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"ちゃんとやる"を少し手放して「社員」「妻」「母」でもない、ただの自分に戻る時間

  • 2026.6.10

減らしたらできること

出典:シティリビングWeb

何者でもない時間のつくり方

出典:シティリビングWeb

SNS を開けば、素敵な暮らし、完璧な家事、丁寧な育児が目に留まり、知らず知らずのうちに、自分でタスクを増やしてしまう…。でも本当に必要なのは、増やすことではなく、減らすことかもしれません。何かを少し手放して、生まれた時間こそが「社員」「妻」「母」でもない、ただの自分に戻る時間です。

自分に戻る時間が持てない原因は何かが「足りない」ではなく「増やしすぎ」

空いた時間に“何をするか”より、目に入るノイズを減らす意識を

「時間にゆとりがほしい」「自分の時間がほしい」と思いながら、実際に時間が空くと「せっかくだから」と何かを詰め込んでいませんか? 本来の自分の時間とは、何かをこなす時間ではなく、役割から離れる時間。社員、妻、母でもない、ただの「自分」に戻る時間です。だからこそ必要なのは、増やしすぎたことを見直すことなのかもしれません。

シンプルライフを提案している金子由紀子さんによると、最初に見直したいのは情報だと話します。「情報を減らすため、夜だけでもスマホの通知をオフにする。SNSをすぐに見られる状態にしない。実は、物もノイズとなり脳に負担をかけるので、散らかった部屋を少し整える。それら、目に入るノイズが減るだけで、気持ちは軽くなるでしょう」

教えてくれたのは | 金子 由紀子さん

All About シンプルライフガイド。出版社にて書籍編集に携わったのちフリーランスに。二児の母。シンプルライフの構築にいそしむ日々

出典:シティリビングWeb

減らすべきものを知ろう

抱え込みタイプ

“100点思考”を減らす

「自分がやったほうが早い」そんなふうに全部を抱えてしまう人。でも、仕事も育児も、自分だけではコントロールできないことばかりです。

半分できたら上等と考えてみてください。100点を目指し続けるより、「今日はこれだけできればいい」と思えるくらいが、何事も長く続けられます。

引き受けすぎタイプ

“いい人”を減らす

頼まれると断れない。PTAも追加業務も、つい「大丈夫です」と言って引き受けてしまう人。限界まで頑張ってしまいます。

事実に基づいたリスクを伝えましょう。「中途半端になり、かえって迷惑をかけそうなのでお受けできません」など。自分も相手も守ることができます。

ちゃんとしなきゃタイプ

理想を減らす

食事はちゃんと手作りするべき、家はちゃんときれいにするべきと、“べき”が多い人。自分を苦しめてしまい負のループに陥ります。

食事は総菜、冷凍食品を大活用。掃除は最低限でもいい。理想の暮らしより、「自分が続けられる暮らし」を基準にしてみることが大切です。

気配り過剰タイプ

“先回り”を減らす

心配だから先回りして手を出してしまう。頼まれる前に気を遣って自ら動いてしまう人。でも、その行動が自分の時間を削っています。

案外、周囲はちゃんと対応できるし、相手の自立につながる場合もあります。「私がいなくても、世界は回る」そう思うだけで心が少し軽くなります。

情報過多タイプ

“今すぐやる”を減らす

SNSで見た収納術、健康習慣、時短テクニック。「すぐにやってみたい」「これも試したい」とやることを増やしていく人。逆に疲れてしまいます。

「いいな」と思ったら、とりあえず保存。翌週見返して、それでもやりたければ取り入れる。それくらいの距離感が、情報に振り回されないコツです。

5分でも“役割を脱ぐ時間”をつくろう

何もしない=時間がもったいないと思いがちです。でも、一見無駄にも思える時間は、私たちに必要なものです。コンビニでのんびりコーヒーを飲む。好きな曲をただ聴く。静かな部屋でひとりになる。大切なのは、有意義に過ごすことではありません。一日に5分でもいいので、役割を脱いで“自分”として過ごせる時間があることです。

役割を脱いだ時間を持つと気持ちがリセットされます。そして、全部を完璧にしようと心に余裕がない毎日より、何か足りないことがあっても、笑える毎日のほうが心地いいはずです。役割を脱いで、自分の時間をつくるため、まずは今日、“やらないこと”をひとつ決めてみませんか。(金子さん)

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