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妻「旅行は無理だよ」→夫「お前のせいで金が無駄になった!」子供の発熱で旅行中止に。夫の本性に愛が冷めた瞬間

  • 2026.6.19

旅行3日前の発熱

家族4人での旅行を、子どもたちは何週間も前から楽しみにしていた。

ところが出発の3日前、下の子が熱を出した。額に手を当てると、はっきりと熱い。

「38度超えてる。これ、旅行は難しいかもね」

「いやいや、まだ3日あるやろ。それまでに下がるって」

夫は画面から目を離さないまま、軽い調子でそう言った。私はキャンセルの相談のつもりだったのに、最初から取り合う気がないのが伝わってくる。

「キャンセル料、今ならまだ半分で済むよ」

「もったいないやろ。せっかく予約したのに」

子どもの熱より、まず料金。

その優先順位に、胸の奥がざらりとした。

下がらない熱と、変わらない夫

願いも空しく、熱は前日まで下がらなかった。ぐったりした子は食事もほとんど喉を通らず、布団の中で苦しそうに寝返りを打つ。

私は何度も体温計を取り替えながら、夜通し付き添った。

朝、私はもう一度はっきり伝えた。

「この子を連れて旅行は無理だよ。今回はあきらめよう」

「は?今さら?」

「だって熱が下がらないんだもん。見てよ、こんなにしんどそうなのに」

夫はちらりと子どもを見たが、心配する言葉はひとつも出てこなかった。代わりに口から飛び出したのは、まったく別のものだった。

「あーあ!お前のせいで金が無駄になった!」

「絶対他の日に旅行とかもせんからな!!」

その言葉を聞いた瞬間、私の中で何かがすっと静かになった。怒りでも悲しみでもない。この人に何を言っても無駄だ、という諦めに近い感覚だった。

言い返さなかった理由

言い返そうと思えば、いくらでも言葉は出てきた。

病気の子より金が大事なのかと。

けれど私は何も言わなかった。言えなかったのではない。この人に向けて言葉を尽くす価値はない、と悟ってしまったからだ。

その日、私は子どもの手を引いて、近所の公園へ出かけた。

幸い熱はその週末のうちに下がり、青い顔をしていた子は、滑り台の前ですっかりいつもの笑顔に戻っていた。

小さな手がぎゅっと私の指を握る。それだけで、十分だった。

家に帰ると、テーブルの上に旅行のパンフレットが置きっぱなしになっていた。私はそれをそっと手に取り、夫の分だけをゴミ箱に落とした。

「ママ、また公園いこうね」

「うん、また行こう。今度はお弁当も持ってね」

子どもと交わすこの何でもない約束のほうが、よほど大切だと思えた。この人と、もう一生旅行に出かけることはないだろう。

隣で眠る夫の寝顔を見ても、心はもう、驚くほど遠いところにあった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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