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「弁当、明日から俺の分も作ってよ」距離を詰めてくる年上の同僚→自宅近くの駐車場で見た光景に絶句

  • 2026.7.11

お弁当を狙う年上の同僚

私が手作りの弁当を広げていると、年上の男性同僚が、決まって隣に座るようになりました。

異動してきたばかりの、仕事はできる人でした。

最初は「うまそうだな」と覗き込む程度でした。それがある日、当たり前のように言い出したのです。

「弁当、明日から俺の分も作ってよ」

冗談かと思って笑って流そうとすると、彼は真顔で続けました。

「一人暮らしなんだろ?どうせ作るんだから、二人分も一人分も同じだろ」

「……いえ、自分の分で精一杯なので」

やんわり断っても、彼は毎日のように私の生活へ踏み込んできました。

何時に帰るのか、休みの日は何をしているのか。答えないでいると、なぜか彼のほうが、私の予定を先に知っていることさえあったのです。

手帳に残した、車の記録

その頃から、私の住むアパートの前で、妙なことが起き始めました。

一階が小さなスーパーになっていて、その駐車場が部屋の窓からよく見えました。

夜、見覚えのある車が一台、隅に停まっていました。

同僚の車と、同じ車種、同じ色。しかもそれが、毎晩のように同じ場所に現れるようになったのです。

気のせいだと思いたくて、私は日付と時間を手帳に書き留め始めました。

金曜、土曜、日曜。三日続けて、まったく同じ位置に停まっていました。

記録が埋まっていくほど、偶然という言葉は使えなくなっていきました。

同じ車が、同じ隅に、同じ角度で。まるで私の部屋の窓を見上げるように停まっているのが、日を追うごとに不気味さを増していきました。

週明け、私はその手帳を持って、直属の上司のもとへ行きました。

「これ、見ていただけますか」

弁当をねだられたこと、私生活を探られたこと、そして毎晩の車のこと。手帳の記録を前に、上司の顔つきが変わりました。

「よく残しておいたね。これはこっちで対応する」

数日後、その同僚は他県の工場へ異動が決まりました。

辞令が出た日の夕方、彼は私の机の前に立ちました。

「たかが弁当の話だろ。大げさなんだよ」

けれど、その声は上ずっていました。私が手帳をそっと引き出しにしまうと、彼の顔から血の気が引いていきます。

何か言い返そうとして、結局、言葉は出てきませんでした。

通りかかった別の同僚が、あきれたように口を開きます。

「毎晩あんなところに車を停めて、上に報告されて当然だよ」

「はい。おかしいと思ったので、報告しました」

私は、まっすぐ彼を見て答えました。あんなに私の生活を知りたがっていた人が、今はもう、私と目も合わせません。

彼が去ったあとの席は、翌週にはきれいに片付けられていました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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