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出産祝いの色選び、何が正解?「青・ピンク・黄色」の枠を超えた、相手を想う贈り物の形【したっけラジオ】

  • 2026.7.10

HBCアナウンサー森結有花(森ちゃん)と、満島てる子(てるちゃん)の30代コンビがおくる脱力系おしゃべり番組「したっけラジオ」(HBCラジオ・日曜午後7時半〜)。

毎週第一週目は、webマガジン『Sitakke』の連載でもおなじみ、ラジオ版『満島てる子のお悩み相談ルーム』を行っています。今回は、現代ならではの切実な相談が寄せられました。

Sitakke
左からHBCアナウンサー森結有花、満島てる子

「黄色なら正解」って本当?色にまつわる固定観念

今回の相談者は、60代の「ヌーピーばーさん」。「ジェンダーレス」という考え方の広がりと、お祝いの品選びの間に挟まった、モヤモヤとした思いを打ち明けてくれました。

相談の内容は、男の子の出産祝いについて。「男の子だから青、女の子だからピンク」という分け方だけでなく、「その中間だから黄色」という考え方にも違和感がある、というものでした。

男の子が生まれた方へのお祝いを買いに行った際、「ピンクのフリルは贈れないのか」と非常に悩んだ末、結局はお店の人に相談して「おむつとおもちゃ」という無難な選択をしたそうです。

「男女の区別がないからといって、ブルーとピンクではなく『黄色』なんだということや、男の子に車女の子に人形がダメだから『関係ない黄色いもの』を贈るという考えに、とても違和感がある。性別に関係なく車や人形を送っていいことになっていないのが、違うのでは?」

この鋭い指摘に、森ちゃんとてるちゃんも深く頷きます。

てる子 「海外では、ベビーシャワー(性別発表のパーティー)とかでも、青やピンクではなく黄色が使われているところもあるみたい」

男の子だから青、女の子だからピンクっていうすみわけもおかしいし、じゃあその間だから黄色ならいいだろうという考え方も違うんじゃないか、っていうことだよね」

てる子色に関する印象って、そのときの文化だったり、いる場所によって変わってくるんだろうなって思う」

確かに、今いる場所では良いとされているものが、違う場所に行ったときに正反対の意味になってしまったり、色以外にもいろいろと変わるもの・ことってありますよね。この色にまつわる衝撃的なお話を、てるちゃんが教えてくれました。

Sitakke

「黄色は裏切り者の色」⁉知られざる色の歴史

てる子黄色い靴とか服って、昔ヨーロッパでは贈っちゃいけない色だったりしたんだよね。黄色は『裏切り者』っていう印象になっちゃうんだって」

「えっ!じゃあ、私『あぐり王国』でずっと裏切り者だよ⁉」

※森ちゃんはHBCテレビ『あぐり王国』で黄色担当です。

てる子 「あはは!黄色かあなた。あと、100年前のアメリカのとある地方だと、女の子がピンク、男の子がブルーっていうイメージが逆転していたこともあったんだって。どんなところにいるのか、どんな文化圏にいるのか、年代によっても違う印象を持っているんだよね」

さらに2人は、日本の公共施設にある「赤と青のトイレのマーク」など、色に関する性別の固定観念(ジェンダーバイアス)についても議論。

てるちゃんは、海外ではピクトグラムの色を黒で統一している例を挙げ、「日本は特に色による性別の固定化が激しいのかもしれない」と分析しました。

てるちゃん流「未来へのきっかけ」を贈るという選択

てる子黄色を贈るのがジェンダーフリーだというのは、私自身も違和感がある。性に関することって、これをやっておけば正解なんてものはないんだよね。みんなが試行錯誤を続けなきゃいけないことだと思うから、「違和感がある」という気づきが良いことだと思う」

「私もすごく勉強になりました」

てるちゃんはヌーピーばーさんの悩み・試行錯誤している姿そのものを肯定した上で、一つの提案をします。

てる子「出産した直後すぐには使えなくても、大きくなってからお子さん本人が選ぶきっかけになる物を贈るのが1番いいんじゃないかなと思うんですよね。私がお勧めしたいのは絵本。『ピンクはおとこのこのいろ』というタイトルの絵本があるんです」

ピンクはおとこのこのいろ』は、てるちゃん自身も好きな絵本だそうです。

てる子「この絵本は、いろんな色をみんなが好きでいいんだよっていうことを伝えてくれているのね。お子さんが成長していく中で、一つのきっかけとして使ってほしいという願いをこめて贈ってみるっていうのが、おしゃれな出産祝いになるんじゃないかなと思いました」

「素敵だね。大きくなった時のことを考えて、一つ学びになるような物をってことだよね」

てる子「そうそう。あと絵本って大人になってからも読むこともあるから」

「成長してから響く言葉とかもあるもんね」

てる子「なんなら、親御さん自身が読むと子育てのきっかけになるかもしれません」

男だから、女だから」ということではなく、「その人だから」という気持ちが大切なんだなと改めて感じた回でした。正解のない問いに立ち止まり、考え続けること。その一歩こそが、ジェンダーレスな社会への大切なプロセスなのかもしれません。

みなさんも一人で抱えているもやもやがありましたら、てる子のお悩み相談ルームへ寄せてみてください。

◾️したっけラジオMC・満島てる子
オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

◾️したっけラジオMC・HBCアナウンサー・森結有花
HBCテレビ「グッチーな!」「SitakkeTV(ナレーション)」、ラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!(月・火)」を担当。「HBC演劇エンタメ研究会」のメンバーとしても活動中!

文:Sitakke読者編集部みつばち
※掲載の内容は、「したっけラジオ」2026年1月4日放送時の情報に基づきます。

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