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距離を打ち分けるコツは″ボール位置”だけ!カンタンに寄せる方法を女子プロが解説

  • 2026.6.29

ちょっとした“ヒント”でも急に上達するのがゴルフ!直らない、うまくいかない、お悩みをこのヒントで解決していきましょう。

【Hint37】ウエッジのフルショットの距離感が合う!ボールを半個ぶん右に置きフェースを立てて打つ

距離を打ち分けるコツは″ボール位置”だけ!カンタンに寄せる方法を女子プロが解説
私の場合、サンドウエッジの飛距離の目安は80ヤード。それよりも短い距離はボールを真ん中か左に置きますが(左)、フルショットだけは右にズラし、セットアップを変えます(右)。これはフルショットがバラつく人にオススメです!

ウエッジでフルショットすると、ボールが思うように飛ばなかったり、右にスッポ抜けたりしませんか。とくにサンドウエッジは、大きく振れば振るほど正確なインパクトが難しくなり、距離感が合わなくなります。

そこで私は、ボール位置を通常より半個ぶん右にズラして構えます。こうするとインパクトポイントがスイングの最下点の手前になり、ややダウンブローに打てる。フェースが立つことでミート率がよくなる。バックスピンもしっかり入るので、ピンをデッドに攻めていけますよ。

ハンドファーストに構えたらインパクトでその形を再現するように振る。こうしてフェースを立てて打つとミート率がよくなる。

ボールを右に置くとインパクトポイントがスイングの最下点の手前になり、ややダウンブローに打てる。

「80ヤード以内はすべてロフト角56度のサンドウエッジを使用。この1本で球筋も打ち分けます」(清本)

【Hint38】通常:ボール位置は真ん中か左

フルショット(清本の場合は80ヤード)以外の通常のアプローチは、ボールをスタンスの真ん中かやや左に。より高く上げるときはさらに左に置く。

【Hint39】フルショット:ボール半個ぶん右にズラす

スタンスの真ん中よりボールを半個ぶん右にズラし、セットアップを変える。フェースが立つことでボールの下を抜けるミスがなくなり、距離感が合う。

【Hint40】高麗芝や逆目など芝の抵抗が強いときはボールの近くに立ちヒールを浮かせる

距離を打ち分けるコツは″ボール位置”だけ!カンタンに寄せる方法を女子プロが解説
クラブを吊るイメージで構えます!

順目はソールが滑り、ボールを拾ってくれますが、逆目はクラブが突っかかりやすい。とくに高麗芝の逆目は、芝の抵抗がとても強くなり、思わぬミスが出ます。

そんなときはボールの近くに立ち、ヒールを浮かせる。クラブを吊るイメージで構えると、芝の抵吊るイメージで構えると、芝の抵抗が減り、難ライを攻略できます。

加えて私は、パターの握り方に変えて肩の回転を重視。こうして手の動きを抑えると余計なスピンが入らないので、パターと同じライ読みでチップインが狙えます。

ボールの近くに立つと手首の余計な動きがなくなりミスなく打てる

通常の構えでも打てるがクラブが突っかかりチャックリなどのミスが出やすい。

芝の抵抗が強いからといって、手を使って上から打ち込むと、ボールが飛びすぎてグリーンをオーバーしてしまう。

【Hint41】パターの握り方にチェンジ

「私はピッチングウエッジを使用し、パターと同じ握り方にチェンジ。極端に短く握れば、クラブを吊りやすくなり、ヒールが浮きます」(林)

【Hint42】手先を使わず肩の回転で打つ

パターと同じようなショルダーストロークで打つ。手先を使わなければサイドスピンが加わらず、ピンを真っすぐ狙える。

【Hint43】スピンをかけて止める!フェースとスタンスを少し開いてカットに打つ

距離を打ち分けるコツは″ボール位置”だけ!カンタンに寄せる方法を女子プロが解説
フォローはクラブをインサイドに!通常はインサイド・インだがスピンを効かせるときはアウトサイド・インに振る。

バックスピンを効かせてボールを止めるポイントはふたつ。ひとつは、サンドウエッジのフェースを少し開き、スタンスをややオープンにします。フェースを開きすぎるとボールへのコンタクトが難しくなるので、少しだけ開くのがコツです。

もうひとつは、カットに打ちます。バックスイングでクラブをいつもよりアウトサイドに上げたら、フォローはインサイドに。左ワキを締めて体の回転でボールをとらえると、強いスピンになり、ピンそばにピタリと止まりますよ。

左ワキを締めて左に振る

ダウンスイング以降、左ワキを締めたまま体の回転でクラブを左に振るという意識が大切。

クラブを上からぶつけるだけでは、ボールの打ち出し角が低くなり、スピンがほどけてしまう。

【Hint44】球の高さでなくスピンで止める

カットに打つことでバックスピンだけでなく、右回転のサイドスピンが加わる。グリーンのフック傾斜にボールを当てながらピンを真っすぐ狙うという攻め方ができる

【Hint45】大きく開かないほうがミスなく打てる

フェースとスタンスは少し開くだけでOK。フェースを大きく開くと大きなスイングが必要になり、ミスが出やすくなる。

【Hint46】砲台グリーンはコレで攻略!構えたところにヘッドを落としソールを滑らせる

距離を打ち分けるコツは″ボール位置”だけ!カンタンに寄せる方法を女子プロが解説
ボールが楽に高く上がります!

砲台グリーンでピンが手前というシチュエーションは、寄せるのが難しいですよね。攻略するには、ふわりと高く上がる「やわらかい球」が必要で、まずはサンドウエッジのフェースを大きく開きます。

そして、ボール1個ぶんうしろにヘッドをセットしたら、インパクトはその構えたところにヘッドを落とし、ソールを滑らせる。ヘッドを無理に振り上げず、低い位置から入れて低い位置に出していけばうまく打てます。スタンス幅が狭いと失敗するので、肩幅より広めにすることが鉄則です!

インパクトゾーンでヘッドを低い位置から入れて低い位置に出しソールを滑らせながら打つ

アドレスはボール1個ぶんうしろにヘッドをセット。インパクトで同じ位置にヘッドを落とす

すくい上げる動きは厳禁。インパクトで体が右に傾き、クラブを無理に振り上げてしまう人が多い

【Hint47】軸回転でボールをとらえる

真っすぐな軸をキープし、軸回転でボールをとらえるとふわりと高く上がる。打ち急がずにゆったり振り抜くことが大事

スタンスを広めにしたほうが、体が大きく動いてゆったりスイングできる。

いかがでしたか? アプローチでお困りの際のヒントにしてみてくださいね。

レッスン=清本美波
●きよもと・みなみ/2005年生まれ、愛知県出身。153㎝。23年のプロテストにトップ合格。今季は男子ツアーの「前澤杯MAEZAWA CUP」に出場し、話題に。ジェイテクト所属。

レッスン=林 菜乃子
●はやし・なのこ/1997年生まれ、神奈川県出身。154㎝。18年のステップアップツアー「京都レディースオープン」で初優勝。師匠の芹澤信雄にはプロ入り前から指導を受けており、師匠ゆずりの教え上手。フリー。

レッスン= リ ハナ
●り・はな/2001年生まれ、韓国出身。157㎝。23年「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝。高校を卒業後に来日し、JLPGAのプロテストに合格。ステップアップツアーで3勝をあげている。飯田通商所属。

レッスン=澁澤莉絵留
●しぶさわ・りえる/2000年生まれ、群馬県出身。160㎝。25年はレギュラーツアー11試合、ステップアップツアー16試合に出場。新一万円札の肖像になった渋沢栄一の子孫として話題に。清水建設所属。

構成=小山俊正、岡田豪太、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己、高木昭彦

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