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「あ、今日も財布忘れちゃった」と毎回ランチ会のお金を踏み倒したママ友。だが、他のママ達と全額回収した結果

  • 2026.6.18

毎回「忘れた」と言う人

子どもの幼稚園つながりのママ友グループで、月に何度かランチ会を開いていた。その中に、毎回きまって同じ台詞を口にする人がいた。

「ごめん、今日もお財布忘れちゃった。後で振り込むから立て替えておいて」

「いいよ、また今度でね」

最初は、うっかりミスだろうと気にしていなかった。けれど、それが二度三度と続いても、振り込みは一度もなかった。立て替えた額は、気づけばグループ全体でかなりの金額にふくらんでいた。

「またあの人、財布忘れたって」

「うちも結構な額、立て替えたままなんだよね」

誰かが切り出すたび、ため息がもれる。何ヶ月も我慢してきた末の、これは当然の整理だった。

事前に立てた計画

このまま黙っていても、お金は戻ってこない。私は他のママたちに声をかけ、次のランチ会に向けてひとつの計画を立てた。

これまで各自が立て替えてきた額を一枚のメモにまとめ、合計を出しておく。集計すると、累計でおよそ一万二千円にのぼっていた。

「責めるみたいで気が引けるけど、ちゃんとしておきたいよね」

「うん。何ヶ月も我慢したんだもの、おかしなことじゃないよ」

そして迎えたランチ会。彼女はその日も、悪びれずにいつもの台詞を口にした。

「あ、今日も財布忘れちゃった。お願いしてもいい?」

私たちは顔を見合わせ、小さくうなずいた。その場では何も言わず、会計だけ済ませた。仕掛けるのは、帰り際だ。

逃さなかった会計

店を出ようとしたところで、私は穏やかに切り出した。

「そういえば、今まで立て替えた分を全部合わせると、結構な金額になるよね。せっかくだから、ここで精算しちゃおうか」

そう言って、まとめておいたメモをそっと差し出す。日付と金額がびっしり並んだ紙を見て、彼女の顔がさっと青ざめた。

「えっと、それは……」

「今、現金がないから」

「大丈夫だよ。電子決済でも、振り込みでも、今この場でしてもらえれば」

横にいたママが、静かに付け加える。

「私も今ここでお願いできたら助かる」

逃げ道はもう、どこにもなかった。彼女は何か言いかけて、結局それも飲み込む。

やがて顔を真っ赤にしたまま、その場でスマホを操作し、全員に送金を済ませた。長い間うやむやだったお金が、ようやく戻ってきた瞬間だった。

「ありがとう。これで気持ちよくお茶できるね」

私がそう返すと、彼女はうつむいたまま小さく頷くだけだった。あの軽い調子は、もうどこにもない。それからというもの、彼女が私たちのランチに誘われることは、自然となくなっていった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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