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「宮舘涼太さんの演技に驚いた!」「ミステリー初心者でも“置いていかれない”」にじさんじ・ルンルンが語る、『黒牢城』にハマる3つのポイント【ルンルンインタビュー】

  • 2026.6.12

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にじさんじ所属のVTuber・ルンルンさんが、映画『黒牢城』をいち早く鑑賞。「時代劇はあまり触れてこなかった」というルンルンさんだが、「時代劇を見慣れていない人でも、観やすい作品」と太鼓判を押す。

かわいらしいビジュアルと声で人気を集める一方、配信ではリスナーに寄り添う言葉でもたびたび話題になるルンルンさん。そんなルンルンさんが「時代劇初心者でもおもしろかった」と語る『黒牢城』の魅力とは? 他の時代劇とは一線を画す、“ハマる3つのポイント”を聞いた。

〈映画『黒牢城』とは?〉

時は戦国時代。武将の荒木村重(演:本木雅弘)は、織田信長に反旗を翻して有岡城での籠城を決行した。ある冬の日、固く警護された部屋で少年が殺害されるという密室殺人事件が発生。その後も不可解な怪事件が相次ぐ。現場の検分や家臣たちへの聞き込みを経ても事件解明にたどり着けない村重が頼ったのは、地下牢に幽閉された敵方の天才軍師・黒田官兵衛(演:菅田将暉)だった——。史実を背景に、本格的な謎解きを融合させた傑作ミステリー。

黒田官兵衛(菅田将暉)さんの“あの目”で見つめられたら洗いざらい話しちゃうだろうな…

——『黒牢城』で、語らずにはいられない存在なのが、菅田将暉さん演じる黒田官兵衛です。牢の中にいながら、城内で起きた謎を次々と解決する天才ぶりが描かれていました。

ルンルン:実際に見聞きしたわけではないのに、そんなにうまく頭の中で繋がるものなのかなって不思議でした。人に興味があるから人を見る力があるのだろうなって。それに、謎を解くときに村重さんの人柄や功績も加味されていて、きっと優しい方なのかなと。軍師っていわゆるブレーンみたいな方なんですかね。話術でそこまで人の心を動かせるのかって思いましたし、カマの掛け方とか聞き出す力に長けていてすごくかっこよかったです。もっと人となりを知りたいって思っちゃうくらい。

——演じている菅田将暉さんにはどんな印象を持ちましたか?

ルンルン:目力に驚きました。たぶん、ちょま(※)がこういう眼差しで誰かを見ることは一生ないだろうというくらい迫力がある。(※ルンルンさんは自身のことを「ちょま」と呼ぶ。以下同)

牢に閉じ込められてお風呂にも入れない状況で、体の汚れや傷もそのままだし、これまでに本当にいろんなことがあったんだろうなって。会ったこともないのに伝わってくるような表情をされているのが印象的でした。この目で見つめられて、あの話術で話されたら、ちょまも洗いざらい話しちゃうだろうな……本当に演技なのか疑っちゃうくらい、あの時代に生きた人の迫力が感じられて、素晴らしかったですね。

——官兵衛の家族についての知らせを聞いた後、ちょっと本心を見せるような表情もちゃんと描写されていましたよね。

ルンルン:その前の場面で話したことが本当なのかな…と思っていたら、あのシーンがきて、心の底から込み上げてきたものが全身から出ているのがわかって。その移り変わりがすごすぎて、こんなに演じ分けられるものなんだって驚きました。

オダギリジョーさんがかっこいい! 宮舘涼太さんの演技には「驚いた」

——村重は歴史上でも謎多き人物です。本作では、この映画ならではの村重の考え方が、官兵衛によって引き出されていくのも見事でしたね。

ルンルン:そうですね。村重はどうしてこんな茨の道を進むんだろうって考えながら見ていたところの答えを、官兵衛が見抜いていて。村重にはそういう信念があるからここまで頑張ってきたんだっていうのが伝わって、いい答え合わせをさせてもらえた気分でした。

——話術といえば、ルンルンさんもYouTubeで巧みなトークを披露されていますね。官兵衛から刺激を受けるようなことは…。

ルンルン:官兵衛のように聞き出すのと、ちょまのトークでは違うかもしれないですけど、この方をもっと知りたいと思ったときに、相手の素敵なところを引き出せるようになれたら素敵だなと思っちゃいますね。

——全編を通して忘れられないシーンを挙げるなら?

ルンルン:最後のほうで「天下を取る」ことについて聞かれた村重が返す言葉がかっこよすぎて、“言いた〜い”ってすごく思いましたね。こちらに迫ってくるような去り方にも、どこかに向かっていく力強さを感じて、感動してしまいました。みんな、しびれちゃうんじゃないかなと思いますね。

——女性に楽しんでもらえそうなポイントもありそうですか?

ルンルン:やっぱり出てくる武将がみんなかっこいい……! それだけでも楽しめるポイントがある気がします。村重さんも家臣の皆さんも、強くて勇ましくて聡明で、かっこよくて。特にオダギリジョーさんが演じられた郡十右衛門は、有益な情報をたくさん持ってきてくれるから村重さんにすごく信頼されているし、陰で暗躍する実力者みたいなところがかっこよかったです。あと、乾助三郎を演じられた宮舘涼太さんはバラエティ番組でしか存じ上げていなかったんですけれども、「こんなに演技お上手なんだ!」って驚いてしまって。正直、最初はわからなかったくらい。ちょまと同じようにびっくりする方もいると思います。

時代劇やミステリーをあまり観たことがない人も! 『黒牢城』を楽しめるポイント3つ

——時代劇やミステリーをあまり観たことがない人も本作を楽しめるような面白ポイントを「3つ」教えてもらえますか?

■その1:時代劇ながら「死なないでほしい」と願ってしまう

ルンルン:観終わった後に一番思ったのは、「死んでほしくない」と思う人がいる方に観ていただきたいなということ。『黒牢城』は、時代劇なのに「命」を大事にするシーンが多いんです。村重さんがとにかく命を大事にするシーンが多くて。それって、あの時代の武将さんとしては唯一なんじゃないかなと思うんですよね。それを貫き通すのは難しいんだけど、それでもやっぱり人として生まれたからには命を大事にしたいっていう気持ちが、すごくすごく丁寧に描かれている印象があったし、そのために頑張っていた村重さんのような人もいたんだよっていう映画のメッセージも感じられたので。

だからこそ、死にたくないとか死んでほしくない人がいる方ほど刺さる作品なんじゃないかって思います。観終わった後、周りの方との関係性や今いる環境を大事にしたくなる映画でした。

■その2:官兵衛が全部解き明かす! ミステリー初心者でも「置いていかれない」

ルンルン:2つ目は、官兵衛さんが全部解き明かしてくださるので、推理ものはちょっと難しくて避けてきたっていう方も安心して観られるところ。ミステリー初心者でも「置いていかれない」映画だと思いました。謎が4つあって、それぞれ順番に解き明かされていくのもよかったですね。ちょまは、4つの謎のうち特に1つ目が好き。村重さんと官兵衛さんの信頼関係がまだ構築されていない状態だったので、謎解きの濃度が高かったなと思います。それに、ちょまも推理もの初心者ですが、家臣への聞き取りなどを丁寧に見せてくださるので「この方怪しそう」と考えながら楽しめるんですよ。村重さんの聡明さや、家臣たちの人柄や考え方も前半部分でしっかり見せてもらえるので、導入としてもピッタリの謎解きだったなと思います。

■その3:戦国時代なのに「人付き合いの教科書」になる

ルンルン:3つ目は、言葉づかいが物凄くかっこいいし、人との距離についても学べること。たとえば、千代保さんが人の気持ちを尊重する努力をしていたりとか、荒木久左衛門さん(青木崇高)が殿を立てながら寄り添っていたりとか。これから新生活を迎えるとか、家族との打ち解け方に悩んでいるとか、少し近しい先輩さんや上司さんをどうやって気にかけたらいいだろうって悩んでいるお人間さんがいたら、参考にできちゃうんじゃないかなと思います。

取材・文=吉田あき

■映画『黒牢城』概要

原作:米澤穂信

監督・脚本:黒沢清

出演者:本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョー ほか

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/kokurojo-movie/

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