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「朝ちょっと吐いただけだから」体調が悪い子供を義実家に連れてきた義姉。だが、妻が見せた領収証に思わず目を逸らした

  • 2026.6.21

お盆の義実家にて

お盆に、夫の実家へ親戚が集まった。

義姉の家族も来ていて、リビングは久しぶりに賑やかだった。

ただ、義姉の小さな子だけが、どこか元気がない。畳の上でぐったりして、顔色も悪い。

「この子、なんだかしんどそうですね」

私が声をかけると、義姉は悪びれもせずに笑った。

「うちの子くらい連れてきても平気でしょ。朝ちょっと吐いただけだから」

吐いた、と聞いて、私はうちの子を思わず引き寄せた。

けれど子ども同士はもう、同じおもちゃで遊び始めている。

その日の夜、案の定だった。

うちの子が、お腹を押さえて泣き出したのだ。

義母のすすめで夫まで

翌朝には、うちの子は嘔吐と下痢を繰り返していた。

明らかに、義姉の子からうつったのだとわかった。

それでも義実家の空気は、まるで他人事だった。

お風呂の時間になると、義母が当然のように夫へ言った。

「あんた、あの子と一緒にお風呂に入ってあげてよ」

その「あの子」とは、体調を崩している義姉の子のことだ。私はとっさに止めようとした。

「あの、まだ症状が出ているので、別々のほうが」

「移しあって子は強くなるのよ」

義母は笑って取り合わない。

夫も「大丈夫だろ」と軽く流し、結局そのまま入ってしまった。

数日後、今度は夫まで同じ症状で寝込んだ。

休日で病院は時間外。子どもと夫を連れて駆け込み、診察代だけで思いがけない出費になった。

並べた現実に黙る

後日、義母と義姉が顔を揃えたとき、私は領収書をテーブルにそっと置いた。

「これ、時間外でかかった診察代です。子どもと夫、二人分で」

義母が金額を見て、言葉を探すように口を開きかけ、そのまま閉じた。

義姉も気まずそうに目を逸らす。

「体調が悪い子を集まりに連れてくるのは、やめてほしいんです」

私はできるだけ静かに、けれどはっきりと続けた。

「子どもも夫も、つらい思いをしました。次からは、調子が悪い子は無理に連れてこない。それだけ約束してください」

しばらく沈黙が落ちた。先に折れたのは義母だった。

「……そうね。あのときは、軽く考えていたわ。ごめんなさい」

義姉も小さく頭を下げた。

「うちの子の体調、ちゃんと言わずにごめんね」

その場で、ひとつ決まりができた。集まりの前に体調を確認し、具合の悪い子がいたら無理に連れてこない。

今では義母のほうから「みんな元気?」と先に確認の連絡が来る。あれだけ「強くなる」と笑っていた人が、今は誰より慎重になっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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