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結婚したら「毎日キス」15歳下の人気アイドルと電撃婚 9カ月後の主演映画に重なった生き方

  • 2026.8.5
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2024年10月、映画『まる』の先行上映イベントに登壇した堂本剛(C)SANKEI

2024年1月11日、当時44歳だった堂本剛は、ももいろクローバーZの百田夏菜子との結婚を発表した。百田は当時29歳。交際が公になっていなかった人気アイドル同士の15歳差婚は、世間を驚かせた。

第一報を見て、思わず画面を二度見した人も多かったのではないだろうか。ところが発表文を読み終えるころには、不思議と「堂本剛らしい」とも思えてくる。交際の経緯を詳しく語ることなく、相手との生活を静かに守りながら、自分たちの言葉で大切な報告をする。その姿は、ファンが長く見てきた堂本と大きく離れてはいなかった。

そして約9カ月後の10月18日、堂本は主演映画『まる』の公開を迎える。結婚と27年ぶりの映画単独主演。二つの大きな出来事には、周囲が作ったイメージに縛られず、自分の人生を選んできた堂本らしさが重なっていた。

「結婚しない」より、「型にはまらない」

堂本には長い間、「結婚しない人」というイメージがあった。1997年にKinKi KidsとしてCDデビューして以来、音楽や芝居では多彩な表情を見せる一方、私生活については必要以上に語ってこなかった。自分の感性を大切にする姿や、一人の時間を愛していそうな雰囲気も、その印象を強めたのだろう。

ただ、堂本は恋愛や結婚を否定していたわけではない。2018年の番組共演では、結婚したら毎日キスをしたいという理想を冗談交じりに語っていた。2019年のラジオでも、好きな人とは一緒に出かけ、同じ体験を共有したいという思いを明かしている。

ファンが見てきた堂本は、「誰とも暮らしたくない人」というより、世間一般の結婚観や決められた形に自分を合わせない人だった。だから結婚そのものには驚いても、自分で選んだ相手を静かに大切にする姿には納得できる。そんな受け止め方もあったのではないだろうか。

発表文の短さにも表れた“らしさ”

堂本と百田の連名による発表文には、出会いや交際期間、結婚に至った経緯などは書かれていなかった。記されていたのは、世界の平和を願い、現在への感謝を込めながら、一日一日を大切に生きていきたいという思いだった。自分たちの幸福を華やかに語るより、読む人の心の平安を願う。その言葉の選び方にも、堂本らしい感性がにじんでいた。

二人には以前から仕事上の接点があった。2012年放送のフジテレビ系『新堂本兄弟』で共演し、堂本は2016年に、ももいろクローバーZへ楽曲『桃色空』を提供している。それでも交際の気配が表に出ることはなかった。世間が知ったのは、二人がすでに覚悟を決めた後だった。相手との関係を大切に守り、伝えるべき時にだけ自分の言葉で伝える。その一貫した姿勢を見て、「やっぱり剛らしい」と感じたファンも少なくなかっただろう。

9カ月後に公開された『まる』

結婚発表から約4カ月後の5月10日、堂本が映画『まる』で主演を務めることが発表された。同作は10月18日に公開され、1997年公開の『金田一少年の事件簿 上海魚人伝説』以来、27年ぶりの映画単独主演となった。

堂本が演じた沢田は、美術大学を卒業しながら自分の作品では生計を立てられず、人気現代美術家のアシスタントとして働く男だ。事故で職を失った後、何気なく描いた「○」がSNSで広まり、本人の意思を置き去りにしたまま人気アーティストとして扱われていく。

作品の中で沢田を取り囲むのは、“もっと○を描けばいい”“求められるものに応えればいい”という周囲の声だ。しかし本人が何を描き、どう生きたいのかは、置き去りにされていく。映画の企画は結婚より前から進んでおり、二つの出来事に直接の因果関係はない。それでも同じ年に並んだことで、『まる』のテーマは堂本自身の歩みとも響き合って見えた。

ファンが知っていた堂本剛

堂本は長い活動の中で、「アイドルだから」「堂本剛だから」と求められる姿に向き合いながら、ソロではファンクを追求し、自分にしか作れない音楽を育ててきた。期待に応えることの大切さを知っているからこそ、自分の心まで置き去りにはしない。『まる』についても、求められることに応えるだけが人生ではなく、自分が求めることは自分で決めるという考えを語っている。

結婚も映画主演も、突然別の堂本剛が現れた出来事ではない。

世間は「結婚しないと思っていた男」の決断に驚いた。一方で長く見てきたファンには、私生活を静かに守り、自分のタイミングで答えを出し、自分の言葉で伝えたことまで含めて、堂本らしく映った。

驚いた。でも、知れば知るほど納得できる。15歳差婚と、その約9カ月後に公開された『まる』は、ファンが知っていた堂本剛の生き方を、改めて見せてくれたのかもしれない。


※記事は執筆時点の情報です

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