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「乗せてって!」毎回車前提の遊び場ばかり指定するママ友。だが、ガソリン代も払わず去った帰り道の本音とは

  • 2026.6.6
「乗せてって!」毎回車前提の遊び場ばかり指定するママ友。だが、ガソリン代も払わず去った帰り道の本音とは

最初は二つ返事で送迎していた

娘が幼稚園に上がってすぐ、隣のクラスのママと仲良くなった。子ども同士もすぐに打ち解け、休日も一緒に過ごすようになった。

そのママは車を持っていなかった。最初の数回は駅前のショッピングモールや徒歩圏内の公園で遊んだ。だが回を重ねるごとに、提案される場所は明らかに変わっていった。

「乗せてって!」

当然のように告げられた一言に違和感を覚えたのは、4回目くらいだったと思う。

隣町の大型公園、市外のキッズパーク、車で40分かかる動物園。挙がる候補は全部、車でしか行けない場所だった。

子ども同士が本当に仲が良かったから、私は何も言わずに毎回ハンドルを握った。

週末になれば「今度はどこ行く?」と当たり前のように聞かれるようになった。提案するのは決まって彼女、運転して連れて行くのは決まって私。役割が固定化していくのに、誰もそれを口にしない時間が続いた。

お礼の言葉だけは丁寧だった

気になっていたのは、ガソリン代も駐車場代も一切渡してこないことだった。高速代がかかる場所でも同じ。

半年経っても、彼女から千円札一枚出てきたことはない。

下の子が増えてチャイルドシートを足した日も、何も言われなかった。

「今日もありがとうね、本当に助かった!」

別れ際、満面の笑みでそう繰り返されるたびに、私の中で何かが少しずつ削れていった。

お礼は丁寧。態度も悪くない。だからこそ余計に言い出せなかった。

一度だけ「ガソリンって意外と高くてさ」とこぼしたことがある。彼女は「ほんと最近高いよね〜」と他人事のように笑って、それで話は終わった。

ある週末、片道50分かけて隣県のテーマパークに連れて行った帰り道。後部座席で子ども二人が寝てしまい、車内が静まり返った。彼女がポツリと呟いた。

「あー、車ある人ってほんと羨ましい。うちは絶対買わないけどね」

絶対買わないけどね、の部分が妙に耳に残った。買えないのではなく、買わない。送ってもらえる相手がいるから、必要がないということだった。

気づいたときには戻れない関係

家に着いてシートを降りた瞬間、彼女はいつも通り「ありがとう、また誘うね!」と笑顔で去っていった。ガソリンメーターは半分以下まで減っていた。

夫に話したら呆れた顔で「それ普通お金渡すでしょ」と言われた。

私もそう思う。でも今さら「次からガソリン代お願い」とは切り出せなくなっていた。

子ども同士の仲を考えると関係を切るのも違う気がして、結局私は今も週末になるとハンドルを握っている。お礼の笑顔だけが、毎回きっちり置き土産のように残っていく。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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