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FWで“ミスを抑える打ち方”のコツとは?「フェースに当てる」はNG

  • 2026.6.21

長くてロフトが立っているため最も難しいといわれるフェアウェイウッド。苦手にしているアマチュアが多いが、得意にする秘訣は技術よりも、まずは考え方だった!

FWはドライバーよりアイアンやウエッジに近いクラブ

FWで“ミスを抑える打ち方”のコツとは?「フェースに当てる」はNG
苦手な人はフェースに当てようとするとうまく打てない!「ヘッドのお尻がカギ」

初心者はもちろん、中・上級者でも3、5Wを苦手とする人が多いです。それは技術の問題ではなくて、考え方の問題が大きいです。

フェアウェイウッドはドライバーに最も近いと思われているので、フェースの真ん中に当てようとする意識が強いですが、ティーアップしないフェアウェイウッドはアイアンやウエッジに近い感覚で、ソールをうまく使うことが大切なのです!

フェース面ではなくソール側、つまりヘッドのお尻を使うのがポイント。これが得意になる第一歩。その技を教えましょう!

フェアウェイウッドはダフって打つための形状になっている

FWで“ミスを抑える打ち方”のコツとは?「フェースに当てる」はNG
ヘッドのお尻をうまく使うコツ!FWはダフって打つのが正解!写真左:5センチくらい手前でダフってもOK!写真右:ロフトが寝るから打球が上がる!

ヘッドのお尻を使うというのは、簡単にいうとダフらせて打つとうことです。そもそもフェウェイウッドのクラブの形状自体が、お尻を使うようになってます。フェアウェイウッドソールはフラットではなく、後方部分にかけて上方向に湾曲していますよね。このソールのつくりこそが、ダフらせて打つための形状なのです。

その形状を生かすためにもフェアウェイウッドは、ダフリを怖がらずに打つことが絶対条件になります。インパクトからフォローにかけてはハンドファーストにしないで、ハンドレイトの形でヘッドを走らせてください。感覚的には払い打つようにソールを滑らせるイメージです。ソールが滑るとロフトが寝るので、打ち出し角が高くなってキャリーをかせげます。

このスイング軌道をマスターできれば、フェアウェイウッドで打球が上がらないという悩みを即解消できるでしょう。

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少しダフってもソールが湾曲しているので引っかからない!

フェースがボールに当たる前にソールを地面に当てましょう !

手元がヘッドの後ろにあるハンドレイトの形を意識すると、ソールが先に地面に当たり上手にダフらせることができる

ソールが丸く湾曲しているのはダフって打つための形状です!

フェアウェイウッドはソール部分が後方に行くほど丸く湾曲している。ソールにある溝やレールもダフってもいい構造のひとつ

重心に近いエリアを意識することで振りやすさもアップ

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アドレスの時点からヘッドの中心でボールを打つ意識をもとう!

最初にフェアウェイウッドは「フェースの真ん中に当てる意識をもたない」といいました。じつはフェースを意識するのが適度なダフリではなく、大ダフリになってしまう原因なのです。

その理由はフェース面をボールに当てようとすると、急角度のダウンブロー軌道になってしまうから。ソールではなくてリーディングエッジが地面に引っかかってしまうのです。

フェアウェイウッドはフェースではなく、ヘッドの中心に近い「重心部分」でボールを打つイメージが理想です。クラウン側のヘッドの中心(黄色いシールの部分)で打とうとすると、その裏側のソールを使う打ち方ができる。

さらに、ヘッドの重心を意識してスイングすると、長いフェアウェイウッドでもスムーズに振りやすくなるメリットもあります。

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ヘッドにシールを貼ると効果大!

ヘッドの中心にシールを貼って打つ練習は効果的。「レッスンでもこのシールをよく使います」(吉本)

ヘッドを地面と平行に動かすイメージ!

ヘッドの中心を意識するとインパクトゾーンがシャロー軌道になるので、ボール手前でダフってもソールを滑らせられる。イメージ的には右足前からヘッドをほぼ水平に動かすように振ろう

フェースで打とうとすると急角度のダウンブローに!

フェースの真ん中で打つ意識が強いと、手元が前に出てハンドファーストになってしまう。鋭角な軌道のダウンブローになるためミスショットが増える

ダウンスイングで左足への積極的な体重移動はいらない!

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ダウンスイングで右足をベタ足にしたままインパクトすると体重移動を抑えられる!

私はドライバーでもアイアンでもダウンスイングでは、右足体重のまま打つことを推奨していますが、それがもっとも大切なのがフェアウェイウッドです。アイアンやウエッジであれば、左足への体重移動が多少あってもロフトが少し立って当たるくらいなので大きなミスにはなりません。

しかし、フェアウェイウッドの場合は左足体重のインパクトになると、リーディングエッジが刺さるダフリになりやすいので、大きなミスになってしまいます。

フェアウェイウッドはトップで右足体重になったら、そこから左足に体重を移さないつもりで打ってください。右足を蹴るクセがある人は、ベタ足で打つと効果があります。

「打ちに行こう」「飛ばそう」という気持ちが強いと、体重を左側に移しがち。ボールを右サイドで「さばく」イメージで体重を右側に残してください。

上半身の軸が右側に傾いたままボールを打つことができれば、大ダフリの原因になる上半身の突っ込みを防げる

インパクトの瞬間は頭を体の中心より右にする

体のセンターに対して頭が右側にある状態をキープしていると“右側でさばく感覚”でボールを打てる

過度な体重移動は軸が傾いて打ち込んでしまう!

右足を蹴る動きは左足に体重を移しやすいが、上体も目標側に突っ込んでしまうスイングになりやすい

フェアウェイウッドの長さになるとタメが振り遅れにつながる

FWで“ミスを抑える打ち方”のコツとは?「フェースに当てる」はNG
「アイアンと違ってシャフトは寝てOK!」ハーフウェイダウンでは左手首のコッキングを解放してOK!

アイアンが得意なベテランゴルファーでもフェアウェイウッドが苦手という人がいます。そんな人に共通しているのはダウンスイングでのタメが大きいことです。アイアンの長さであれば、タメを作ってもインパクトまでにヘッドを戻すことができます。

しかし、フェアウェイウッドの長さになると、かなりのパワーヒッターじゃないと振り遅れて大ダフリやチョロになってしまう。自覚症状がない人でも、ヒールヒットが多い人はタメが大きすぎて振り遅れている可能性が高いです。

3、5Wはタメを作るよりもアーリーリリースでヘッドを先行させるほうが簡単。リリースポイントを早くして、ハーフウェイダウン以降は左腕とシャフトとヘッドを一直線にして振ってください。その軌道が作れると振り遅れませんし、低くて長いインパクトゾーンが作れるのでナイスショットの確率が上がります。

タメが強いと球が上がらない!右に曲がってしまう!

フェースがスクエアに戻りきらず、振り遅れたインパクトになるとヒール側に当たりやすい。スライス系の球筋が出る人に多いミス

手首のスナップを使って打つ人ほどタメが大きくなるが、フェアウェイウッドでは振り遅れの原因になりやすい

ハーフウェイダウン以降は左腕とシャフトを一直線にする!

ハーフウェイダウンでは完全にコックをほどくアーリーリリースで、左腕からヘッドまでを一直線にする

左腕からヘッドまでを一直線にすると、ヘッドの入射角が浅くなって理想的なシャロー軌道で打てる

前傾角をキープするカギはおヘソにあり

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おヘソが上を向くことがヘッドアップの大きな原因!

ミスの傾向もはっきりしないくらいあらゆるミスが出る人は、前傾角をキープすることだけを意識してください。前傾角のキープはすごく難しいように思えますが、じつはおヘソをボールに向けたままスイングするだけでOKです。

アドレスでおヘソをきちんとボールに向けて構えることで、骨盤から前傾した構えになります。バックスイングではおヘソが上を向くと体が伸び上がってしまうので、地面を向けたままトップを作ります。

ダウンスイングでもおヘソをボールに向けて振れば、上体が起き上がらなくなって軌道が安定します。前傾角が変わってしまうのはヘッドアップが原因といわれますが、頭や顔はお腹が伸び上がってしまう動きにつられて起き上がります。ですから、おヘソを下に向けるだけで前傾角は簡単にキープできるのです。

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おヘソにシールを貼ってハーフスイングから練習しよう!

フルショットだとおヘソの位置がわかりにくいので、最初はおヘソにシールを貼って、ハーフスイングでおヘソの向きを確認しよう

トップでもおヘソは水平より下を向ける

アマチュアはトップでおヘソが上を向く人が多い。その時点で上半身は伸び上がっているので、トップでもおヘソを地面に向けておく

ダウンスイング以降はおヘソでボールを打ちにいく

ダウンスイングでは右下を向いているおヘソを、インパクトでボールに向けるように上半身を回転させる。おヘソでボールを打つイメージだ

おヘソが上を向いた瞬間スイング軌道はバラバラに!

アドレスからインパクトまでにおヘソが上を向いてしまうと、体全体が伸び上がってしまうため、手打ちでボールを打ちにいってしまう

右肩を下げながら回転すればおヘソは下を向く

右肩は地面と水平ではなく、下げながら回転するが正解。おヘソを下に向けたスイングになる

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。

レッスン=吉本巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ。14歳で米国フロリダに渡り、ジュニア日本代表やフロリダ代表にも選ばれる。米国でプロ資格を取得し、現在は銀座ゴルフアカデミーなどで指導する若き人気コーチ。

構成=野中真一
写真=中野義昌
協力=土浦カントリークラブ

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