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普通のマフラーと何が違う?|SP忠男が本気で作ったオフ専用マフラーが新登場

  • 2026.5.14

「もっとオフロードを楽しく走りたい」――そんなライダーへ向けて開発されたのが、SP忠男の新ブランド「DESERT BOX」だ。転倒時の安全性を考慮したエンドキャップ形状や、耳にやさしい排気音設計、さらに中速域のトルク特性を強化した出力セッティングなど、林道からエンデューロ、モトクロスコースまで幅広いオフロードシーンを想定した工夫を投入。今回はCRF250L/RALLY向けサイレンサーを中心に、その開発思想と狙いを詳しく聞いた。

PHOTO/D.Miyazaki 宮﨑大吾、T.Hasegawa 長谷川徹

オフロードで“気持ちよく走る”ための新マフラー

CRF250L/CRF250 RALLYユーザーから高い支持を集めるSP忠男の「POWERBOX(パワーボックス)」シリーズ。今回注目するのは、新たに登場したオフロード向けサイレンサー「DESERT BOX」だ。

DESERT BOXが目指したのは、これまで以上に“オフロード走行に特化した性能”を実現すること。その中でも特にこだわったのが、エンドキャップ形状だという。

DESERTBOX(2023~CRF250L (8BK-MD47))
【DESERTBOX(2023~CRF250L (8BK-MD47))】価格:¥94,600(税込)音量:94dB 素材:超軽量ステンレスポリッシュ仕上げ別売POWERBOXパイプで引き出した「気持ちいい走り」の性能を最新の技術を全て盛り込み、さらに増幅させる目的で開発た新作マフラー!

ハードなオフロード走行では、転倒やライダーとの接触は避けられない。そこでDESERT BOXでは、ライダーが接触してもケガをしにくい形状を採用。さらに、従来構造では甲高くなりがちだった排気音も見直し、音質をより丸く、耳にやさしい方向へチューニングしている。

この新構造は、音質改善だけでなく性能面にも大きく貢献している。

従来は、オフロード向けに扱いやすい出力特性を作り込もうとすると、排気効率が悪化し、性能を抑えざるを得ない場面もあった。しかしDESERT BOXでは内部構造を最適化することで、その課題をクリア。SP忠男が長年培ってきた出力特性のノウハウを投入し、扱いやすさとパワーフィールを両立している。

特に狙ったのは、中速域のトルク特性だ。

DESERTBOX(2023~CRF250L (8BK-MD47))
過去のインプレッションではPOWERBOXサイレンサー(写真右)の印象もトルクフルで扱いやすく大好評だったが、今回本誌宮崎が市街地で試乗したDESERTBOXマフラーは、さらにスムージーで扱いやすく、音質も心地よいものだった。シグナルからのゼロ発信~加速までの立ち上がりに全く波がなく、4速40km/hからの伸びもよくてトルクフル。次号ではオフロードで試乗予定だ

これまでやや薄かった中速域をしっかり補強し、そこから一気に加速していくフィーリングを追求。林道やエンデューロ、クローズドコースなど、さまざまなオフロードシーンで扱いやすさと気持ち良さを感じられるセッティングとなっている。

商品はサイレンサー単体でも使用可能だが、エキゾーストパイプとの組み合わせも前提として開発されている。

SP忠男では以前から、競技向けクローズドコースでも積極的に走れるエキパイを展開しており、DESERT BOXとの組み合わせも想定。なお、今回装着されていたエキパイは、従来から販売されているスタンダードモデル「POWERBOX」のものだ。

DESERTBOX(2023~CRF250L (8BK-MD47))
【POWERBOXパイプ『KUROTO (クロート)』もまもなく登場!】本取材ではPOWERBOXスタンダードパイプと共に、今年発売予定のレーシーな味付け(エキパイ管長が短く太い)の新作パイプも試乗させていただいた。こちらはレスポンスが良く、一気に吹け上がってくれる、まさに90年代トレール世代の本誌宮崎も「気持ちイイ!」と思わず笑ってしまった一品。もちろんトルク&パワーの波も整えられていてとても乗りやすかった。「昭和な親父ライダーを喜ばせるために開発された、少しエキサイティングな玄人好みのエキゾーストパイプです。」と大泉氏。価格は¥35,2 00(税込)とのこと!

さらに、今年発売予定の新型エキパイは、中速から高回転域にフォーカスした特性となる予定。低いギアを使いながら積極的に攻める、モトクロスコースやエンデューロ的なライディングスタイルとの相性も高そうだ。

最近では、走るシチュエーションに合わせて複数のエキパイを使い分けるライダーも増えているという。どちらの仕様でも低速域の扱いやすさは維持しつつ、中速から上の領域でしっかりパワー感を上乗せする方向でセッティングされている。

例えば、日高2デイズエンデューロのような高速林道主体のレースでは、高速巡航だけでなく急斜面やマディ区間への対応力も求められる。そうしたシチュエーションでは、DESERT BOXのレスポンス性能や中速トルク特性が大きな武器になりそうだ。

DESERTBOX(2023~CRF250L (8BK-MD47))
こちらはCRFユーザーに超好評(本誌主催オフライパCRFミーティングでの装着率が極めて高い!)のPOWERBOXエキパイ。上がCRF250L用、下がCRF250RALLY用で、RARRLY用は車重を感じさせないために低い回転域からトルクラインを立ち気味にして加速性能を向上させている。さらに低速に振った「SANPO」仕様も好評だ

SP忠男の大泉氏は、CRF250Lについてこう語る。

「CRF250Lは、林道ツーリングから高速道路走行までこなせるデュアルパーパスとして完成度が非常に高いですね。長距離巡航もできて、オフロードも楽しめる。そのバランスの良さが魅力だと思います」

実際、CRF250Lは現在のオフロードバイク市場でも高い人気を誇るモデルのひとつ。トレールモデル人気の高まりとともに、サスペンションやマフラーなどカスタムパーツの需要も広がっている。

DESERT BOXは、そんなCRF250Lの“オフロードを走る楽しさ”を、さらに引き上げてくれる存在になりそうだ。

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