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カミラ王妃、ホワイトハウス公式晩さん会で英王室の歴史的ジュエリーを披露

  • 2026.4.30
Chris Jackson / Getty Images

チャールズ国王とともにアメリカを公式訪問したカミラ王妃は、今回の訪問がアメリカの建国250周年にあたる特別な年を記念するものでもあることを十分に意識した上で、ジュエリーを選択したのかもしれません。ホワイトハウスで催された公式晩さん会で、イギリス王室が所有する特別なネックレスを披露しました。

デミ・パリュールの「ケント・アメシスト」に含まれるネックレスをつけたカミラ王妃 Samir Hussein / Getty Images

ティアラは着用しなかったカミラ王妃ですが、イギリス人デザイナー、フィオナ・クレアが手がけたフューシャピンクのイブニングドレスに合わせて、見事なアメシストとダイヤモンドのネックレスを身につけました。

いくつかのアメシストを取り外して使用したそのネックレスは、ヴィクトリア女王が母のケント公エドワード・オーガスタスの妻、ヴィクトリア・オブ・サクス=コバーグ=ザールフィールドから譲り受け、後にロイヤルコレクションに遺贈したものです。

1818年に制作されたジュエリーのセット「ケント・アメシスト」に含まれるのは、ネックレスとイヤリング、複数のブローチと、髪飾り。亡きエリザベス女王も、ネックレスとイヤリング、そしてブローチの「デミ・パリュール」として身につけ、数々のイベントでその輝きを披露していました。

ポルトガルを訪問中、「ガールズ・オブ・グレートブリテン・アンド・アイルランド」ティアラとともに「ケント・アメシスト」を着用して公式晩さん会に主席したエリザベス女王、1985年撮影 Tim Graham / Getty Images
ホワイトハウス訪問時、「ケント・アメシスト」のブローチのみを着用したエリザベス女王、1991年撮影 Anwar Hussein / Getty Images

エリザベス女王と夫のフィリップ殿下は2007年、イギリスがバージニア州のジェームズ川沿いに建設したアメリカ国内初の植民地、ジェームズタウンの建設から400年となったことを記念して、ホワイトハウスを公式訪問しました。

今回のチャールズ国王夫妻の訪問は、それ以来初のイギリス君主の公式訪問となりました。また、皇太子時代に何度もアメリカを公式訪問していたチャールズ国王ですが、君主となってからの訪問は、今回が初となります。

チャールズ国王とカミラ王妃は2005年と2015年にも、夫妻そろってアメリカを訪れています。

2007年にホワイトハウスを訪問したエリザベス女王夫妻と当時のブッシュ大統領夫妻(写真左から、フィリップ殿下、ローラ夫人、エリザベス女王、ジョージ・W・ブッシュ大統領) Anwar Hussein / Getty Images
ブッシュ大統領夫妻とチャールズ皇太子(当時)夫妻、2005年撮影 Tim Graham / Getty Images

今回のアメリカ公式訪問で、チャールズ国王夫妻は4月27日(現地時間)に首都ワシントンに到着。ホワイトハウスの向かいにあり、大統領の公式迎賓館であるブレアハウスに滞在しました。

夫妻はメリーランド州にあるアンドルーズ空軍基地(空軍、海軍、海兵隊の共同基地)に到着後、ホワイトハウスに移動。アフタヌーンティーで歓待を受けた後、敷地内に設置されている養蜂箱を見学しました。その後は駐アメリカ・イギリス大使公邸で行われたガーデンパーティに出席。

翌28日の午前には、チャールズ国王は連邦議会の上下両院合同会議で演説を行いました。その会議で初めて演説を行ったイギリスの君主は1991年に訪問したエリザベス女王で、チャールズ国王は2人目となりました。

国王はその後、イギリスとアメリカのテクノロジー業界大手の経営トップたちとホワイトハウスで面会。イギリスはヨーロッパ最大のテクノロジー市場であり、その市場規模は1兆200億ドル(約162兆円)となっています。

チャールズ国王と面会したシリコンバレーのCEOたちのなかには、間もなく退任するアップルのティム・クック氏、AMDのリサ・スー氏、エヌビディアのジェンスン・フアン氏などが含まれていました。

その夜、ホワイトハウス最大の多目的ホール、イースト・ルームで行われた公式晩さん会の前には、国王夫妻と大統領夫妻は軍旗衛兵の案内でホワイトハウスのグランド・ステアケース(大階段)の前で記念撮影を行った後、レセプション用のブルールームで、晩さん会に招かれた120人のゲストたちと挨拶を交わしました。

また、29日にNYを訪れた国王夫妻は、アメリカ同時多発テロの追悼施設を訪れ、犠牲者の遺族や消防士など救助にあたった人たちと面会しました。そのほか、読書と文学の普及を目的とした慈善団体「クイーンズ・リーディング・ルーム」を設立しているカミラ王妃は、NY市内にあるニューヨーク公共図書館を訪問。イギリスの作家A・A・ミルンの『くまのプーさん』の出版100周年を記念するイベントに出席しました。

夫妻はそのほか、チャールズ国王が皇太子時代に設立した慈善団体、キングス・トラストの資金集めを目的とするガラパーティに出席。最終日の30日には、バージニア州で行われた建国250周年記念の行事に参加。5月1日には、イギリスの海外領土であり、チャールズ国王が国家元首であるバミューダを訪問する予定です。

From TOWN&COUNTRY

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