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「この記憶はきっと一生の宝物になる」日常の中で勇気を出した瞬間、一歩踏み出した瞬間…“ひとりひとりのドラマ”を描く【作者に聞く】

  • 2026.6.25
モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)
モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)

ヘッドフォンの音量が大きい!と若者の襟首を掴んで怒号を浴びせたサラリーマン。若者を突き飛ばして、店を去る。飲食店で揉め事に遭遇した女性は「そこまでしなくても…」と言う思いが募り、突き飛ばされた若者に「大丈夫ですか?」と、優しく声をかけた。すると、若者から悪意しかない言葉を浴びせられた――福々ちえ(@fukufuku_comic)さんの『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』には多くのいいねが届き、勇気を出した声かけやその後の展開に「いい話」「勇気を出すって素晴らしい」などのコメントが集まっている。福々さんは、漫画家&イラストレーターとして活動中。現在は、『4年付き合っても、結婚してくれない彼と別れました』をX(旧:Twitter)で毎日投稿している。また、「お金がないと幸せになれない」と思っていた女性が、稼いでも稼いでも孤独や不安感が消えないコミックエッセイ『稼いだら幸せになれると思ってた』などの著書も手掛けている。今回は本作について福々さんに話を聞いた。

それぞれ葛藤やドラマがあると想像できれば、世界がやさしくなるかも…?

【漫画】『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』を読む ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)
【漫画】『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』を読む ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)
『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』もやもや社畜編・第1話(2) ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)
『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』もやもや社畜編・第1話(2) ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)
『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』もやもや社畜編・第1話(3) ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)
『モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー』もやもや社畜編・第1話(3) ■画像提供:福々ちえ(@fukufuku_comic)

「私の漫画は、人間讃歌がテーマです。悪者はいません。悲しい人や弱い人がいるだけです」、そう語るのは本作「モヤモヤ社畜OLと、勇気のマサラカリー」を描いた作者・福々ちえさん。自身が親に対して感じていた恨みつらみについて「親にも事情があったんだ」と気づいたとき、その怒りが消えていったという体験から「この体験を読者さんにも疑似体験してもらえるような、そんな漫画を描いていきたい」という思いが生まれ、本作を制作したのだという。

フィクションでありながら、一部は福々さん自身の体験がもとになっているという本作。サラリーマン同士の揉めごとを目撃し、その問題を目の前にしたとき、"私これ見なかったことにして通り過ぎていいのかな"という自問自答があったと、福々さんはその当時を振り返りながら語ってくれた。そして「こういう自分の『正しさ』を揺さぶられる瞬間ってあるなぁ、と。それをテーマに作った漫画が、今回の『もやもや社畜OLが、スパイスカレー食べて元気になる話』です」と続ける福々さん。

最後に「こんな風に、人間にはひとりひとりドラマがあるんですよね。たまたま隣り合わせた、同じ場所にいた、すれ違った。そんな人たちにも、それぞれ葛藤やドラマがあると想像できれば、世界がやさしくなるかも…なんて考えたりします」と、作品に秘めた自身の想いを教えてくれた。

カレーというありふれたものから奇跡的に繋がっていくリレー方式のエッセイ漫画、人生に少し疲れたあなたにおすすめの1作です。

■取材協力:福々ちえ(@fukufuku_comic)

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