1. トップ
  2. エピソード
  3. 「あんたいつ動くの」育休で体調が戻らない私に親戚が放った皮肉→夫の判断だったのにと残った私の気持ち

「あんたいつ動くの」育休で体調が戻らない私に親戚が放った皮肉→夫の判断だったのにと残った私の気持ち

  • 2026.6.6
「あんたいつ動くの」育休で体調が戻らない私に親戚が放った皮肉→夫の判断だったのにと残った私の気持ち

下の子を産んでから戻らない体調

下の子を産んでからの育休中、思っていたより体調が戻らなかった。少し家事をしただけで動悸がして、夕方には頭がぼんやり重くなる。買い物にも行きづらくなり、外出はほとんどできない日が続いていた。検診で大きな問題はないと言われていたぶん、自分の中での歯がゆさは余計に募っていた。

そんな私を見かねた夫が、休みの日になると上の子を連れて家を出るようになった。公園で遊んだあと、近くに住む親戚の家にふらりと寄って、お茶をもらって帰ってくる。週に何度か、それが二人の習慣になっていた。

「家にいると気を遣わせるだろうから」

夫はそう言って、上の子の機嫌を取りながらドアを開けていた。私としては正直、ありがたかった。上の子に淋しい思いをさせずに済むし、自分も少し横になれる。私から頼んだことではないけれど、悪い話ではないと思っていた。

玄関先で受け取った一言

下の子の検診のついでに、その親戚の家に挨拶に寄った日のことだった。久しぶりに外を歩いた私はそれだけで疲れていて、それでも顔だけは出しておきたかった。玄関先でベビーカーを覗き込んでくれた親戚が、ふっと顔を上げて笑った。

「あんたいつ動くの」

「そろそろ自分でも何とかしてもらえるようにしないとね」

柔らかい口調の、世間話のような一言だった。けれど耳に残った。私が頼んで上の子を預けているわけではない。夫がよかれと思って通っているだけで、迷惑をかけているなら申し訳ないとずっと感じていた。だからこそ、その言葉が刺さった。

愛想笑いで返したものの、頭の中はぐるぐるしていた。確かに、外に出られない時間が長すぎる自覚はある。けれど、夫の動きに対する小言を、なぜ私が玄関先で受け取らないといけないのか。家までの道で、ベビーカーを押す手に力が入った。

夫に話しても消えない引っかかり

家に帰ってから、夫にその話を伝えた。夫は驚いた顔をして、自分が好きで通っていただけだと申し訳なさそうに頭を下げた。本当にその通りだと思う。だから余計に、その一言を私に向けた相手のことが、ずっと胸に残っている。

(支援を直接お願いしたつもりはないんだけどな)

頭の中で、何度もその言葉を繰り返した。母としてもっとしゃんとしないと、という気持ちは私自身もずっと抱えていたぶん、優しい口調で告げられた一言は、思ったよりも深いところで響いた。体調はゆっくり戻ってきている。けれど、玄関先のあの声色は、何度思い出しても優しく刺さってくる。親戚からこういうことを言われるんだな、と、あの日の空気はまだ抜けていない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる