1. トップ
  2. ファッション
  3. 「もっとオシャレしなよ」が口癖の先輩→リサイクルショップで見かけた姿に、何も言えなくなった

「もっとオシャレしなよ」が口癖の先輩→リサイクルショップで見かけた姿に、何も言えなくなった

  • 2026.4.25
ハウコレ

職場で何かと私の服装に口を出してくる先輩。ずっとモヤモヤしていた気持ちの正体が、思わぬ場所で明らかになりました。

先輩の口癖

入社して2年目の春のことです。3つ年上の先輩はいつも素敵な服を着こなしていて、社内でも「おしゃれな人」として知られていました。ただ、その先輩には口癖がありました。

「もっとオシャレしなよ」

お昼休みにすれ違うたびに、私の服装を上から下までちらっと見てそう言うのです。

「その服、先週も着てなかった?」「第一印象で損してるよ」

悪気はないのかもしれません。でも、言われるたびに朝選んだ服が急に恥ずかしくなりました。

笑って受け流す日々

同僚に相談すると「あの人、面倒見がいいだけだよ」と返されました。そう思おうとしました。でも先輩の視線が私の服に止まるたびに、胃の奥がきゅっと縮むのです。

給料のほとんどが家賃と奨学金の返済に消える生活で、毎週新しい服を買う余裕はありません。「気にしすぎだ」と自分に言い聞かせながらも、朝クローゼットの前に立つ時間だけがどんどん長くなっていきました。

駅前のリサイクルショップで

ある金曜の夜、駅前のリサイクルショップに立ち寄りました。少しでも安く夏服を揃えたくて入った店の奥に、見覚えのあるシルエットがありました。

先輩です。

カウンターに大きな紙袋を置いて、店員と何かやり取りをしています。袋の口から見えたのは、先週のクライアント会議で着ていたあのジャケット。そしてブラウスやスカートが次々とカウンターに並べられていきます。

先輩が振り返り、目が合いました。ふたりとも、その場から動けませんでした。声をかけようとしましたが、言葉が出てきませんでした。

そして...

翌週の月曜日、先輩は私の服について何も言いませんでした。その翌日も、その次の日も。「もっとオシャレしなよ」がもう聞こえてきません。ほっとしたはずなのに、胸のあたりがざわざわして落ち着かないのです。

毎週違う服を着ていた先輩。その服がどこから来て、どこへ行くのか。あの紙袋の中身を思い出すたび、「オシャレしなよ」という言葉がまったく違う響きで耳の奥に残ります。

(20代女性・広告代理店)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる