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「本当は無垢材の平屋が見たかった」展示場で2〜3社見た人が気づいていない“もうひとつの入口”

  • 2026.7.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

家を建てようと思い立ったとき、多くの方がまず向かうのが、休日になると多くの人でにぎわう総合住宅展示場ではないでしょうか。

ずらりと並ぶモデルハウスを見比べれば、建築会社の全体像がつかめた気になります。けれど、そこに建っている家は、じつは「選択肢のほんの一部」――と言ったら、驚かれるでしょうか。

展示場をスタート地点にすること自体は、悪くありません。問題は、そこに出展している会社だけを候補だと思い込んでしまうことにあります。

大手が向いている方もいれば、展示場に出展していない地域の工務店や設計事務所のほうが合う方もいます。どちらが上ということではなく、相性の問題です。だからこそ、家づくりの入口を「もうひとつ」持っておくと、選べる幅がぐっと広がります

「本当は、こういう家が見たかった」という本音

私が家づくりの勉強会で講師をしていたころ、受講者の方に「モデルハウスは見ましたか」とたずねると、「展示場の家を2~3社ほど見た」と話す方が多くいました。

一方で、話を続けるうちに「本当は無垢材を使った小さな平屋が見たかった」「もう少し身の丈に合った家が見たかった」と、後から本音がこぼれる場面も少なくありませんでした。

聞けば聞くほど、その希望は展示場に出展していない地域の工務店や設計事務所のほうがかなえやすいのでは、と感じることがありました。

でも多くの方は、そうした会社の存在を知る「入口」に、そもそも立てていなかったのです。

なぜ展示場には、大手が多く並ぶのか

住宅展示場に大手の建築会社が並ぶ理由は、会社の良しあしではなく、仕組みにあります。

展示場の「出展コスト」という仕組み

総合住宅展示場にモデルハウスを構えるには、土地の出展料や建築費、維持費など、まとまった費用がかかります。

こうした負担を続けられるのは、毎年多くの家を建て、コストを広く薄く分散できる会社です。結果として、大手ハウスメーカーが多くなりやすい面があります。

一方で、地域の工務店や設計事務所の中には、展示場に出展しない会社もあります。年間に施工できる棟数が限られるため、出展コストが見合いにくいのです。

もちろん、地域の会社を積極的に誘致している展示場もありますが、建築会社を探す入口としては「展示場だけではカバーしきれない面もある」と言えます。

これは、お店の立地選びと似た構造

たとえば、飲食店を思い浮かべてください。駅前に出店して一気に集客するチェーン店もあれば、路地裏でじっくり「知る人ぞ知る店」を目指す個人店もあります。

後者の味や雰囲気を求める人は、一本奥の路地に入らなければならない、というわけです。

住宅業界も、これと似た構造です。どちらが上ということではなく、経営方針の違いなのです。

入口を「もうひとつ」持つ、3つのステップ

もちろん、展示場に行くなという話ではありません。大切なのは、展示場とは別の入口を用意しておくこと。

見学会で、生の家を見にいく

手順はシンプルで、3つのステップで進められます。

まず、ネットやSNSで「地域名+工務店+見学会」「地域名+設計事務所+見学会」と検索。展示場に出展していない会社の見学会を探します。

次に、気になった会社の施工事例を眺めてみましょう。地域の工務店の中には、日々の現場や完成写真を発信しているところもあります。

最後に、「話を聞いてみたい」「建てたものを見てみたい」と思った会社の見学会に足を運びます。見学会は予約制のことが多いので、事前に申し込みを。

完成見学会や構造見学会では、実際に人が住む家やつくり手の仕事ぶりから、モデルハウスとは別の情報が手に入ります。

展示場と見学会、両方見てから相談する

大手ハウスメーカーのモデルハウスと、地域の工務店の見学会。両方を見たうえで、自分に合っていると感じた会社に、間取りのプランと概算見積もりを相談してみましょう。

プラン作成に費用がかかるかどうかは、事前に確認しておくと安心です。見比べることで、比較の精度がぐっと上がります。

後悔の多くは「知らなかった」から生まれることもある

家づくりの後悔には、選択の誤りだけでなく、選択肢の存在を知らなかったことから生まれるものもあります。

展示場は、家づくりを考えるきっかけとして、とてもいい場所です。気分も盛り上がります。

ただ、そこに並ぶ会社が「すべて」ではない――ということだけ、頭の片隅に置いておいてください。

もし少しでも気になったら、今日スマホで「地域名+工務店+見学会」と一度検索してみてください。ほんの数分でできます。その検索が、これまで目に入っていなかった選択肢に気づく「きっかけ」になるかもしれません。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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