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汗をかいたら肌が痒い!それ「あせも」じゃなくて「汗あれ」かも?皮膚科医がケアを教えます

  • 2026.5.22

気象庁の発表(2026年4月21日)によると、今年の5月〜7月は全国的に平均気温が平年より高い見込み。汗ばむ季節を前に、皮膚科医が警鐘を鳴らしているのが「汗あれ」というトラブルです。「あせも」と混同されがちですが、実は別もの。放置すれば、チクチク・ピリピリとした不快なかゆみに悩まされることに……。よしき銀座クリニック院長の吉木伸子先生に、汗あれの正体と、初夏から始めたい正しいケア方法を伺いました。

汗は"天然の美容液"でもある

「汗は臭う、恥ずかしいなどマイナスのイメージを持たれがちですが、実は汗の成分には乳酸や尿素など天然保湿因子が含まれており、"天然の美容液"ともいわれています」と吉木先生は語ります。

ただし、それはあくまで「じわっとかく程度の汗」の話。

「ダラダラと汗をかきすぎたり、その後のケアを怠ったりすれば、肌トラブルの元になります。特に気温が高くなるこれからの季節は、汗との『正しい付き合い方』が重要です」

何気なくかいている汗が、味方にも敵にもなるというわけです。

その症状「あせも」と「汗あれ」どっち? 間違いやすい症状の見分け方

「汗のトラブルというと"あせも"を想像する方が多いのですが、あせもと汗あれは異なります」と吉木先生。

▼あせも
汗をかきやすい人や子どもに多く、汗を出す管が詰まってブツブツが出る症状。
▼汗あれ
汗の成分そのものが肌に刺激を与え、かゆみを伴う接触性皮膚炎。

「汗あれは、乾燥や間違ったスキンケアによって皮膚のバリア機能が落ちているところに汗をかくことで、自分の汗が刺激となり、かゆみ・痛み・赤みが生じます」(吉木先生)

特にトラブルが起こりやすいのは、襟元や下着があたる場所、首、髪の生え際、ひじの内側、膝の内側、お腹のベルト周り、背中、太ももの後ろなど、衣類がこすれる場所や汗がたまりやすい場所だといいます。

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あなたは大丈夫?「汗あれ」危険度セルフチェック

吉木先生監修の以下のチェック項目で、自分のリスクを確認してみましょう。

□ 他の人より汗をかきやすい
□ 敏感肌だと思う
□ 日中は外回りが多い
□ 激しいスポーツをする
□ 冬でもよく汗をかく
□ 暑いところで作業する
□ サウナ等、汗をわざと出すようなことを頻繁にしている
□ 肌がかぶれることがよくある
□ 汗をかいてもそのままにしてしまう
□ 制服等で蒸れたりこすれたりしやすい服を着る

当てはまる項目が多いほど、汗あれのリスクは高め。初夏のうちから対策を始めることが大切です。

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皮膚科医が教える「汗あれ」を防ぐ3つの対策

対策1:汗をかいたら放置せず、やわらかい布でふきとる

「汗をかいたまま放置しておくと、水分が蒸発して塩分やアンモニアといった成分が凝縮され、皮膚に刺激を与えます。汗をかいたら、こまめに拭き取りましょう」と吉木先生。

ポイントはガーゼやハンカチなど、吸水性がよくやわらかい素材を使い、軽く押さえるようにして汗を吸い込むこと。

「硬いタオルなどでゴシゴシこすると、皮膚のバリア機能が失われ、かえって汗あれが起こりやすくなります」

対策2:体や顔は泡でやさしく洗う。ゴシゴシ洗いは厳禁

春夏はお風呂やシャワーの回数が増えがちですが、洗い方には注意が必要です。

「体や顔を洗うときの刺激で、皮膚のバリア機能が低下してしまうことがあります。石けんを十分に泡立て、手でなでるように洗うのが基本です。ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うのは厳禁です」

顔は洗顔料を使い、2度洗いがおすすめ。最初は少なめの洗顔料で顔全体を洗い、2度目はテカリが気になるところだけを洗いましょう。

「清潔にすることは大事ですが、洗い過ぎには気をつけてください」(吉木先生)

対策3:夏でも必ず保湿! ベタつかないジェル・ローションタイプを

「汗あれ対策で見落としやすいのが『保湿』です。春夏は湿度が高いため保湿を怠りがちですが、入浴や洗顔後にきちんと保湿をして、バリア機能を高めることが汗あれ予防には欠かせません」

選ぶアイテムは、ベタつかずさらっとした使い心地のジェルタイプやローションタイプがおすすめ。

「これらの対策を行っても改善しない、かゆみや痛みがひどい、症状が長く続く場合は、迷わず皮膚科を受診してください」と吉木先生は強調します。

さらっと使えるジェル&クリームで、汗に負けない肌へ

ここまで紹介してきた「やさしく洗う」「こまめに拭く」「保湿する」という3つのケア。なかでも保湿は、毎日続けるからこそ"使い心地のよさ"が大切です。

汗ばむ季節の保湿剤選びのキーワードは「ベタつかず、さらっとした使い心地」。汗が気になる首まわりや背中、衣類がこすれやすい部分にも使いやすいジェルやローションタイプなら、毎日のケアもストレスなく続けられます。

そこで編集部が、初夏の汗あれケアに取り入れたいと感じたのが、長年「肌へのやさしさ」を追求してきたユースキン製薬のシリーズです。

薬用あせもジェル(販売名:ユースキン リカAソフト 薬用ジェルa)
分類:医薬部外品
ベタつかないジェルタイプで、暑い日も快適。広い範囲にもサッと塗り広げられます。

 

あせもクリーム(販売名:ユースキン リカAソフト)
分類:第3類医薬品
かゆみを感じたら、医薬品を。とにかくかゆいあせも・かぶれを治す、 ふわっとのびの良いクリーム。 肌にふわっとなじみ、広範囲にすばやく塗ることができます。

汗との付き合い方ひとつで、肌の調子は大きく変わります。気温が上がり始める今こそ、やさしく洗って、しっかり保湿。汗あれ知らずの夏を迎える準備を、今日から始めてみませんか。

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監修者プロフィール

吉木 伸子(よしき・のぶこ)先生

よしき銀座クリニック 院長。 横浜市立大学医学部卒業、慶応義塾大学病院皮膚学教室に入局。浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務、日本漢方研究財団附属渋谷診療所での研修等を経て、現在はよしき銀座クリニック 院長。レーザー、ケミカルピーリングなどの美容皮膚科学と漢方を取り入れた皮膚科療法を行っている。

<Edit:編集部>

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