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きゅうりは凍らせると余分な水分が抜けてコリッと食感に! 子どもが爆食した365日分の野菜レシピが美味しすぎる【作ってみた書評】

  • 2026.5.23
おかわりコールが止まらない! 魔法の野菜レシピ365日 竹下裕理/自由国民社
おかわりコールが止まらない! 魔法の野菜レシピ365日 竹下裕理/自由国民社

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家族のご飯を作る立場の人たちにとって、料理にまつわる悩みはいろいろあると思いますが、私の悩みは「料理のレパートリーが少ないこと」です。仕方がないから料理をするたびにレシピを調べますが、これが結構大変で、誰かが毎日の献立を考えてくれたらいいのに…と頭を抱える日々。だから、365日分のレシピが載っている『おかわりコールが止まらない! 魔法の野菜レシピ365日』(竹下裕理/自由国民社)の存在を知って「こういうレシピ本が欲しかった!」と嬉しくなりました。

「野菜レシピ」というのもポイントです。餃子やハンバーグ、カレーなどのメインは家族も飽きることなく食べてくれますが、レパートリーの少なさで苦労するのは野菜の付け合わせ。工夫しようとしていつもとは違う味付けにしても、なかなかうまくいかず、家族の箸が止まってしまいます。「野菜も残さず!」と言いたいところですが、美味しくない付け合わせを強引に食べさせるのも申し訳なく…。そんな悩みを持つのは私だけではないはず。本記事では「野菜をもっと楽しむためのコツ」がちりばめられたというレシピ本から、3種類ピックアップして作ってみました。

●面倒な皮剥きなしで、栄養系おやつにも!

「子ども爆食新じゃがガレット」

午後になると「ただいまー!」と帰ってくる子のために栄養のあるおやつを食べさせたくて作ったのが「子ども爆食新じゃがガレット」。新じゃがいもの季節に作りたい一品です。パリッとした食感が特徴のガレットは、フライ返しで軽く押さえながらこんがり焼き上げるのがポイント。

じゃがいもはアク抜きせずに皮ごとスライサーにかけるから、面倒な下ごしらえやカットは必要なし。調理もワンパンでできちゃいます。新じゃがのシャキシャキ食感に、子どもの好きなチーズとハムも入って、本当に爆食してくれました!

お好みでケチャップやハチミツをかけるように書かれている通り、おやつにもご飯にもぴったり。お好み焼き風にソースをかけても美味しかったです。

●切り干し大根の食感が絶妙!

「切り干し大根のカル鉄サラダ」

毎食の栄養バランスにはいつも頭を悩ませますが、特に不安なのがカルシウムや鉄分。子どもの成長には欠かせない栄養素なのに必要量を摂取するのが難しく、サプリメントを飲んでいる人も多い様子。でも、子どもにはできるだけ食材から栄養を摂ってほしい。そう思っていたら、本書に心強い「カル+鉄」レシピが載っていました。その名も「切り干し大根のカル鉄サラダ」です。

手がこんでいるように見えますが、乾物を戻して和えただけ。普段あまり使ったことがない乾物に面倒なイメージを持っていましたが、意外と簡単なんですね。これを知らないのは損してる、と思いました。

いざ食べてみると、子どもはもちろん、大人の箸が止まらない。切り干し大根・にんじん・きゅうりのポリポリ食感がたまらず、マヨネーズのまろやかさも手伝って絶妙な味わい。麺つゆがうまく食材の味をまとめてくれているようです。マヨネーズって切り干し大根にも合うんですね。幾つもの発見があった一品で、近々リピ確定です。

●冷凍物でサッと作れる簡単アレンジ

「冷凍きゅうりの冷や汁そうめん」

おかずはもちろん、おにぎりや麺類などの主食も充実した本書。夏のレシピで目を惹くのがそうめんです。暑い時期のランチはそうめん一択なのですが、さすがにバリエーションが欲しい…。そんな時に「冷凍きゅうりの冷や汁そうめん」はいかがでしょうか。

まず、きゅうりを冷凍できるなんて知りませんでした。余分な水分が抜けてコリッとなるので、つゆと一緒にすするとちょうどいい食感。以前から「冷や汁」に憧れていましたが、白味噌やすりごま、かつおぶしなどを混ぜれば簡単にできるんですね。そうめんも冷凍できるので、かなり時短できる献立。夏の時期はこういった冷製レシピが多いため、毎日簡単に作れるひんやりメニューに心を奪われそうです。

●365日、季節の野菜ですぐに作れるレシピ

野菜ソムリエ上級プロの竹下裕理さんが教えてくれる野菜レシピは、切り方によって食感が変わる楽しさがわかるし、調理や調味料の工夫でバリエーションが広がります。旬の野菜は美味しいしお安く買えるので、節約にもなって助かりました。

それにしても、野菜のポテンシャルの高さには感服しました。野菜を制するものは家庭料理を制するのではないか、とさえ感じています。これでもうレパートリーの少なさには悩まない! 料理を苦手に感じている人も、365日のレシピで野菜料理の楽しさが伝わり、作る時の気持ちがすこし楽になるのではないでしょうか。

調理・写真・文=吉田あき

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