1. トップ
  2. 【生誕100年】エリザベス女王の人生を輝かせた、最も豪華なジュエリー20組

【生誕100年】エリザベス女王の人生を輝かせた、最も豪華なジュエリー20組

  • 2026.4.21
Getty Images

1200年以上もの歴史を誇るイギリス王室。そのトップに長らく君臨していたエリザベス女王が、値段がつけられないほど貴重なジュエリーを所有していたとしても、決して不思議ではありません。女王のコレクションのなかには、女王だけのために特別に作られたものもあれば、歴代の英国君主によって受け継がれてきたものもあります。

そんな、世界にふたつとない亡き女王のジュエリーボックスを、そっと覗いてみましょう。

From TOWN&COUNTRY

Hulton Deutsch / Getty Images

クイーン・メアリーズ・フリンジ・ティアラ

エリザベス女王が1947年、フィリップ殿下との結婚式で着用したのが、女王の母クイーンマザーから譲り受けたこのティアラです。女王の祖母であるメアリー王妃が1919年、ジュエラーの「ガラード」に制作を委託し、1893年にヴィクトリア女王から結婚祝いとして贈られたダイヤモンドのネックレスをティアラに作り変えました。

その後、エリザベス女王の長女アン王女が1973年に、孫のベアトリス王女が2020年に、それぞれの結婚式で着用しました。

Tim Graham / Getty Images

クイーン・アレクサンドラズ・ココシュニック・ティアラ

「ロシアン・フリンジ・ティアラ」としても知られるこのティアラは1888年、後のエドワード7世との結婚25周年のお祝いとして、当時のアレクサンドラ皇太子妃に名門貴族の女性たちのグループ、「レディーズ・オブ・ソサエティ」が贈ったものです。

アレクサンドラ妃はこのティアラのデザインについて、妹でロシア皇帝アレクサンドル3世の皇后だったマリア・フョードロヴナが所有する「ダイヤモンド・ココシュニック・ティアラ」にアイデアを得たものだとしていましたが、制作したガラードは、「アレクサンドラ妃自身にインスパイアされたもの」だと説明しています。

このティアラは、後に譲り受けたエリザベス女王にとってもお気に入りのひとつでした。

Getty Images

グランド・ダッチェス・ウラジミール・ティアラ

1978年5月22日にエリザベス女王が着用したこちらのティアラは、1921年にメアリー女王がロシアのウラジミール大公妃から買い取ったもの。

ダイヤモンドとパールがループ状に散りばめてあるのが特徴で、メアリー女王はその後、孫娘のエリザベス女王にこのティアラを譲っています。現在はエリザベス女王のお気に入りのティアラのひとつ。

Getty Images

インペリアル・ステート・クラウン

1967年1月1日、女王はダイヤモンドのネックレスとともに「インペリアル・ステート・クラウン」を身につけました。

この王冠は、1937年にジョージ6世の戴冠式のために作られたもので、シルバーの台座の上に、テーブルカットやローズカット、ブリリアントカットの2868個ものダイヤモンドが施され、ゴールドの台座の上に17個のサファイア、11個のエメラルド、そして269個のパールが飾られているのだとか。

Getty Images

バーミーズ・ルビー

女王の結婚祝いとしてビルマ(現ミャンマー)から贈られた96個のルビーを使用し、1973年に女王が王室御用達ジュエラーの「ガラード」に依頼して完成したのがこのティアラ。

1977年5月30日に行われたロイヤル・ガラで、女王はこのティアラを着用しています。

Getty Images

ジャパニーズ・パール・チョーカー

ダイヤモンドのペンダントがついた、4連になったパールのこのチョーカーは、1980年代初頭に日本政府がエリザベス女王に贈ったもの。

1983年11月16日に着用した姿が確認されており、その後はキャサリン皇太子妃がたびたび身につけています。

Getty Images

クラウン・アメシスト・スイート・オブ・ジュエルズ

ダイヤモンドをあしらったブローチ、ネックレス、イヤリングを含む見事なアメシストのセットは、「クラウン・アメシスト・スイート・オブ・ジュエルズ」または「ケント・アメシスト」として知られ、もとはヴィクトリア女王の母親が所有していたもの。

こちらは、1985年3月26日に着用した際の写真です。

Getty Images

ブラジリアン・アクアマリン・パリュール

女王の戴冠の際、ブラジルから贈られたダイヤモンドとアクアマリンのイヤリング&ネックレスのセットがこちら。4年後には、ジュエラーの「ガラード」に注文し、これに合うティアラを作らせています。台座に垂直にのせた部分は取り外し可能で、ブローチとしても使えるそう。

この写真は、1986年10月15日のものです。

Getty Images

ケンブリッジ・アンド・デリー・ダーバー・パリュール&クイーン・メアリーズ・ガールズ・オブ・グレイト・ブリテン・アンド・アイルランド・ティアラ

1989年10月14日に女王が身につけた、このエメラルドのネックレスとイヤリングのセットは、「ケンブリッジ・アンド・デリー・ダーバー・パリュール」として知られています。

そしてこのティアラは、エリザベス女王の祖母であるメアリー王妃が所有していたもので、「ガールズ・オブ・グレイト・ブリテン・アンド・アイルランド・ティアラ」、または親しみを込めて「グラニーズ・ティアラ(おばあちゃんのティアラ)」とも呼ばれています。

もともとは大きなパールがついていたそうですが、メアリー王妃の希望で取り外され、後にダイアナ妃とキャサリン皇太子妃のお気に入りとなる、「ケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラ」に生まれ変わりました。

Getty Images

ヴィクトリアン・スイート・オブ・サファイア・アンド・ダイヤモンド・セット

このダイヤモンド×サファイヤのネックレスとイヤリングのセットは、もとは1850年に作られ、エリザベス女王の父であるジョージ6世から娘への結婚祝いとして贈られたもの。これに合わせたティアラが作られたのが、1963年でした。

写真は、1992年6月11日に着用したときの1枚。

Mark Cuthbert / Getty Images

オリエンタル・サークレット

このティアラは、1851年の万博博覧会で展示されたインドのジュエリーから着想を得て、アルバート王配が妻であるヴィクトリア女王のためにデザインしたもの。

エリザベス女王の母クイーンマザーのお気に入りで、女王は2005年のマルタへの外遊時に着用しています。

各国の王室のジュエリーについて詳しいブログ『The Court Jeweller』によると、エリザベス女王はその夜の公務で、ティアラにメアリー王妃のルビーのイヤリングとネックレスを合わせた姿で現れたそう。

Getty Images

カリナン・V・ハート・ダイヤモンド・ブローチ

もともとは1911年にメアリー王妃のためにデザインされたこのブローチは、およそ19カラットのハート形のダイヤモンドを使用しているそう。写真は、1989年3月9日のもの。

Getty Images

ステート・ダイアデム

2002年11月13日の着用姿が確認されているこのダイアデム(冠)は、1820年にヴィクトリア女王の叔父であるジョージ4世のために作られたもの。

のちに王妃や女王に受け継がれ、国会の開会式で身につける伝統ができたのだとか。

Getty Images

スカラベ・ブローチ

1966年に夫フィリップ殿下から贈られたこのブローチも、女王のお気に入りのひとつ。イエローゴールド、ルビー、ダイヤモンドでできているそう。古代エジプトで再生や復活のシンボルとされ愛された、スカラベ(フンコロガシ)をかたどっています。

Pool / Getty Images

フラワー・バスケット・ブローチ

さまざまな宝石をちりばめ、花かごをかたどったこのチャーミングなブローチは、長男チャールズ皇太子が産まれた1948年に、女王の両親から贈られたもの。

2013年、チャールズ皇太子の最初の孫であるジョージ王子の洗礼式や、その年のクリスマス演説でも、再びこのブローチを着用していました。

Chris Jackson / Getty Images

ラバーズ・ノット・ブローチ

2011年に、孫のウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式でつけたのが、リボン形のダイヤモンドのブローチ「ラバーズ・ノット・ブローチ」。もとはメアリー王妃のコレクションの一部だったそう。

Getty Images

クラウン・ルビー・ネックレス&クイーン・ヴィクトリアズ・クラウン・ルビー・ブローチ

2015年6月24日のドイツ公式訪問の際に着用したのは、アルバート王配がヴィクトリア女王のためにデザインした「クラウン・ルビー・ネックレス」。女王はこのとき、「クイーン・ヴィクトリアズ・クラウン・ルビー・ブローチ」も着用していました。

どちらも2002年にクイーンマザーが亡くなるまでは、彼女のコレクションの一部だったそうです。

Getty / Getty Images

3連のパールネックレス

女王が頻繁に身につけていた、お気に入りの3連パールネックレス。その理由はおそらく、父ジョージ6世からの贈り物だからということと、エレガントかつシンプルで、合わせる服やブローチを選ばないからでしょう。

Franco Origlia / Getty Images

ロシアン・サファイア・クラスター・ブローチ

ゴールドとダイヤモンドがぐるりとその周囲を取り囲むデザインのこのブローチは、エリザベス女王の祖母であるメアリー王妃が1934年に購入したものです。メアリー王妃の妹、故郷のデンマークで1928年に亡くなったマリア・フョードロヴナが所有していたジュエリーのひとつでした。

ただ、その後の所有者となったクイーンマザーからこのブローチを譲り受けたエリザベス女王は、実際に身につけることがほとんどありませんでした。写真は2014年、このブローチをつけてローマを訪問したエリザベス女王。

Max Mumby/Indigo / Getty Images

カルティエ・ダイヤモンド・パームリーフ・ブローチ

クイーンマザーが「カルティエ」に委託し、1938年に制作されたブローチ。セッティングには、もともとクイーンマザーが所有していたダイヤモンドが使用されています。また、その形状のモチーフは、クイーンマザーが幼少期の大半を過ごしたスコットランドと関わりの深いペイズリーとなっています。

このブローチを譲り受けた娘のエリザベス女王は、亡くなる前年の2021年に出席したロイヤルアスコットを含め、数多くの機会に着用し、その輝きを披露していました。また、エリザベス女王亡き後には、カミラ王妃がすでに何度も使用しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる