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『消費者金融にハマる人』には“意外な心理”があった。元融資担当が明かす、借入した人が最初に感じる“危険な感情”とは?

  • 2026.8.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「ちょっとお金を借りたい。」その決断を下す瞬間、人の心の中では何が起きているのでしょうか。

私は20歳から22歳までの2年間、消費者金融で融資と債権回収を担当していました。現在は司法書士法人で債務整理の実務に携わっています。お金を「貸す側」と「返す側」の双方を経験して強く感じるのは、借金を重ねる人の多くが、最初は「不安」と「安心」が入り混じった状態からスタートしているということです。

今回は、現場で見てきた「借入時の心理」と、そこから抜け出すための方法をお伝えします。

「借金したい」のではなく「不安を消したい」という心理

初めて借入を申し込む方の表情は、たいてい緊張しています。「本当に借りられるだろうか」という不安が顔に出ており、この時点では「今の危機を乗り切りたい」という気持ちの方が強い状態です。

しかし、審査が通り融資が決まった瞬間、深く息を吐いて安堵の表情を浮かべられます。問題は、その安堵から「困ったらまた借りればいい」と、借金そのものへ安心感を覚えてしまうことです。

借金は決して単純な欲望から生まれるのではなく、「目の前の不安から逃れたい」という強い気持ちから始まっています。

件数が増えるごとに麻痺していく「借金への恐怖」

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

最初は「30万円だけ」「来月返せる」と思っていても、2件、3件と借入が増えるにつれて、お金を借りることが日常の一部に変わっていきます。

私が現場にいた頃も、最初は申し訳なさそうにしていたお客様が、数件目には「今回も借りられますか」と自然に口にされる変化を幾度となく見てきました。これは恐怖が消えたわけではなく、恐怖を感じる余裕すらなくなっていたのだと思います。

債務整理の相談に来られる方も、口を揃えて「借りた瞬間だけは安心できた」とおっしゃいます。

一人立ち止まり、専門家へ相談することから始まる再スタート

借りた瞬間の安心感は、本当の意味での解決ではありません。むしろ、借りた瞬間から返済という現実が始まります。

もし今、返済のために別のカードを使おうとしているなら、一度立ち止まってみてください。破産や個人再生、任意整理といった選択肢は、破滅ではなく人生を立て直すための再スタートです。不安を一人で抱え込まず、早めに専門家へ相談することこそが、本当の安心を取り戻すための第一歩となります。


執筆:立花伸吾
20歳から22歳までの2年間、消費者金融にて融資・債権回収を担当。現在は司法書士法人にて、補助者として年間100件以上の債務整理案件の聞き取りや関係各所との調整業務に従事。お金の「貸す側」と「返す側」のリアルを伝えるコラムを執筆中。

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