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「習い事、受験どうする?」「家事分担は…」山崎夕貴アナもぶつかった“子育ての壁”

  • 2026.7.3

「家事の分担はどうする?」「習い事や勉強は?」「将来の受験は……?」子育てが進むにつれて、どの家庭でも必ずぶつかるこれらの悩み。正解のない選択肢に頭を悩ませ、次から次へと押し寄せるタスクをこなすだけで毎日へとへと……。そんな日々を送るパパ・ママは多いのではないでしょうか。夕方のニュース番組『Live News イット!』のメインキャスターを務める山崎夕貴アナも、同じように悩み、葛藤する一人の母親です。どの家庭でも必ず通る「子育ての大きなハードル」に、山崎アナはどう向き合い、どう考えているのか――。理想のハードルをぐっと下げたからこそ見つかった、「我が家流」の乗り切り方。「うちもこれでいいんだ」と心がフッと軽くなる、共感必至の奮闘記をまとめてお届けします。

「家事分担のルールは一切なし」それでも夫婦がギスギスしないワケ

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共働きで子育てをしていると、どうしても「どっちがどれだけ負担するか」という問題に直面しがちですよね。つい「なんで私ばっかり」とか「もっとこうしてほしい」なんて不満が溜まって、家の中の空気がピリピリしてしまう……。そうした負のループを避けるために、我が家ではあえて家事分担のルールを一切作らないようにしています。というのも、お互いに「相手を変えようとするのは難しい」と、根底でどこか割り切っているんですよね。ルールで縛り合うと、できなかったときに「約束したでしょ!」と相手を責めてしまうし、自分も追い詰められてしまう。それなら、自分がイライラしないために今やっちゃおう、と動く。いい意味で相手に「期待しすぎない」距離感が、結果的にお互いへの尊重に繋がっている気がします。家事の細々としたことは「気づいた方がやる」。そんなゆるやかなスタンスの私たちですが、その分、お互いのスケジュール管理はしっかりと共有するようにしています。とにかく仕事が不規則で忙しい夫。そのため私の仕事の調整は、まず夫のカレンダーを確認することから始まります。共有カレンダーを見て、夫の仕事が入っていないところに、パズルをはめるように自分の予定を組んでいく。その上で「ここに仕事を入れたいから、予定は空けておいてほしい」「ここは送り迎えをお願い」などと伝えます。夫はどんなにハードな毎日を送っていても、私の仕事に対して嫌な顔をしたことが一度もありません。それどころか、いつもこう言ってくれるんです。「夕貴ちゃんが働いている姿が大好きだから、気にせずどんどん働いて」その言葉に、どれだけ救われているか分かりません。夫が私のキャリアを丸ごと肯定し、応援してくれる気持ちには、本当に感謝しかありません。

部屋はカオスでも、息子との時間は「死守」

夫がそんなふうに迷わず背中を押してくれるのは、きっと私が仕事を楽しんで、イキイキしている姿を見るのが好きだから。それと同時に、私が仕事一辺倒にならず、自分なりの「ブレーキ」をかけながら家庭のペースを守っているのを分かってくれているから、というのもあるかもしれません。実を言うと私、もともとは掃除や片付けが大好きで、独身時代は家の中をいつもピカピカにしていました。「子どもが生まれたら、さらにキレイ好きに拍車がかかるかも……」なんて思っていたのですが、現実はそんなに甘くないですね(笑)。今の我が家は、当時の私が絶句するくらい、正直に言ってめちゃくちゃです。でも、今はそれでいいと割り切っています。部屋のキレイさよりも、今の私にとって優先したいのは、「息子に負担をかけないこと」。「週に2日は保育園を休ませて、親子で過ごす時間を確保する」。このマイルールだけは、どんなに仕事が忙しくても守ると決めています。私が仕事に向き合いつつも、息子との時間を最優先に、無理のない範囲で進もうとしている。その「母としてのブレーキ」を夫も信頼してくれているからこそ、今の我が家のバランスは保たれているのだと思います。

どんなに忙しくても、メンタルが安定している夫

ただ、いくら私が「今はこれでいい」と割り切っていても、家の中がカオスで、お互いのスケジュールがパンパンだったりすると、普通はどこかピリピリしてしまいますよね。それでも私たちの空気が不思議とギスギスしないのは、夫の圧倒的な「安定感」に助けられていると思っています。毎日のようにハードなスケジュールをこなしている夫。地方へ行っては日帰りで戻ってきて、翌朝またすぐに出発する……。私ならそれだけでキャパオーバーしてしまいそうな日々なのに、彼は家で「不機嫌」になることが一切ありません。私は昔から、感情の起伏が激しい人や、気分屋な人が苦手でした。空気がピリつくだけで、自分のエネルギーまで削られてしまうような気がして……。でも、夫はアスリート並みの体力があるだけでなく、自分の状態を客観的に分析できる人なんです。「あ、今俺は疲れているな」と冷静に自分を俯瞰できるから、どんなにハードな状況でも、感情を外に撒き散らさない。そんな彼の「強さ」と「心の安定」こそが、今の私にとって、何物にも代えがたい一番の安心感になっています。もちろん一年に一度くらいは真面目に話し合いもしますが、感情的にぶつかることはほとんどありません。「自分の機嫌は自分で取る」という自立した二人が、お互いをリスペクトし、感謝を言葉にしながら、同じ方向を向いて歩いていく。そんなバランスこそが、今の私たちにとって、一番心地よい家族の形なのだと思っています。

習い事開始を阻む、高すぎる「送迎の壁」

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それと、子どもの成長とともに、避けては通れない話題……それが「習い事」ですよね。最近のわが家でも、このトピックでよく会話が弾むのですが、これがまた夫と私の温度差が激しくて(笑)。夫はとにかく「息子の運動能力を伸ばしてあげたい!」という熱意がすごくて。3歳くらいから水泳を習わせたい、なんて意気込んでいます。さらに野球はもちろん、自分ができなかった憧れからピアノもやらせたいらしく……夢は広がるばかり。でも、それを聞くたびに私の頭をよぎるのは、「誰が送り迎えするの?」という至極現実的な問題です。なにせ、わが家には車がありません。「歩きたいけどすぐ抱っこ」な時期の息子を連れて、電車を乗り継ぐ気力なんて……。仕事でヘトヘトになった後の「子連れ電車移動」の過酷さ。想像しただけで「無理!」と、心のシャッターがガシャンと下りてしまいます。理想を言えば、ママチャリで行ける距離に、素敵で息子に合う教室があれば最高なのですが……。でも、世の中そんなに甘くないんだろうな、と半分諦めモードの私がいます。夫は、「いい感じの教室が見つからなかったら、俺が毎週区民プールに連れて行って教える!」なんて言っています。そのやる気と体力、そして息子への愛は本当に素晴らしいと思うんです。……でも、親が教えるのって、どうなんでしょう?というのも、親が先生になるのって、想像以上にハードルが高い気がするんです。プロのコーチならスムーズにいくことも、親子だと変に甘えが出たり、逆に「なんでできないの!」とぶつかってしまったり……。せっかくの習い事が、親子のバトル会場になってしまったら本末転倒。そう考えると、やっぱり餅は餅屋。夫の熱意はありがたいですが、専門のスキルと「適度な距離感」を持つプロに任せるのが、継続への一番の近道だと思うんですよね。

そもそも環境を整えるのが難しい!わが家が目指すバランスは……

ちなみに、私自身に「息子にこれをやらせたい!」という強いこだわりがあるかといえば、実は驚くほど「なにもない」んです。強いて言うなら、私自身、暗算が苦手なので「そろばんができたらいいな」と思うくらいでしょうか。そろばん経験者の方って、頭の中にパッと盤面が浮かんで魔法みたいに計算しますよね。あの「脳内計算能力」は、大人になってからも一生モノの武器になりそうで、少し羨ましいなんて思ったりします。でも、一番大事なのは、やっぱり本人が楽しんでくれること。最近の子どもたちって、みんな本当に多忙ですよね。スケジュールがぎっしりで、大人と同じくらい休みがない子も珍しくありません。親としても、現実はなかなかシビア。送り迎え問題はもちろんですが、低年齢向けの教室だと「親御さんも一緒に参加してください」なんて言われることも。正直に言わせてください。……しんどい!(笑)平日の仕事終わりに、残った体力を振り絞って教室へ行くのは、私には絶対無理。そんなエネルギーがあるなら、一秒でも早く寝かせてあげたいし、私も早く寝たい(笑)。そうなると土日しか選択肢がないけれど、土日はどこも予約でいっぱいなんですよね……。「習い事を始める」以前に、環境を整えるハードルが、高すぎる気がしませんか?夫は「野球!水泳!ピアノ!」と、やらせたいことがたくさんある熱血タイプ。対する私は、こだわりゼロの「本人のやる気次第」派。一見バラバラですが、これくらい極端なほうが、わが家にとってはちょうどいいバランスなのかもしれません。なにはともあれ、息子が「楽しい!」と目を輝かせて通えるものに、いつか出会える日を楽しみに待ちたいと思います。

衝撃だった「親の過去」を問われる受験

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そして、東京で子育てをしていると、必ず聞こえてくるのが「お受験」の話題。以前、幼稚園受験や小学校受験の過去問集を見せてもらう機会がありました。そこでなによりも衝撃的だったのが、子どもへの質問よりも、「親に関する質問」が圧倒的に多かったこと。「あなたは子どものころ、親にされて嬉しかったことは?」「これまでの習い事で、なにが今の自分の糧になっていると思いますか?」これを見た瞬間、「えっ、そっち!?」とびっくりしてしまいました。それはまるで、親自身の生き方や価値観、ひいては「人生の答え合わせ」を迫られているような感覚。地方出身の私には、その世界がどうしても自分に合うとは思えませんでした。そう感じる一方で、周囲のママたちが着々と受験準備を進める姿を見ると、「なにもしていない私はダメな親なのかな」と悩んだ時期もありました。そんな私の不安を払拭してくれたのは、夫の何気ない一言でした。「みんな受験させているみたいだけど、私、このままで大丈夫かな?」と相談した私に、夫はこう言ってくれたんです。「近所の公立小学校は評判がいいし、わざわざ遠くに行かせる必要なんてないよ」その言葉を聞いた瞬間、心がスッと軽くなりました。たしかに、目の前に素晴らしい環境があるのに、私はなぜ「周りがやっているから」という理由だけで焦って、無理に別の道を探そうとしていたんだろう。夫の客観的でフラットな視点に、本当に救われました。

小学校受験はしない。でも、中学受験は「環境」次第

小学校受験は見送ることに決めた我が家ですが、中学受験については「そのときが来たら考えよう」という柔軟なスタンスでいます。東京、特に都心では、高学年になると多くの子が塾に通い始めると聞きます。放課後、みんなが塾へ行ってしまい、公園に行っても誰もいない……。もし息子が「友達がいなくて寂しい」「僕もみんなと一緒に勉強したい」と言い出したら、それが一つのタイミングだと思っています。親が先回りしてレールを敷くのではなく、子どもを取り巻く環境の変化に応じて、その時々の最善を一緒に選んでいきたい。それが今の私たちの答えです。

勉強よりも、もっと大切なこと

最近は、大学入試も「一発勝負の一般入試」ではなく、人間力を問う「総合型選抜」などが主流になりつつあるそうです。大学進学者の半数以上が一般受験ではないという話を聞いて驚きました。さらに10年、20年先なんて、今の常識が通用しない世界になっているかもしれません。だからこそ、私たちがこの先も大切したいのは、勉強の成績ではありません。夫の願いは「優しい子」に、そして「運動」を頑張る子になってほしいということ。私は、どんなときも「自分は大丈夫」と思える「自己肯定感」の高い子に育ってほしいと願っています。実は、私自身はそれほど自己肯定感が高い方ではありません。だからこそ、息子には無理をして背伸びした環境で自信を失うよりも、毎日をただただ楽しく、自分を認めながら生きてほしい。それが親としての切実な本音です。もちろん、この選択が20年後に「正解」だったかは分かりません。いつか息子から「なんでもっと教育にお金をかけてくれなかったの!」と文句を言われる日が来るかもしれません(笑)。でも、「息子がやりたいと言ったことは全力で応援する」。その軸だけは、ぶれずにいたいと思っています。山崎夕貴

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www.youtube.com▼連載一覧はこちらフジテレビアナウンサー山崎夕貴の「ポップな日々」【Profile】山崎夕貴1987年生まれ。岡山県出身。フジテレビアナウンサー。2012年より『ノンストップ!』、その後『とくダネ!』のMCを務め、朝の帯の情報番組を約9年続ける。昨年は情報&Lifeエンターテインメント番組『ポップUP!』の進行MCを務めた。2023年2月から『Mr.サンデー』MCを担当。2018年、芸人・おばたのお兄さんと結婚、2023年8月に第一子を出産。※山崎さんの「崎」は正しくは「たつさき」撮影/水野昭子 スタイリスト/奥崎千裕 取材・文・構成/岩崎幸

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