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「え、泥棒…?」帰宅して感じた違和感。だが、夫に電話すると、信じられない事実が発覚

  • 2026.6.26
「え、泥棒…?」帰宅して感じた違和感。だが、夫に電話すると、信じられない事実が発覚

動いていた家具

結婚したばかりの頃、私たちは義実家のすぐ近くのアパートに住んでいた。

その日、仕事を終えて玄関のドアを開けた瞬間、背筋がひやりとした。朝出かけたときと、部屋の様子が明らかに違う。

ソファの位置がずれ、キッチンの小物の並びまで変わっていた。誰かが、この部屋に入った。

「え、泥棒…?」

頭が真っ白になりながら、震える指で夫に電話をかけた。

「ねえ、部屋の家具が動いてるの。誰か入ったみたいで、怖い」

すると、受話器の向こうの夫は、なぜかのんびりした声で言った。

「ああ、それたぶん母さんだよ」

悪気のない侵入者

夫の言葉に、私は耳を疑った。義母が、どうやってこの部屋に。

「合鍵、渡しといたんだ。何かあったとき便利だろ?」

私に一言の相談もなく、夫は義母に合鍵を渡していたのだ。確かめるため、その場で義母に電話をかけた。

「お義母さん、今日うちに来られました?」

返ってきたのは、まるで悪びれない明るい声だった。

「良かれと思って掃除しといたわよ」

悪気は、まるでない。けれど私にとっては、留守中に他人が部屋を歩き回り、私物に触れていたという事実が、ただただ恐ろしかった。

夜、帰宅した夫に、私は震える声で訴えた。

「知らない間に部屋に入られて、本当に怖かった。泥棒だと思ったの」

「悪気はないんだから、そんなに怒るなよ」

その一言で、私の中の何かが、すっと冷めた。

引いた一本の線

翌朝、私は夫と義母の二人に、はっきりと伝えることにした。曖昧にすれば、同じことが何度でも繰り返される。

「合鍵は今すぐ返して」

「私たちの家には、私たちの許可なく入らないで」

夫は一瞬、顔色を変えた。

「そこまで言わなくても……」

言いかけて、私の表情を見て口をつぐんだ。義母は最初こそ「水くさいわねえ」と渋っていたが、私は引かなかった。

「掃除のお気持ちはうれしいです。でも、いる前提でお願いします。留守中に入られるのは、もう二度と無理なんです」

静かに、けれど一歩も引かずに言い切った私に、義母はようやく口を閉じた。隣で聞いていた夫も、ばつの悪そうな顔で目を逸らす。

「……わかった。鍵は返すよ」

その日、合鍵は私の手元に戻ってきた。義母はそれ以来、来るときは必ず前もって電話をくれるようになった。

玄関のチャイムが鳴る、当たり前の暮らし。それを取り戻して、私はようやく自分の家で息ができるようになった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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