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日頃子どもの行動に理解のない夫。いざ子どもが被害者になると……【著者インタビュー】

  • 2026.6.11

【漫画】本編を読む

ある小学校で、児童が屋上から飛び降りた。児童は意識不明の重体。現場に残されていた遺書には、いじめ加害者として娘の名前が書かれていた。母・青空翼は娘・茜を問い詰めるが、茜はいじめを否定する。翼は戸惑いながらも茜を信じようとする。なぜなら飛び降りた児童・紫村俊介はかつて茜をいじめていた張本人だったから――。

いじめ加害者とされた側、そして被害者とされた側。それぞれの母親の視点から描かれる『娘はいじめなんてやってない』(しろやぎ秋吾/KADOKAWA)は、「誰を信じるのか」「親は子どもとどう向き合うのか」を読者に問いかける作品だ。

過去作『娘がいじめをしていました』(KADOKAWA)では、過去にいじめ被害者だった女性の子どもがいじめの加害者になったことで苦悩する心情を描き、話題となった。教壇に立った経験も持ち、現在は2児の父でもあるしろやぎさんに、本作に込めた思いや、いじめというテーマを描く理由についてお話を伺った。

――いじめを苦に屋上から飛び降りた小学6年生の俊介。俊介は幼少期から友達とのトラブルが多く、母・愛美は悩んでいたのですが、父・秀樹はその声に耳を傾けず、むしろ愛美を責めるような態度を見せていました。秀樹の行動はどのように描かれたのでしょうか?

しろやぎ秋吾さん(以下、しろやぎ):幼い頃の俊介の行動は、発達の特性によるものなのか、家庭環境によるものなのか、はっきりとはわかりません。「そうした現実から目を背けようとする父親が、どのような対応をするだろうか」ということを掘り下げて描きました。

――その後、俊介のいじめ問題についての学校の調査結果に納得がいかず、秀樹は警察に相談しますが、管轄外だから介入できないと言われてしまいます。この点は実際のところはどうなのでしょうか?

しろやぎ:この部分は創作で描きました。ただ、いじめはまず学校対応という印象はありますよね。

取材・文=原智香

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