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世界最高齢プログラマーとして注目されるITエバンジェリスト、若宮正子さんの仕事術

  • 2026.6.12

IKIGAI(いきがい)という言葉でも知られる長寿国・日本では、90代でも社会的に活躍する人材がいます。自身の在り方、年齢の重ね方、社会への意識など、尊敬すべき先輩方に人生のお話を伺います。今回は、長寿ITエバンジェリストの若宮正子さんの生き方に迫ります。

90歳を迎えた今もITエバンジェリストとして活躍する若宮正子さん。 YOKO YAMASHITA

<Profile>
若宮正子(わかみやまさこ)

1935年生まれ。高校卒業後、三菱銀行に勤務。58歳から独学でパソコンを習得し、2017年にゲームアプリ「hinadan」を公開。米国アップル社の会議や国連のイベントでの講演など世界的な注目を集める。

「人は何歳になっても成長できます」

米アップル年次開発者会議「WWDC2017」にて同社のティム・クックCEOと。 picture alliance/アフロ

高校卒業後に就職した銀行を定年まで勤め上げ、その後60代でプログラミングを学び、独自のアプリを開発した若宮正子さん。ITへの興味は、まだインターネットが存在しなかった30年以上前から。「電話回線を通じて友人と文字だけを送り合うことから始まりました。Windows95の登場後、ネットが普及してますますコミュニティが広がりました。今でも『一般社団法人メロウ倶楽部』という高齢者向きの交流サイトの理事を務めています」

世界で初めて「エクセルアート」を開発したのも彼女。 YOKO YAMASHITA

アプリを開発したことで、彼女は世界最高齢プログラマーとして注目を集めました。「何歳であるかよりも、どういう生き方をしたいかの方が大事だと思います。アプリを開発したり、エクセルを使ってアート作品を作ったり、私はその時々に夢中になれることをしてきただけ。人と比べるのではなく、自分のやりたいことを続けるのを一番に考えています」と本人は年齢を意識していないそう。「年齢を理由に何かを諦めるのはもったいない。学び続ければ新しい世界が開けるので、高齢者こそ生涯学習が必要です。やりたいことは、できる方法でやればいい。何歳になっても成長できると思っていますし、これからも自分が楽しいことを続けていくだけです」

初出:リシェスNo.55 2026年3月27日発売

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