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働きながら家事・育児はキャパオーバー!?「家事は専門職」“全部やるもの”から“選んで手放すもの”へ

  • 2026.6.10

共働き家庭が増えたことで、家事を外に頼る選択が広がっています。気にはなっているけれど、「まだ自分には早いかも」と踏み出せない人に向けて、家事代行マッチングプラットフォームを運営する「タスカジ」の和田幸子さんに、家事代行の“今”を聞きました。

出典:シティリビングWeb

タスカジ 代表取締役CEO 和田幸子さん

和田幸子さん

タスカジ 代表取締役CEO。大学卒業後、富士通に入社。2013年に起業し「タスカジ」を立ち上げる

出典:シティリビングWeb

家事、育児、仕事…タスクに追われがちな私たち

Q 女性の家事負担について、どう捉えていますか?

そもそもの設計が破綻しています

今の共働き家庭は、設計として無理があると思います。以前は専業主婦が家事に時間を割けたから成り立っていましたが、仕事・家事・育児を同時に担うのは、たとえ夫婦で分担しても簡単ではありません。

家事には細かな作業も多く、手が回らないのは能力ではなくタスク量の問題。「家事は女性がやるもの」という意識も残り、一人で抱え込む人が多いのです。

Q 家事代行を頼むことに、ハードルを感じる人も多いのでは?

頼み方次第では心理的にも容易です

ハードルを感じる要因は、金額より「他人を家に入れるのが不安」「どう頼めばいいかわからない」という人が多いです。

「タスカジ」では掃除や料理を3時間単位で依頼でき、“全部”ではなく、“苦手な部分だけ頼む”使い方が増えています。利用者は一般的な共働き家庭が中心。最近は、家事を自分事と捉えた男性利用者も増えています。

Q 国として家事スキルの標準化や資格化の動きも?

家事=専門職の時代です

現在、経済産業省を中心に、家事スキルの標準化や資格化に向けた動きが進んでいます。企業の福利厚生として家事代行を導入する実証事業が行われ、今後は税制面での支援も視野に入れながら、「家事を外に頼る」ことを社会全体で支える流れがあります。

これまで「家事は無償でやるもの」とされてきましたが、今は専門性のある“仕事”として見直しされ始めています。

Q「手抜きをしている」と罪悪感を持ってしまう人はどう考えたら?

自分の人生を守るための選択を

洗濯機を使うことに「手抜きだ」と感じる人はいませんよね。家事代行も、暮らしを支えるツールの延長線上にあるものです。

誰か一人の我慢や頑張りによって成り立っている暮らしは、長く続きません。「どう頑張るか」ではなく、「どう仕組みを変えるか」を考えてほしいです。家事をアウトソーシングすることは、“手抜き”ではなく、“自分の人生を守るための選択”です。

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