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隣の車にドアをぶつけてしまった私。【持ち主の怒りを覚悟し謝罪】→ まさかの返答に胸が熱くなった

  • 2026.6.17

筆者の話です。私が住んでいる集合住宅の駐車場で、ふとした油断からお隣の車にドアをぶつけてしまいました。すぐに管理会社に連絡し、お相手の連絡先を教えてもらいます。震える手で電話を掛けるとスマートフォンの向こうから返ってきたのは、予想もしない言葉でした。

画像: ftnews.jp
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静かな油断

私は築年数を重ねた4階建ての賃貸マンションに暮らしています。

建物の前には青空駐車場があり、ナンバー10番が「我が家の駐車スペース」です。

隣の助手席側にあたる11番スペースが数か月間空いていた時期があり、子ども達の乗り降りや荷物の出し入れがとても楽でした。

しかし、その「楽」が心の油断を育てていました。

4月に入り、新しい隣人の車がその11番スペースに現れたのです。

「不便だな」と思いましたが、仕方ありません。

一瞬の出来事

ある日、スーパーで買った食材の入った袋を取り出すために助手席側のドアを開けた瞬間、突風にあおられてドアが全開になり隣の車のドア部分に接触してしまいました。

思わず頭の中が真っ白になりました。

さすがに黙っている訳にもいきません。

マンションの管理会社に連絡し、ぶつけてしまった車の持ち主に連絡を取ってもらい、連絡先を教えてもらう事にしました。

管理会社の担当者から折り返しがあり、相手の方の連絡先を教えてもらいました。

予想外の返答

頭の中で相手の方の怒りの声を予想し、修理代と保険の計算が渦を巻く中震える手で電話を掛けます。

車の持ち主の奥様らしき方が出ました。

「この度は強風にあおられてしまい、車のドアをぶつけてしまい大変申し訳ありませんでした。修理をさせていただきたいので、ぜひお見積もりをお取りください」と話しました。

怒られるのは覚悟の上で、緊張しつつ相手の返答を待ちました。

ところが、スマートフォンの向こうから返ってきたのは予想に反した穏やかな声だったのです。

「ぶつけてしまったことを正直に連絡してくださったことが嬉しかったです。大した事はないですし、お互い様ですよ。気を付けましょう」

──その一言に、張り詰めていた緊張がすっと緩みました。

せめてお詫びの菓子だけでも受け取っていただきたいとお願いしましたが、頑なに断られてしまいました。

あまりお願いを続けるとしつこいと思われそうなので、「修理が必要でしたらいつでもご遠慮なくご連絡ください」とお伝えして電話を終えました。

「慣れ」と「油断」は、いつも隣り合わせ

隣人の方からの優しい言葉は、私の胸に深く刻まれました。

「慣れ」と「油断」は静かに隣り合わせです。

助手席側のドア開閉はつい気が緩みがちになりますが、今後は十分にスペースを空けて駐車する事を誓いました。

その温かな言葉は日常の何気ない場面にこそ、常に気を抜かない様に心掛けなければならない事を、改めて気づかせてくれました。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

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