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「まさか」無口で怖かった父が、、、葬儀で元同僚が明かした『父の口癖』に「涙が止まらない」

  • 2026.6.2

家の中と外では違う人、少なくありませんよね。今回は、父を亡くした筆者の友人が語ってくれた感動のエピソードを紹介します。

画像: ftnews.jp
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物静かで厳しい印象しかない父

私の父は、寡黙でとても厳しい人です。ニコニコしているところを見た記憶はほとんどなく、口数も少ないため小さなころから苦手でした。

私や弟に手をあげるようなことはありませんでしたが、それでも私たちが何かやらかしたときには小一時間説教されたり、玄関で正座をして待っていたり。友人からも「お父さん、ちょっと怖いよね」と言われるほどでした。

ただ、ろくに会話もしないのに毎回学校のイベントには必ず来ていたり、誕生日プレゼントは豪華にしてくれたりと、そのちぐはぐさから“苦手な人”という感覚がぬぐえずにいたのです。

急に亡くなるも涙が出ない……

そのような感覚を持ったまま大人になったある日。

父が急に亡くなりました。

母や弟は涙を流していましたが、私はまだ実感がわかないこともあり涙が出ません。葬儀の手続きや父の知り合いなどへの連絡で忙しく、それどころではありませんでした。

そして、いよいよ葬儀のとき。母と一緒に弔問客の対応をしていると、父の元同僚が続々とやって来たのです。そこでみんな口を揃えて言う言葉に、私は頭が真っ白になりました──。

周囲から知らされる“父の本当の姿”

「お父さんはね、本当に君たちのことを大事にしてたんだよ」

聞くと、職場ではとても面倒見がよく、後輩の相談を何時間でも聞いていたという父。

さらに、家族の話も周囲によくしていて、特に娘である私の話が多かったと言うのです。来る人来る人、声を揃えて「あなたが娘さんか」「よくお父さんから聞いていましたよ」と声をかけてくれて、私は驚くばかり。

あんなに寡黙で厳しい父が、まさか職場で家族のことを触れ回っているとは思いもしませんでした。

お父さん、ありがとう

家では一度も私の話をしているそぶりを見せなかった父。

しかし、いつも運動会や親子遠足には仕事を休んで来てくれていました。誕生日のプレゼントも、リクエスト以上のものをたくさん贈ってくれました。

もっと早く、父の気持ちを知っていたら──父との時間は違うものになっていたのかもしれないと思うと、涙が止まらなくなりました。

今は父との思い出をゆっくりと振り返りながら、感謝の気持ちでいっぱいです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。

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