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築26年マンションの理事会が凍りついた…エレベーター保守会社から突然届いた“宣告”

  • 2026.7.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。分譲マンションの暮らしには、日々の管理が支える安心があります。

ただ長く住むうちに、大きな設備の更新と費用の問題に直面することがあります。今回は、エレベーターの部品供給終了をきっかけに、取替え費用と向き合うことになった管理組合の事例を紹介します。

突然届いた部品供給終了の知らせ

築26年・14階建て・総戸数180戸のマンションで、輪番で管理組合の理事になったAさん(50代の会社員)。就任して間もなく、エレベーターの保守会社から、今の機種の部品供給がまもなく終わるという案内が届きました。

「部品がなくなれば故障しても修理ができず、いずれエレベーターの大規模な更新工事が必要になる」という説明です。国の長期修繕計画の目安でも、エレベーターの取替えは設置から30年程度で見込まれています。

理事会で調べると、取替えの見積額は1基あたり高額で、複数基分では今の修繕積立金では足りないと分かりました。

新築時の計画では足りなかった

積立金不足の原因は、新築時に作られた長期修繕計画にありました。当時の計画では、エレベーターの取替えの費用が十分には見込まれていなかったのです。理事会は複数の業者から見積もりを取り、更新の進め方を検討します。

全基を一度に取り替えるのではなく、傷みの進んだ順に数年かけて更新する案をまとめました。あわせて、不足する費用を補うために修繕積立金の額を見直す案を作り、総会に諮ります。

総会では、更新と積立金の見直しの方針が承認され、傷みの進んだ号機から数年かけて取り替えていくことになりました。

昇降機の更新が計画に入っているか

エレベーターのような大型設備は、不具合が出てから動き出したのでは間に合わないことがあります。まずは、自分のマンションの長期修繕計画に、エレベーターの取替えの時期と費用が見込まれているか確かめてみてください。

修繕積立金がその計画に見合って積み立てられているかは、総会資料や長期修繕計画書で読み取れます。分からない点があれば、管理会社や理事会にエレベーターの更新予定を尋ねておくと、将来の負担を早めに見通せます。

参考:長期修繕計画標準様式・長期修繕計画作成ガイドライン(国土交通省)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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