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「連絡先、教えてもらってもいいですか」半年片想いの同期と交換した連絡先。だが、男が目を覚ました時に気づいた失敗とは

  • 2026.5.30
「連絡先、教えてもらってもいいですか」半年片想いの同期と交換した連絡先。だが、男が目を覚ました時に気づいた失敗とは

やっと交換できた連絡先

入社してから半年、ずっと気になっていた同期がいた。

同じ部署ではないが、昼休みに社員食堂でよく顔を合わせ、少しずつ話せるようになっていた。

ただ、グループ内で直接やり取りする機会はなく、連絡先を交換するきっかけもなかなかつかめないでいた。

ある日、部門合同の歓迎会があった。久しぶりに気軽に話せる雰囲気になり、帰り際に「連絡先、教えてもらってもいいですか」と思い切って声をかけた。

相手は少し驚いた顔をしてから、「いいですよ」と笑顔で返してくれた。

帰宅してから何度も画面を開き、名前とアイコンを確認した。既読マークが付くだけで何か進展するわけでもないのに、それだけで気持ちが浮き立った。

自分でも少し呆れながら、それでも画面を閉じられなかった。

(ちゃんとメッセージを送る機会が来たら、どう書けばいいだろう。)

そう考えているうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。

朝に気づいた誤送信

翌朝、目が覚めてスマートフォンを確認すると、送信済みのメッセージが残っていた。

「やべえ送っちまった」

内容は、文字化けに近い意味不明な文字列だった。どうやら寝落ちしながらスマートフォンを触っていたらしく、誤操作でそのまま送信してしまったらしい。

時刻は深夜一時過ぎ。既読はついていなかった。

(見てたらどうしよう。見てなかったとしても、朝に気づいたとき何を思うだろう。)

頭の中で最悪のパターンばかり思い浮かんだ。

削除しようとしたが、送信取り消しができる時間はとっくに過ぎていた。結局そのまま出勤した。

職場で顔を合わせると、相手は普通に挨拶してきた。メッセージには触れなかった。

触れないということは、見た上でスルーしたのか、それとも本当に気にしていないのか、判断がつかなかった。

その後も既読はつかず、返信も来なかった。

こちらから「昨夜変なメッセージを送ってしまいました」と説明したほうがよかったのかもしれない。

ただ、なぜ深夜一時に連絡先を開いていたのかまで伝わりそうで、言い出せなかった。翌日も翌々日も、タイミングを逃し続けた。

交わした挨拶の数は増えなかった。社員食堂でたまに目が合っても、前よりも少しだけ早く視線がそれる気がした。せっかく交換できた連絡先なのに、その後も距離は縮まらないまま月日が経った。

あのとき、素直に謝るメッセージを送っていれば少しは違ったかもしれない。そのあとの一言が出なかったことが、今もじわじわとモヤモヤが残る。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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