直りに、私はずっとほだされていただけ。

怖くて許していたのではなく、許さないと逃がしてもらえないから許していただけなのだと、お母さんの一言で目が覚めたのです。

その夜、私は実家に戻り、家族にすべてを話しました。連絡先はすべて変え、共通の友人にも事情を伝えて、新しい連絡網を急いで作り直します。

数週間、知らない番号からの着信が続きました。それでも、家族と友人がそばで支えてくれて、私は一度もボタンを押しませんでした。

あれから数年。いま私は、当時とはまったく違うやさしい人と穏やかに過ごしています。

「キャバ嬢じゃないと認めない」と笑われたあの夜が、結果として私を扉の外に押し出してくれたのだと、今ならはっきり言えるのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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