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「女の子を産めない嫁はいらない」義母に追い詰められ、妊娠中に離婚…→3年後、再会した義母が泣きついてきたワケ

  • 2026.6.22

結婚当初から、義母は「女の子の孫」に強い憧れを持っていました。私たちの1人目は男の子。義母はかわいがってくれているように見えましたが、ふとした瞬間に「次は女の子だといいわね」と口にします。最初は軽い希望だと思っていたその言葉が、2人目の妊娠をきっかけに、少しずつ私を追い詰めるものへ変わっていきました。

次は女の子じゃないと

2人目の妊娠を夫に伝えると、夫はすぐ義母にも話しました。

その日の夜、義母から電話がありました。おめでとうの言葉より先に出たのは、「今度こそ女の子だといいわね」という言葉。義母は自分に娘がいなかったことを何度も話し、女の子の服を選ぶのが夢だった、名前も考えておきたい、と一方的に盛り上がっていました。

私は、子どもは性別に関係なく大切に育てたいと伝えました。けれど義母は、「そんなきれいごとを言っても、女の子のかわいさは特別なのよ」と笑うだけ。

夫に相談しても、反応は薄いものでした。母さんは悪気がない、夢を見ているだけだから聞き流せばいい。そう言われるたび、私はひとりで我慢するしかありませんでした。

そのころから、義母は健診の日を気にするようになります。性別がわかったらすぐ教えてほしい、夫にも必ず聞くように言ってある。そんな連絡が何度も届きました。

ある健診の日、性別はまだはっきりしないと言われました。帰り道、私が「まだわからないみたい」と伝えると、夫は不機嫌そうに「母さんが期待してるんだから、女の子だといいけどな」とだけ返しました。

夫はその日のうちに義母へ連絡したようです。夜になると、義母から「まだわからないなんて、はっきりしないわね」とメッセージが届きました。さらに、「もしまた男の子だったら、正直がっかりする」とまで書かれていました。

おなかの子に向けられた言葉とは思えませんでした。

守ってくれない夫

義母の言葉はだんだん強くなりました。

「女の子を産めないなら困る」

「うちには女の子の孫が必要なのに」

そんな言葉が、電話やメッセージで届くようになります。

私は夫に、もう義母から性別の話をされるのがつらいと伝えました。けれど夫は、「母さんを刺激するな」「気にしすぎ」と取り合いません。

それどころか、上の子への夫の態度にも変化が出てきました。以前より遊ぶ時間が減り、泣いても面倒そうにすることが増えたのです。さらに夫は、義母に合わせるように、上の子の前で「次こそ女の子じゃないと、母さんが納得しないだろうな」と口にしました。

その瞬間、私の中で何かが切れました。

おなかの子だけではありません。今、目の前にいる息子まで、性別を理由に軽く扱われている。これ以上この家にいたら、子どもたちの心が傷つくかもしれない。

私は母に事情を話し、しばらく実家へ戻ることにしました。夫には、妊娠中の心身の負担もあり、一度距離を置きたいと伝えました。けれど返ってきたのは、「大げさ」「親を巻き込むな」という言葉だけでした。

義母からも、実家に帰るなら好きにすればいい、ただし戻ってくるなら考えを改めなさいと連絡が来ました。

私は息子を連れて実家へ向かいました。

実家に戻ってから、私は自治体の相談窓口や弁護士に相談しました。妊娠中で、上の子の生活もあります。生活費や親権、養育費、面会交流について確認し、夫とのやり取りは記録が残る形にしました。

夫は最初、私がそのうち戻ると思っていたようです。しかし、私が本気で今後の生活を考え始めたと知ると、急に焦り始めました。

それでも夫が口にしたのは、私や子どもたちへの謝罪ではありませんでした。

「戻るなら、母さんとうまくやってくれ」「次が男の子で、母さんが文句言ってきても口答えするなよ」

その言葉で、私はもう戻れないとはっきり思いました。

夫も、私が考えを変えないと分かると、最後は離婚に応じました。数カ月の話し合いを経て、私たちは協議離婚しました。

先に捨てたのはそっち

それから3年後。

妊娠中におなかにいた子も無事に生まれ、実家の近くで家族に囲まれて元気に成長しています。

そんなある日、母のもとに義母から連絡がありました。私には直接連絡できないため、母を通じて孫に会わせてほしいと言ってきたのです。

母が「会わせる前に、まず謝ることがあるのでは」と伝えると、義母はしばらく黙りました。

けれど返ってきたのは謝罪ではありません。

「だって男しか産めない嫁はいらないわ」

母からその話を聞いた私は、母のスマートフォンを借りて、義母へ一度だけ短く返信しました。

「娘を産みましたが……」

すぐに返ってきたのは、たった一言でした。

「は?」

下の子が女の子だと知った途端、義母の態度は変わりました。自分にも会う権利がある、女の子の孫を独り占めしないでほしい。そんな連絡が、母のもとに何度も届いたそうです。

最後には、「お願いだから一度だけ会わせて」「女の子の孫を抱けないままなんて耐えられない」と、泣きつくような連絡までしてきました。

けれど、女の子だから価値があるわけではありません。息子も娘も、私にとっては同じように大切な子どもです。

母は、「性別で孫を選ぶ人には会わせられません」とだけ伝えました。

孫に会えない理由を作ったのは、私ではありません。性別で子どもを見ようとした義母と、それを止めなかった夫です。

今、私たちは穏やかに暮らしています。息子は妹の世話を焼きたがり、娘はそんな兄の後を追いかける毎日です。

子どもたちが性別で比べられず、その子らしく笑っていられること。それが、私が守りたかった暮らしです。

◇ ◇ ◇

子どもの性別に期待を抱くこと自体は、珍しいことではないのかもしれません。けれど、その期待を妊娠中の母親へ押しつけたり、生まれてくる子どもの価値を決めつけたりするのは、まったく別の話です。

家族だからこそ、言ってはいけない言葉があります。大切なのは、望んだ性別かどうかではなく、目の前の子どもをそのまま受け止めることなのだと思います。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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