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「ママが泣いてたことも知ってるよ」“見えないお友達”からの衝撃の伝言。実は娘の『孤独なサイン』だった

  • 2026.5.16

今回は、筆者の知人A子さんから聞いたエピソードをご紹介します。
4歳の娘が、ある日を境に「空想のお友達」と話すように。
最初は微笑ましく見ていたものの、娘の<ある一言>をきっかけに、背筋が凍ります。しかし、その不思議な現象の裏側に隠されていたのは……?

画像: 「ママが泣いてたことも知ってるよ」“見えないお友達”からの衝撃の伝言。実は娘の『孤独なサイン』だった

見えないお友達

4歳の娘が、ある日を境に「見えないお友達」と話すようになりました。

最初は、ごっこ遊びの延長だと思っていたんです。
「いま、わたしのお隣に座ってるの」などと言う娘の様子は、可愛くて微笑ましいものでした。

空想上のお友達の名前は、「ミナちゃん」だそう。
食事のときには空いている椅子に向かって話しかけ、「ママ、ミナちゃんの分も用意して」なんて笑う娘を見ていると、まるで本当に、そこに誰かがいるような気がしてくるから不思議です。

背筋が凍った、娘の一言

「ミナちゃんはね、このおうちのこと、なーんでも知ってるんだよ」
ある日、娘が得意気に言ってきたので、私は軽い気持ちで「たとえば?」と聞き返してみたんです。

すると娘から、驚きの答えが返ってくるではありませんか。
「えっとね、ママが夜にひとりで泣いてたことも知ってるって」

「……えっ?」
言葉を失いました。

たしかに最近、夫婦喧嘩のあと、ひとり涙を流した夜がありました。
でもあの時、娘は確実に別室で寝ていたはずなのです。
実は起きていて、こっそり見ていたのでしょうか。

「誰かに見られている?」
そんな得体の知れない不安が胸をよぎり、私は動揺を隠せませんでした。

幼い娘の、心のうち

その出来事がどうしても気になってしまった私は、知り合いの小児科医に相談してみました。

「それはきっと、イマジナリーフレンドね」

幼い子どもが想像上の友達を持つことは珍しくなく、成長過程でよく見られるといいます。
説明を聞いて少しだけ安心したものの、やはり胸の引っかかりは消えません。
「ママよりもミナちゃん」という様子の娘に、私はどこか寂しさと焦りを感じていました。

「ねぇ、これからはママと遊ぼうよ」
歩み寄るようにそう伝えたとき、娘は少し目を伏せて、ぽつりと言ったのです。

「でも……ママ、最近忙しそうで、あんまり遊んでくれないもん。ミナちゃんが一緒にいてくれたら、さみしくないの」

はっとしました。

たしかに、娘が幼稚園に入ったのをきっかけに仕事へ復帰した私は、毎日いっぱいいっぱいでした。
「ママ、きいて」「ママ、遊ぼう」
そんな娘の言葉を、「忙しいから、あとでね」と受け流してしまったことも多かったように思います。また、忙しくなったことで夫ともケンカが増え、家の中の空気もどこかピリついていました。

幼い娘は「ミナちゃん」を作り上げることで、寂しさを埋めていたのかもしれません。

「ミナちゃんがいない」

それからは、娘のために努力しました。
早起きして仕事を片付け、一緒に遊ぶ時間を増やせるように。
目を見て話を聞き、娘の心に耳を傾けられるように。

すると、ある日娘が不思議そうに言ったのです。
「──あれ? ミナちゃんがいない」

最初は、「今日もいない」と心配そうに「ミナちゃん」を探す娘でしたが、しばらくした頃には、だんだんと話題に出すこともなくなっていきました。

見えないもの、見えなかったもの

私は「ミナちゃん」という不思議な存在に恐怖を感じていました。
しかし、本当に見えていなかったのは、娘の気持ちだったのですね。

大きくなった娘は「ミナちゃん」がいたことなんてすっかり忘れてしまったそうですが、私はあのときの衝撃をずっと忘れられないと思います。

【体験者:40代女性・パート主婦、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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