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「ママ、この人だれ?」突如、玄関のドアを開けて入ってきた親子→2人の正体に言葉が出なかった

  • 2026.6.19
「ママ、この人だれ?」突如、玄関のドアを開けて入ってきた親子→2人の正体に言葉が出なかった

開いた玄関

三年前のことだ。一人暮らしだという彼の家で、私は夕飯を作って彼の帰りを待っていた。

鍋が湯気を立て、もうすぐ彼が帰る頃。

そう思っていたとき、玄関の鍵が、かちゃりと開いた。

けれど、入ってきたのは彼ではなかった。見知らぬ女性と、小さな男の子だった。

女性は、台所に立つ私を見て、その場で固まった。

男の子が、不思議そうに私を見上げて言った。

「ママ、この人だれ?」

その一言で、全身がすうっと冷たくなった。

震える声

女性は子どもを背に隠すように立ち、震える声で私に尋ねた。

「あなた…主人の、同僚の方ですか?」

主人、という言葉が、頭の中でこだました。

同僚ではない。けれど、本当のことを言えば、この人を傷つけてしまう。

それでも、嘘はつけなかった。

「彼は…独身だと、聞いていました」

女性の顔から、表情が抜け落ちた。

手にした買い物袋が、床に滑り落ちる。

「そんな…この家は、私たちの家です。あの人は、私の夫で、この子の父親で」

言い終わる前に、女性はその場に泣き崩れた。

私も、立っているのがやっとだった。彼の優しさも、一人暮らしという言葉も、すべて作り物だったのだ。

「ごめんなさい。私、何も知らなくて」

泣いている女性に、私はそう言うことしかできなかった。

二人で待った夜

泣きやんだ女性は、子どもを別の部屋で寝かせると、私の前に座った。

そして、ぽつりと言った。

「あなたも、騙されたんですね」

その言葉に、張りつめていたものがほどけた。私たちは、加害者同士ではない。

同じ男に欺かれた、被害者同士だった。

「やられっぱなしは、嫌です」

私が言うと、女性は静かにうなずいた。

二人で、彼とのやり取りや写真を突き合わせた。日付がずれていたり、嘘の出張が並んでいたり。証拠は、いくらでも出てきた。

夜遅く、何も知らずに彼が帰ってきた。

玄関で私たち二人を見つけた瞬間、彼の足が止まった。

「な、なんでお前ここにいるんだよ!今日は子供と実家に帰るって…」

「全部、話したよ。あなたが私たちにしてきたこと」

彼の目が、左右に泳ぐ。

何か言おうと口を開いては、言葉が出ずに閉じる。額に、汗がにじんでいた。

「証拠も、二人分そろってるの。言い逃れはできないよ」

女性が突きつけたスマートフォンの画面を見て、彼はその場にへたり込んだ。

あれだけ堂々と嘘をついていた男が、今は青ざめて、私たちを見上げることもできない。

「これから、きちんと話をつけましょう」

玄関に立つ私たち二人を、彼はただ見上げるしかなかった。立場は、もう完全に入れ替わっていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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