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「旦那さんにちゃんと尽くしてる?」集まりのたびに嫌味を言う親戚。だが、見かねた他の親戚の一言で状況が一変

  • 2026.6.25

法事のたび隣に座る苦手な親戚

夫の親戚に、どうしても苦手な人がいる。法事や集まりのたびに、必ず私の隣に座ってくるのだ。

その日も、お焼香が終わって座敷で食事が始まると、当然のように私の横に腰を下ろした。料理に箸をつける間もなく、笑いながら顔を覗き込んでくる。

「旦那さんにちゃんと尽くしてる?」

「……まあ、ぼちぼちやってます」

答えに困って曖昧に返すと、その人は周りの親戚にも聞こえる声でさらに続けた。

「ぼちぼち?やあねえ、最近の若い奥さんは」

周りの親戚は苦笑いを浮かべるだけ。誰も止めない。私はお茶を注ぐふりをして、なんとかその場をやり過ごそうとした。

それでも箸を持つ手のすぐ横から、好奇心まじりの視線がずっと注がれているのが分かった。

重くなっていく座敷の空気

悪気はないのかもしれない。最初はそう思っていた。けれど集まりのたびに同じことを言われ続けて、もう距離を置きたいというのが本音だった。

案の定、その日も追い打ちが来た。

私が返事に詰まっていると、その人は声を一段大きくしてこう言ったのだ。

「昔の嫁はもっと気が利いた」

座敷がしんと静まった。隣にいた夫を見たが、その人の前では強く言えないらしく、ただ曖昧に笑っているだけ。

誰かが助けてくれるわけでもなく、重い空気だけがその場に残った。

(また、いつものこれが始まった)

うつむいて湯呑みを握る手に、力がこもる。早くこの時間が終わってほしい。そう思っていた、そのときだった。

見かねた親戚が放った一言

少し離れた席にいた、夫のいとこにあたる親戚が、箸を置いてまっすぐにこちらを見た。穏やかだが、はっきりとした声だった。

「その言い方は、やめた方がいいよ」

笑っていた詮索魔の表情が、すっと固まった。「いや、私はただ……」と言いかけて、続きの言葉が出てこない。

「昔の嫁がどうとか、今ここで言う話じゃないでしょう。せっかくの集まりなんだから」

畳みかけられて、その人は助けを求めるように周りを見回した。

けれど、苦笑いしていた親戚たちが今度は静かにうなずいている。「そうよねえ」と小さな声まで上がった。逃げ場をなくしたその人は、ばつが悪そうに目を伏せ、それきり黙り込んでしまった。

「ありがとうございます。正直、ずっと困っていたので」

私が頭を下げると、いとこは「言いたいことは言っていいんだよ」と笑ってくれた。

あれだけ饒舌だった詮索魔は、その日はもう私に話しかけてこなかった。次の集まりからは、私の隣に座ることもなくなった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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