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母性本能ってすごいなぁ…と感心する夫。その発言に対し、妻は…【書評】

  • 2026.6.1

【漫画】本編を読む

今日も今日とて子育てをがんばるママたちにおすすめしたいのが『子育てしたら白目になりました』(白目みさえ)。育児あるあるを描いたコミックエッセイだ。

母親には不思議な感覚が発動することがあるという。新生児がたくさんいる中でも我が子の泣き声が分かったり、自分が寝ている最中でも「泣きそう!」 と思ったら察知して起きることができたり。自分の子のうんちのにおいさえも分かる人もいるとか。

そういった能力を「母性本能ってすごいなぁ…」と感心する夫。筆者も「『お母さん』だからこその特殊能力があるのではないか。人類の神秘(合掌)」くらいに思っていた。

しかし、みさえさんは悟ったように語る。「『母性本能』なんてものはない」と。

例えばもし、お腹が空いて泣いている赤ちゃんが目の前にいるとする。現代ではあり得ないことだが、授乳の方法や人間の子どもが何を摂取して成長するか本当に何の知識もなく、どうしたらいいか分からないとしたら、子どもに自らのおっぱいを咥えさせるという行動をする自信はない、とみさえさんは語る。

百歩譲って授乳はなんとかできたとしても、「オムツの替え方がDNAに組み込まれとるとは思われへん」「自然界やと垂れ流しやん?」とのこと。た、確かに……。

では一体、母親の超人的な働きは何なのか。

みさえさんは断言する。経験だと。

それは特殊能力などではなく、お母さんたちが白目になりながらも育児に奔走した結果、後天的に培われた努力の結晶なのだろう……。

文=雨野裾

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