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『家計管理が続かない』のは“意志が弱いから”じゃなかった。ムダ遣いを減らせる“たった1つの方法”とは?【お金のプロが解説】

  • 2026.7.21
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関で働き、家計のご相談を数多く受けてきた中川です。

「家計簿をつけたほうがいいのは分かっている。でも、何度やっても続かない」。こうしたお声を、本当に多くいただきます。

続かないのは、意志が弱いからではありません。多くの場合、やり方が自分に重すぎるだけなのです。

今回ご紹介するのは、家計簿に何度も挫折してきたAさん(仮名)が、たった一つだけ続けられたことの体験談です。

「私には向いてない」と家計から目をそらしていたAさん

Aさんは52歳の主婦で、夫と二人暮らし。家計簿アプリも手書きのノートも、これまで何度も試しては挫折してきました。

最初の数日は几帳面につける。けれど一度書き忘れると、空白が気になって嫌になり、そのままやめてしまう。その繰り返しだったといいます。

「向いてない」。そう思い込み、家計のことを考えないようにしていた時期もありました。

友人の一言で変わった「記録より把握」

転機は、買い物上手の友人にこぼした愚痴でした。「私、家計簿が本当に続かなくて」。

友人は特別なことを言いませんでした。「記録しようとするから続かないだけ。週末に3分、通帳と残高を眺めるだけでも変わるよ」。友人からのアドバイスは、それだけだったそうです。

書かなくていい、ただ見るだけ。それなら自分にもできるかもしれない。半信半疑のまま、Aさんは、土曜日にコーヒーを片手に3分だけ残高を眺めることを始めました。通帳を開くだけなら、書く負担も、続かない罪悪感もありません。

家計簿は続かなかった。それでも家計は整った

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

数か月続けて、Aさんは驚いたといいます。

家計簿の記録は、相変わらず続きません。それでも、週末3分の“眺めるだけ”は続いていました。残高の動きが頭に入るようになると、自然と「今週はこれくらいまで」と緩いブレーキがかかるようになったのです。

買い物のときも、頭の片隅に今の残高がある。それだけで、勢いで買ってしまうことが減りました。レジの前で「今週はもう十分かな」と思える日が増えたのだといいます。Aさんの場合、月の支出は以前より平均で8,000円ほど減り、半年でおよそ5万円の差になりました。「家計簿が続かない私は、何も変わっていないのに」と笑います。

記録より把握が家計を整える第一歩

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

Aさんは、「こまかく記録するより、まず残高を見て今のお金を把握することが、家計を整える第一歩でした」と振り返ります。

家計簿が続かないと悩む人は多いですが、無理に記録しようとせず、続けられる最小限の習慣から始めることが大切です。

週末に数分、通帳や口座の残高を眺めるだけでも、お金の流れが見えてきます。家計簿が続かないとお悩みの方はぜひ試してみてください。


執筆・監修:中川 佳人
金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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