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【旭川市豊岡】麺屋あさひで出会った、ぷつりと切れる幸福【旭川ラーメン】

  • 2026.6.9

外観は控えめ、でもこういう店が強い

美味しい店を教えてほしいと、友人らに声をかけている。

そのうちの一人が強烈に推す店に興味がわき旭川までやってきた。

麺屋あさひ。

正直、外観はかなり実直。映えだの、ネオだの、SNS映えだのとは少し距離を置いたたたずまいだ。

「うちはラーメンで勝負してますんで」と静かに語りかけてくる系。

こういう店、だいたい当たりか、ものすごく頑固かの二択なのだが、今回はしっかり前者だった。

出典:リビング札幌Web

豚骨醤油、なのに“まるい”

注文したのは豚骨醤油。

見た目はしっかり濃そう。旭川ラーメンらしい、少し重厚感のある色合いに期待が高まる。

ところが、一口すすって少し驚いた。

角がない。

しょう油のカドが立っておらず、ふわっと丸い甘さが広がる。

豚骨の旨みはあるのに、ガツンと殴ってくる感じではなく、じんわり包んでくるタイプ。

最近ありがちな「濃ければ正義!」みたいなラーメンではない。

ちゃんと美味しいのに、肩肘張っていない。こういうスープ、気づくとレンゲが止まらなくなるから危険だ。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

主役は麺かもしれない

そして何より印象的だったのが麺。

ぷりぷりでも、もちもちでもない。

"ぷつり"である。

噛んだ瞬間、小気味よく切れる旭川らしい低加水麺。

すすった時の軽快さが心地よく、「もう一口」が異様に早い。

札幌ラーメンの豪快な縮れ麺とはまた別ジャンルの魅力で、これは完全に“旭川の武器”だと思う。

スープの丸さと、この麺の軽快さが実に相性抜群。気づけば無言で食べ進めていた。

ラーメン好きが静かにうなずくタイプの完成度だ。

出典:リビング札幌Web

チャーシュー、ちゃんと肉だった

チャーシューも良かった。

最近は“低温調理で映え優先”みたいな店も多いけれど、ここはしっかり肉。

持ち上げると重量感があり、噛めばちゃんと旨い。ラーメンの上にいるべき存在感を持っている。

これは肉課金するべきだった、あるいはチャーシュー丼を追加するのもありだろう。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

そして始まる、前腕トレーニング

ただ一つだけ言わせてほしい。

カウンター上のお水のピッチャー。

でかい。

しかも満タン。

親切なのか試練なのか分からない重量感で、地味に前腕を鍛えてくる。

ラーメンをすすり、熱くなり、水を飲もうとして筋トレが始まるとは思わなかった。

旭川、油断ならない。

出典:リビング札幌Web
箸がちょっと上質。コショーも美味しいやつ。細かな気配り。

派手さはない。でもまた食べたくなる

麺屋あさひは、派手な個性で押す店ではない。

けれど、気づけば「また食べたい」が残る。

まるい豚骨醤油、ぷつりと切れる麺、堅実なチャーシュー。どれも誠実で、無理に驚かせようとしない。その真面目さが、むしろ今の時代には貴重なのかもしれない。

ラーメン界にもいるのだ。“静かな実力者”というやつが。

出典:リビング札幌Web

イベント出店で店舗休業や売り切れ早じまいも多いので、インスタグラムなどを確認してからの訪問が吉だ。

駐車場完備。明るい声かけの接客も好ましい。

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