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「電車まだあるよ?」と写真を送った俺→よかれと思った一枚が、彼女の心を決めていた

  • 2026.6.4
ハウコレ

彼女に会いたいと送ったあと、俺は乗換案内のアプリを開いていました。終電がまだあるか、念のため調べておこうと思ったのです。画面には、彼女の駅から俺の家までのルート。よかれと思って送ったその一枚が、彼女の答えを変えてしまうとは、思ってもいませんでした。

会いたいときは、呼べばいいと思っていました

彼女とは付き合って長くなりますが、会うときは決まって俺の部屋でした。「今すぐ会いたいから、こっち来てよ」。その日もいつもの調子で、そう送りました。彼女はいつも来てくれていたし、それが当たり前になっていたのだと思います。来てくれることが彼女の優しさだなんて、その時の俺は考えたこともありませんでした。

「無理だよ」に、俺が返したもの

返ってきたのは「もう遅いし、終電なくなるから無理だよ」というメッセージでした。終電がなくなる。それなら調べてあげればいい。俺は単純にそう考えて、乗換案内の画面を開きました。彼女の駅から俺の家まで、電車はまだ動いている。その画面をそのまま送って、「電車まだあるよ?」と添えました。これで解決だ、くらいの軽い気持ちでした。彼女が何にためらっているのか、考えようともしていなかったのです。

電車の問題じゃなかった

しばらくして届いたのが、あの一行でした。「電車はまだあるね。でも、私の気持ちはもうないみたい」。読んだ瞬間、ようやく気づきました。彼女が無理だと言ったのは、電車があるかないかの話ではなかった。疲れている自分を気づかってほしかったのか、たまには俺の方から会いに来てほしかったのか。彼女が本当に求めていた言葉を、俺は時刻表で押し返していたのです。会いたいと言いながら、彼女の気持ちには一度も近づこうとしていませんでした。

そして...

「ごめん、迎えに行けばよかった」と打ちかけて、俺は手を止めました。今さらどんな言葉を並べても、彼女を時刻表で片づけた事実は消えません。結局、その返信は送れませんでした。あれから、誰かと会う約束をするたびに思い出します。会いたいと思うなら、相手が動くのを待つのではなく、自分から向かえばよかったのだと。次に大切な人ができたら、今度こそ自分の足で会いに行く。あの一枚の画面が、俺に残した宿題です。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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